カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 9月13日(2014年)

 今年の6月に開通した圏央道の高尾山IC―相模原愛川ICを走行するために、圏央道経由の箱根ショートツーリングに出かけてきた。一応仮にもツーリングっぽいことをするのは一体いつぶりやら・・・。

 早起きをすることもなく、10時過ぎの出発。渋滞情報によれば、中央道は渋滞の様相を呈しており、中央道と圏央道の接続点である八王子Jct付近は特に大渋滞。そこで、その渋滞をスルーするために、下道を通って高尾山ICまで向かって、そこから圏央道にアクセスすることにした。

 その計画は図にあたって、渋滞のストレスは最小限に、圏央道にアクセスすることができた。

 圏央道にのってからは、ひたすら海老名方面へひた走った。圏央道を走っている間は、かなり道は空いていて、土曜の午前11時頃の中央道と東名高速とを結ぶ路線とは思えない状況だった。しばらく快適な走行が続いた。

 やがて、東名高速との接続点となる海老名Jctに到達すると、そこで大渋滞に遭遇した。

 渋滞する理由はひと目で分かった。車線が足りないのだ。

 建設予算をケチったのか、ここまで2車線だった道路が、このジャンクションで1車線に減少するようになっていた。しかしそれはどう考えても悪手だ。中央道と東名高速を結ぶ大事なジャンクションが、1車線で捌けるような交通量しかないわけがない。素人目に見ても、完全にここがボトルネックになっている。

 おそらく、渋滞情報でみた八王子Jctの渋滞も、同じような理由で発生しているのだろう。

 八王子Jct―海老名Jctは、東京の大動脈2本をつなぐことを期待されている重要な路線なのに、その接点で渋滞してしまっているせいで、いまひとつその本領を発揮できていないのだとすれば、それは実に残念なことだ。出入り口が詰まっているおかげで、中に入ってしまうと空いていて快適、というのは皮肉な話だ。

 私はオートバイだったから、すいすいっとすり抜けて、海老名Jctの渋滞は回避できてしまったけど、四輪の方々はさぞ大変だったことだろうと思う。総じて、なんだか微妙な完成度の路線だなぁ、というのが率直な印象になった。

 その後、東名高速を御殿場まで向かい、そこから箱根の山中を走って箱根の大涌谷を見物。箱根湯本まで下りてから国道1号を東進し、小田原西ICから小田原厚木道路にのって、あとは行きと同じコースで帰宅したのでした。

 いろいろ食ったり、走行の苦労、観光地の模様とかもあったけど、略! 写真参照!

 今回のルート:高尾山IC―(圏央道)―海老名Jct―(東名高速)―御殿場IC―(下道)―大涌谷―(下道)―小田原西IC―(小田厚木道路)―厚木IC―(東名高速)―海老名Jct―(圏央道)―高尾山IC

足柄SAの足柄カレーパン(235円)

大涌谷

大涌谷

大涌谷

大涌谷名物の黒たまご(5個500円)

大涌谷のフライドポテト(300円くらい)

大涌谷のたまごソフト(300円くらい)

真新しい厚木PA

厚木PAのB級グルメ店

厚木PAの塩ラーメン(680円)

日記: 6月16日(2014年)

 引越しの記録編。バイクのこと。

 引越し先のマンションには、併設のバイク駐車場があって、しかも格安なんだけども、残念ながら今現在空きがなかった。そんなわけなので引越し後は、割と長いスパンで、しばらくはバイクを手元に置いておくことができなくなりそうだ。

 ってなわけで、バイクは実家に引き上げることにした。

 先週末にバイクで実家に行って、そのままバイクを置いて、電車&徒歩で帰宅してきた。手元からバイクが離れたことで、ただでさえあんまり乗れていないバイクが、さらに疎遠なものになりそうだけども、まぁしかたがないですな。

 また、そんなバイクなんだけども、このタイミングで車検が切れる時期にもなってしまった。正直、「この機会に売ってしまうか」という思いが頭をよぎらないでもなかったんだけども、結局は今回は車検を通しておいて、まだ保有しておくことにした。乗る乗らない以上に、「バイクを持っているのだ」という満足感を重視したかたちだ。

 さらに今契約しているバイクの駐車場の解約も行った。バイクを実家に移動した翌日に、不動産屋に解約を申し込んだんだけども、「契約書に1ヶ月前に通告と書いてあるので、今既にバイクを置いてなくても、あと1ヶ月は賃料はいただきまっせ」という展開になってしまった。うーん、もうバイクを置いていないバイク駐車場に、あと1ヶ月も金を払わなければいけないのか・・・。まぁ、世の中そういうものなんだろうけども、無駄な出費だなぁ。トホホー。

日記: 5月25日(2014年)

 私は普段、バイクにはバイクカバーをかけて、賃貸のバイク駐車スペースに置いている。

 このバイクカバーというのがなかなかに厄介な代物で、バイクを駐車している間はいいんだけども、いざバイクに乗るというときに、はずしたカバーをどこに置いておくか、というようなことは、多くのバイク乗りを悩ませているに違いない。案外かさばる上に、四輪車のような大きなトランクもないから、車両に積んでおく
というわけにもいかない。

 私の場合バイクカバーは、チェーンロック、ディスクロックとともに、同じ駐車場内の屋根のあるスペースの隅っこに、許可を得てそのまま置かせてもらっている(私のバイクの駐車スペース上には屋根がない)。人目につかない屋根のある地面に、そのままドサっと置いてある状態だ。

 さて昨日、バイクに乗って出かけ、帰ってきたところ、事件は起こった。

 ・・・と、ここまでいうと勘のいい人なら、「ははーん、わかった。盗まれただろう?」と思うかもしれない。でも違う。もっと情けなく、かつ、ある意味厄介な事件が起こったのだ。

 地面に置いてあるバイクカバーを拾い上げようとバイクカバーをつかむと、違和感を覚えた。手に湿り気を感じるのだ。置いてあった場所は屋内だし、雨が降ったわけでもないのに、なぜ濡れているのか・・・。

 そういぶかしんでいると、視界に黒い影が映った。・・・猫だ。

 ・・・。

 ・・・え?

 いやいやいやいや。ない。それはない。ないよ。ないよな?

 嫌な予感に襲われた私は、恐る恐る手を鼻に近づけ、においをかいでみた。

 臭っ!

 ・・・。

 おわかりいただけただろうか。そう。私のバイクカバーの上で、猫がおしっこをしやがったのだ。なんてことだ。

 猫の尿に侵されたバイクカバーを前に、しばし呆然とたたずむ私。こんな臭いカバーをバイクにかけたくはない。でも、カバーをかけないと、風雨にさらされてしまう。カバーをかけたくない気持ちと、カバーをかけたい気持ちの板ばさみ。どうしたもんか。

 結局、駐車場内の水道を拝借して、尿を水で軽く洗い流してから、水滴が垂れているカバーをバイクにかけたんだけども、なんだかまだ汚いような気がするよ。次の雨の日に、雨水が完全に洗い流してくれると期待するしかないな。くそー。もう頭の中は、猫憎し一色だ。

 さて、とりあえずはこれでいいとして、今後はどうしようかなぁ。またバイクカバーにおしっこをかけられるかもしれないと思うと、おちおちカバーも外せない。なにか妙案があればいいんだけど・・・。

日記: 10月28日(2013年)

 スリーセブンな2007年7月7日の納車以来、かれこれ6年間交換してこなかったタイヤを、ついに初めて交換した。

 交換前のタイヤは、多分ブリジストンのBT-020だったのかな。6年間で走行16000km。これだけ走っても、まだタイヤの削れ具合には若干の余裕があった。でも、さすがに6年も経っていると、タイヤゴムそのものの経年劣化のほうが怖かったので、ここらで交換してしまうことにした。

 特にタイヤへのこだわりも知識もない私。走れればいいんだよ、とばかりに、「耐久性重視でおねげーします」と選択をバイク屋にぶん投げたところ、「それじゃぁ今度はミシュランのにしましょうか。おすすめですよ」的なことを言われたので、ミシュランのタイヤに換装することに決定した。

 で、いざ換装後のバイクを受け取ってみると、タイヤはなんとパイロットロード2。パイロットロード3じゃないのかよ! と思ったものの、それに気が付いたのは帰宅後だし、前述のようにタイヤに特にこだわりもないので、「安いならいいか」と納得しておくことにした。ウェブ上でもPL2の評判はいいっぽいしね。

 さて、新しいタイヤで走ってみての感想なんだけど・・・はい、私には今までとの違いは、わかりませんでした。

 新しいだけに、なんとなく走りが滑らかだなぁ、とは思うものの、皮むき中で激しい走りをするのは怖いし、もともと激しい走りなんてしないしなので、この程度の感想になるのも、仕方がないことなのだった。

 ただ、そんな私でも唯一実感できたのは、重心移動がスムーズになった、ということだ。スイスイと簡単にバイクを左右に動かせる。

 私のバイクは高速走行が8割なので、タイヤは中心ばかりが削れてしまう。だから、今までのタイヤは断面図が台形のようになってたのだろう。そんなタイヤでは、当然車体を左右に傾けにくかったに違いない。それが新品のタイヤでは、断面図が円形になっているので、少し体重を乗せただけで、ヒラヒラと車体が傾く。ああ、楽チン楽チン。

 ってなわけで、足まわりが新鮮になった我が愛車。これから秋のいい季節だし、皮むきツーリングにでもいきたいなぁ・・・とは思うものの、エオルゼアの平和も守らなければならないわけで、はてさてふふー。

日記: 5月25日(2013年)

 善光寺&松本城ツーリング2日目。

 東京はこの日は曇り空だったようなんだけど、松本市内は昨日に引き続き朝から快晴。気分は最高だ。

 昨日夕食を採ったパブで聞いたところによれば、この週末は松本市内の公園で「クラフトフェア」なる催しがあるらしく、市内は年間でも有数の人出になるらしい。ちょっと面白そうだとは思ったけど、ツーリングをして夕方までに都内に帰還する必要があったので、立ち寄りはしないことにした。

 惜しかったかな?

 【シーン2-1:珈琲まるも】


珈琲まるも

 ホテルから徒歩30秒くらいのところにある喫茶店「珈琲まるも」でモーニング。

 単純にホテルから最も近く、かつ最も朝早くから営業しているということで、この店で朝食を採ろうと思ったんだけど、実はかなりの有名店だったらしい。8時開店のところを、7時59分30秒くらいに店についたら、もう店の前には行列ができていた。幸い、私はギリギリで席を確保できたものの、私よりも遅れてやってきた人々は、軒並み入店待ちで外に並ぶ憂き目に会っていた。間に合ってよかった・・・。

 店内は松本民芸家具でまとめられたシックな内装がいい雰囲気。モーニングは500円で、サラダ、コーヒー、バタートーストという内容。混雑はしていたし、多少配膳は遅かったものの、一旦席を確保できてしまえば、のんびりと朝のひとときを過ごすことができた。

 【シーン2-2:松本城リベンジ】


午前の松本城

 昨日、内部見学をし損ねた松本城に再訪。昨日とは光の当たる角度が異なっていて、また違った趣ではあるものの、美しい威容は相変わらずだ。

 しかし松本城はいい城だなぁ。城などに詳しいわけではないけど、この城は今まで見たいくつかの城と比べても、かなり立派だ。この上を狙うには、姫路城あたりに行くしかないような気がするよ。しらんけど。

 朝一番で来たので、混雑に遭遇することもなく、快適に内部も一通り見学できたんだけども、帰る頃には続々と人が増殖してきていた。ホテルの人の話では、込む時には入場制限がかかって、行列待ちにもなるそうだから、朝早く来て正解だったかな。

 【シーン2-3:美ヶ原へ】


白樺と木漏れ日の中で

 ホテルをチェックアウトし、美ヶ原スカイライン―美鈴湖―県道62号―県道464号を経て、美ヶ原へ。

 狭いわクネクネだわで、バイクだから良いようなものの、四輪車でここは通りたくないな、というような道をひたすら進んでいった。途中、あんまり幻想的な風景だったので、思わずバイクを止めてパシャリ。

 でも、こうしてみると美しいだけなんだけども、実は小さな羽虫が大量に飛び交っていて、撮影のためにバイクを止めたら、それらが大挙して群がってきたので、すぐ逃げる羽目になったりもした。写真には写らない現実がそこにはあったよ。

 【シーン2-4:美ヶ原】


美ヶ原の駐車場

 美ヶ原に到着。

 ここまであまり他のバイクに遭遇しなかったんだけど、ここにきたら突然バイクを大量に目にするようになった。

 しかし、私の記憶に在る美ヶ原と少し違うんだけど、いつの間にこんな風になったんだろう。私の記憶では、もっと砂利道があったりして、その中にぽつんとバラックのようなみやげ物屋が立っていたりもして、トイレは有料だったりして、要するに「荒野」というようなイメージだったんだけども。

 それが今では、道の駅までできていて、施設は快適、当然トイレは無料となっていた。いいことだ。

 【シーン2-5:ビーナスライン】


白樺湖を見下ろす

 美ヶ原からは、今回のツーリングのツーリング的な部分におけるハイライト、ビーナスライン走行だ。

 八島ヶ原湿原、霧が峰、車山、白樺湖などのおなじみのランドマークを抜け、どんどん下っていく。時間帯がよかったのか交通量も少なく、快適に走行することができた。

 少し残念だったのは、標高の高いところの草花は、「青々としている」というほどのところまではいかず、どちらかというと枯れ草を中心に構成された「茶色い」丘陵、という状態だったということだ。もう季節は初夏だけども、高原ではまだ冬の名残が残っているようだ。これはこれで悪くはないけど、やっぱり緑の絨毯と、青い空という爽やかな組み合わせが見たかったなぁ。

 【シーン2-6:そば庄】


天ざる

 この日の昼食も前日に引き続き蕎麦。

 もう何度も立ち寄ったことのある、個人的なビーナスラインのふもとのお気に入り店、「そば庄」で天ざるをいただいた。

 うむ、うまい。

 しかし、この店はいつも繁盛していて、時には外で並んだ記憶すらあるんだけど、この日はがらーんとしていた。一体どうしたんだろう。待たずに入れたし、広々とテーブルを占有できたから、よかったといえばよかったけど、ちょっと心配だ。

 【シーン2-7:談合坂SA】


フライドポテト

 ビーナスラインを走破したあとは、一路東京に向けて帰路についた。

 昨年末痛ましい事故のあった笹子トンネル上り線を、事故後はじめて通りもした。もう事故の形跡は見つけることができず、普通に運用されていたけども、でもどうしても通る時には少し意識してしまったよ。

 で、最後に立ち寄った談合坂SAでフライドポテトなんかを食って締めとした。うまうま。

 【総括】

 ということで、1泊2日のツーリングは幕を閉じた。

 ランドマーク類については、それぞれの項目で述べたので、それ以外のこまごまとした感想を補っておきたい。

 まず見てのとおり、天気が最高によかったのは僥倖だった。東京は曇り空だったそうだから、いいタイミングで行ったものだと思う。こっちはそんなことを知りもせず、「今週末はどこもいい天気」だと思って走っていたら、帰路、笹子トンネルを抜けた途端に空が曇っていて、気温もいきなり下がったから驚いたものだ。

 蓼科高原近辺は再開発が進んでいるのかな。白樺湖~諏訪ICまでの郊外の区間は、昭和の時代にはそこそこ有望な観光地になっていたものの、その後そのおんぼろさゆえに人気が衰えてすっかり閑古鳥、というような状態だと思っていたんだけど、今回のツーリングでは、この区間に新しい飲食店や観光施設が増えてきているように感じられた。そば庄に客がいなかったのは競合が増えたせいかも、と思ったし、白樺湖のファミリーランドも一時期は廃墟のようで死に体だと思っていたのに、また綺麗にリニューアルされていたりもした。

 八ヶ岳PAの下り線では、美味しいお土産を買えた。1つはソーセージで、1つはチーズタルトなんだけど、どちらも絶品といって差し支えない品質だった。通販でもできればリピしたいレベル。

 暴走バイク軍団には今回は遭遇しなかった。というか、午前に松本方面から茅野方面にビーナスラインを走るのは多くのツーリングライダーにとっては「逆走」になるらしく、対向車線にくらべて、同一車線上にバイク自体が少なかったようだ。

 服装は、Tシャツ1枚にメッシュジャケットという、真夏スタイルで挑んだ。好天のおかげでこれで十分だった。気温は最高/最低が28℃/10℃くらいだったのかな。夜は冷えたようだけど、その頃はバイクを降りて着替えていたので問題なしだった。