カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 6月16日(2018年)

 先週末、2年ぶりに封印を解かれた我がバイク。

 まずボロボロだったチェーンへのメンテナンスを施し、外見上はマシになったものの、内部のエンジンがかかりはしなかった。セルが回らなかったのだ。

 そこでまず試みたのはバッテリーへの充電だったが、36時間も充電機に繋ぎ続けた後ですら、セルはほとんど回らず、バッテリーの寿命が尽きていると断ぜざるを得なかった。

 ということで、今週はバッテリー交換だ。これで直ると信じたい。

 現行で積まれているバッテリーは、GSユアサ純正のGT12B-4。Amazonで14000円くらい。なかなか高価だ。しかし互換バッテリーなら半額くらいのものが売られている。で、今回は互換バッテリーの台湾ユアサ製、YT12B-BSにすることにした。

 理由は、1)あまり乗らないものに投資してもなぁ、2)純正の信頼性といっても互換バッテリーに具体的な低品質報告がない、3)縦積みなので液漏れの心配も少ない、4)液注入タイプなのにAmazonは注入してから発送してくれるから面倒がない、ってなところ。まぁ、ほとんどの理由は1の値段かな。

 で、さっくりと交換した。

 サイドカウルを外して、ガソリンタンクを持ち上げる。ガソリンタンクは完全に外さなくても作業はできるけど、持ち上げた状態を維持するのに何かの補助がいる。ウェブだとつっかえ棒を挟む事例が多いけど、私はヒモでシーシーバーと結ぶ方法を使った。このほうが邪魔なものがなくていい感じ。

 で、お約束通り、マイナスプラスと外して、バッテリーを入れ替え、プラスマイナスとつなげた。

 ガソリンタンクを戻して、試しにセルを回してみる。

 キュルル、ドォン! ドドドドドドドドドドドドドド。

 1発で元気にエンジンが回り始めた!

 アイドリングに不安はなく、規則正しい鼓動を奏でている。ガソリンが腐ってるとか、そういう面の心配もあったけど、どうやら大丈夫そうだ。見えない部分が実はやばいのかもしれないけど、表面上は問題なさそう。

 これでとりあえず、車検をお願いする工場まで自走させることはできそうだ。よかったよかった。

日記: 6月9日(2018年)

 7月にバイクの車検が切れる。

 そこでほぼ前回の車検ぶり・・・かと思っていたけど、間に一回オイル交換記録があるな・・・でもまぁこの2年ほとんど乗っていないバイクを、見てみることにした。

 バイクの保管状況は、「屋根のないところでバイクカバー」という標準的な状況。大切に保管していたわけではないが、完全に雨ざらしというわけでもない、中くらいの環境だ。

 そんなバイクのカバーを外してみると、おお、まだまだきれいだ。細かい汚れはついていたものの、濡れ雑巾で拭ってやるだけで、購入11年のバイクとは思えない輝きを取り戻した。相変わらずかっこいい。

 んが、しかし。よくよく見るとひどかった。

 1番問題がありそうなのは、チェーンだ。見るも無残な赤茶色に錆びていた。面白いことに、ぐるっと一周するチェーンの下半分だけ、時計で言えば3時から9時までが錆びていて、上半分は錆びていなかった。なぜだろう。水滴がチェーンを伝って落ちる側だけ、水分に振れる時間が長いから・・・かなぁ。

 とにかくチェーンがこの状況なのはまずい。たしか倉庫に20年前くらいに買ったチェーンクリーナーやらチェーンルブがあったはずだ・・・。がさごそと倉庫を漁ると、あったあった。年代物のチェーンメンテグッズを手に入れたぞ。

 チェーンクリーナーを噴射し、真鍮ブラシでチェーン側面をゴシゴシ。こういうときFZ6はセンタースタンドがあるから作業が楽だ。手でタイヤを回しながら、ひたすらチェーンを掃除した。ある程度錆が落ちたところで、ざっと汚れとクリーナーを水で流して、最後にチェーンルブをどっさり塗布してチェーンメンテは終了だ。

 完ぺきとは言えないけど、車検に出す程度ならなんとかなる程度にはなったかな。なんとなくチェーン交換したほうが早いんじゃないか説もあるけど、ここは省コストでいこう。

 でもまだ試練は残っていた。

 当然長く乗っていないからバッテリーは切れている。それは予想通りだったから、朝からこの作業中もずっと、バッテリーには充電器を仕込んでいたんだけど、半日以上充電したのにセルが回らない。カカカカカカ、と変な音だけがする。

 さらに半日充電し続けたところ、少しだけ改善して、グゥォカランカランカラン、と一瞬だけセルが回って、そこで力尽きる、というような症状になった。これはもうバッテリーの寿命だな。

 そんなわけでバッテリーを購入することにした。で、この週末の作業は時間切れでここまで。来週末以降にバッテリーを交換することにしよう。それで動けばヨシ。動かなかったら・・・どうしたもんかなぁ。

 車検が切れる前に動くようにしないと、自走で車検に出しに行けない。でも週末にしか作業できないうえに、雨だと作業ができないから、案外もう日程に余裕がないんだよな。

 うまくいきますように。

日記: 3月19日(2017年)

 ほとんど乗っていないバイクのオイル交換を実施した。

 今までバイクのオイル交換は、車検と一緒にYSP(YAMAHAの正規販売店)にお願いする、というサイクルで交換していたんだけども、前回の車検から簡単な1日車検にしてしまったために、オイル交換をしていなかった。つまり、前々回の車検からおよそ3年以上は、オイルが交換されていない、ということになる。

 ほとんど乗ってはいないバイクとはいえ、さすがに3年以上も無交換と言うのは気分がよろしくない。いざ、乗りたい、と思ったときに乗れる状態は保っておきたい。そしてなによりも、めったに乗っていない、ということへの贖罪の意味もあり、オイルくらいは交換して、愛車をいたわってやることにしたのだった。

 上述したように、今まではディーラー任せだったので、こいつのオイルを交換するのははじめてになる。オーナーズマニュアル(英語)を読みつつ、作業開始だ。

 写真左上。現在の愛車の様子。うーん、まだ十分きれいだな。10年経ったとは思えない。中身もきれいにしてやらねばなるまい。

 写真右上。用意したのはこんな交換セット。

 オイルはコスパを考慮してHONDAのウルトラG2にした。YAMAHAのオイルはちと高い。Amazonさんで964円/1L×3本=2892円だった。もっと安いカストロールの(2160円/4L)にしようかとも思ったんだけども、必要量2.8Lなのに4L買ってもな、ってことでこちらにした。次のオイル交換がいつになるかわからないし。

 それに、フィルターとドレンワッシャー。まぁ、テキトーにチョイス。両方デイトナだったかな。対して選択肢もこだわりもなし。

 あとはオイル処分のためのポイパック。事前に地方自治体のゴミ係に連絡して、この地域でこれを燃えるゴミとして引き取ってもらえるかを確認しての採用とした。

 写真左下。ドレンボルトを抜いて、いざオイル抜き出し・・・いぃぃうおわぁぁぁ。見事に目測を誤って、オイルの落下地点がポイパックに収まらずに、こぼれてしまった。敗因は、写真を撮ろうとカメラを構えることに夢中だったこと。まぁ、いいや。

 写真右下。思い出したかのように、フィルターも外して、しばしオイルが抜けきるのを待つ。最初、センタースタンドを立てて作業をしていたんだけども、どうもサイドスタンドを立てて作業するものだったらしいな、これは。そのほうが、周囲にオイルが付着しないし、オイルもよく出てくる。

 で、オイルを出し切ったあとは、フィルター、ドレンボルトを規定トルクで締めて、オイルを流しいれて終了だ。

 作業後、その辺を試運転。

 おー、ギアがスコスコ入りよるわー。なんだこの乗り物は。軽快すぎる。気持ちええ。

 半年振りの忘れかけていたバイクの爽快感を、リフレッシュされた愛車で味わい、大満足。

 うーん、バイクって、本当にいいものですね(・・・からの、また冬眠かも・・・)。

日記: 6月18日(2016年)

 ホリデーバイク車検で車検を通してきた。

 今までのディーラー車検ではなく、ホリデー車検を選択した理由の1番のところは、「早い」からだ。

 ホームページの謳うところを信ずるならば、車両を持ち込み、その場で1時間待つと、それで車検の更新手続きが完了してしまうらしい。いままでは車検というと、週末に車両をあずけて、代車なりで帰宅し、翌週末以降に受け取りに行く、というようなイメージだった。それに比べると、ホリデー車検の謳っている車検時間はいかにも短い。これはずいぶんと魅力的に感じられた。

 また、「バイクにそれほど乗っていない」が、「コンディションは良好に保っている(はず)」という私のバイクのステータスも、ホリデー車検に向いているように思えた。高走行でバイクの消耗度合いが激しいようであれば、多少コストや時間がかかっても、ディーラーで整備も兼ねて診てもらったほうが安心感がある。でも、今回の私のバイクのように、大して距離を乗っておらず、コンディションも悪くないことが、ほとんど確定的であれば、ディーラーのサービスは過剰になりかねない。逆にディーラーに対して低走行車を差し出すのは気恥ずかしくさえある。

 もちろん低価格であることも大きなメリットだ。記憶していないけど、今までのディーラー車検では7、8万円ほどもかかっていたような気がする。これが見積もりどおりであれば4万円弱になるというのは大きい。

 価格だけでいうと、ユーザー車検がベストなのだろうけど、生憎そこまでのスキルはないし、ユーザー車検は平日にしか行えないというデメリットが大きい。ホリデー車検ならその名のとおり、休日に行えるという点もメリットだ。

 ってことで、いざホリデー車検に行ってみた次第だ。

 ホリデー車検のフランチャイズ店は数多くあるものの、バイク車検まで対応している店舗はあまり多くない。今回は都内近郊の限られた選択肢の中から、ホリデー車検昭島にお願いすることにした。

 店舗にバイクで乗りつけ、受付を行う。事前に案内書を送られていたこともあり、必要な書類の準備も万端だ。てきぱきと受付作業を進めた。

 あとは待機の時間だ。

 車検作業の間、空調の効いた快適な待合室で、ただひたすら待つ。待合室には、飲み放題のドリンク(缶ジュース、缶コーヒー、缶のお茶、等々)があり、漫画類も設置してあった。私はスマホに格納してあった電子書籍を読んで過ごしたが、とにかく暇つぶしを用意してさえあれば、待機時間は1時間程度なので、この快適空間であれば大きな苦にはならない。

 途中1度だけ、車両の状態を整備士の人と確認する時間が設けられていた。ブレーキの減りや、オイル類の減り具合など、バイクの現状を教えてくれる。その際、黄色信号の箇所があれば、後日それを参考に自分でメンテをするなりすればよさそうだし、赤信号の箇所があれば、おそらく替えのパーツがあるものについては、有償で替えてくれるのだろう、と思う。私の場合は、特に問題になるような箇所はなかったので、逆になんの参考にもならなかったが。

 で、入店してから1時間半ほどで、あっさりと車検の更新作業は完了した。

 早い。早すぎる。いままで足掛け2週間かけていたのはなんだったのか、というほどに早かった。

 なお、この時点では新しい車検証は実は発行されていない。写真のような「保安基準適合標章」というものが発行される。正式な車検証の発行には時間がかかるので、それまではこれで代用する、というシステムなのだ。正式な車検証は、後日郵送されて来るそうだ。

 この「車検発行までのタイムラグを、保安基準適合標章と後日の郵送でカバーする」というのが、このビジネスモデルの早さの秘訣なのだろう。実に上手く機能していると感心した。

 ってことで、ホリデーバイク車検。次も是非利用したいと思えるほどの早さだった。値段も見積もりどおりの4万円弱。大満足だ。

 ただ、じゃぁ例えばミニの車検でもホリデー車検を利用するか、というと・・・そうでもないかな。やっぱりミニのような特殊な車の場合は、専門のディーラーによる24ヶ月点検をあわせて受けたいところだから、こういう汎用的なサービスは利用しにくい。あくまでも、車両のコンディションに自分で責任を持てる場合に限り、使い勝手のいいサービスだと考える。

 1.自分で点検・完璧な整備ができる場合、2.さほど消耗していないことが明らかな場合、のいずれかの場合に、強くオススメしたいサービスだ。

 Fly!はホリデー車検を応援しています。

日記: 6月17日(2016年)

 2016年バイク車検更新シリーズ1:車検証の住所変更編。

 バイクの車検証の住所を変更しないまま、ここ8年ほど放置していた。

 今まではそれでも、同一区内の住所変更だったので、納税役所が変わるわけでもないし、自動車税の通知書も正しく届いていたから、別にそれでもよかった。でも2年前の引越しで、ついに納税役所も変わってしまい、それに加えて管轄運輸局も変わったから、そろそろ車検証の住所変更を行い、あわせてナンバーも変更しなければなるまいなぁ、と思っていた。

 ということで、今回の車検更新を機に、車検証の住所変更を行い、新しいナンバーを取得することにした次第だ。

 いつもだったらこの辺の雑務は、車検のついでとしてディーラーにぶん投げているところなんだけど、今回は車検自体をディーラーではなく、安価なサービスを提供するところで簡単に済ませるつもりだったので、車検証の住所変更については、自力で運輸支局までいって行うことにした。

 運輸支局の受付時間は、平日の8:45~11:45、13:00~16:00。お定まりのお役所タイム。役所の受付時間が一般的な労働者にまったく適合していないということについては、いい加減なんとかしろといいたくもあるが仕方がない。なけなしの有給をはたいて、金曜の午後に運輸支局までいってきた。

 ちなみに運輸支局に行く当日までの準備は以下のとおり。

 (1)ナンバープレートを用意。自動車の場合は、ナンバープレートに封印が施されているので、ナンバーの変更を行う場合、その車両ごと運輸支局に行く必要があるが、バイクのような軽車両の場合は、ナンバープレートを自分で外してもって行けばいいらしい。

 (2)車検証。もちろん持参。一応念のためセットの自賠責証書と納税通知書も持っていったけど、必要だったのかはよくわからない。

 (3)住民票。住所変更の経緯を示すために用意。

 (4)戸籍の附票。住所変更が複数にわたる場合、その経緯を示すために用意。わざわざ本籍地の区役所までいって取ってきた。

 これらを用意して、いざ現地で手続き開始だ。

 結論としては、まぁそれなりにスムーズに終わった。あえて難を言えば、ハード(表示や書類)・ソフト(役所の人間)両面で、いまひとつ誘導が弱くて、いちいちこちらから質問をしないと、次のステップに正しく進めなかったのが面倒ではあったかな。この辺は、やっぱり役所は民間サービスと比べると数段劣る感じだ。

 ともあれ、1時間半ほどで無事住所を変更することができた。ナンバープレートの管轄地名も変更になり、気分一新といったところだ。

 かかった費用は以下のとおり。

  • 住民票: 200円
  • 戸籍の附票: 300円
  • 申請書類: 20円
  • ナンバープレート代: 540円

 合計1060円。やりたかったことは、「書類の住所記載欄を書き換えたい」というだけだったので、高いといえなくもないし、でも新しいナンバープレート付きでこの値段なら、悪くないという気もする。