カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 9月10日(2015年)

 SONYのアクションカム、HDR-AS200Vを買った。

 先々代のXacti DMX-C6、先代のXacti DMX-CG100に続く、我が家の3代目ハンディビデオカメラだ。

 先代、先々代は、おもに旅行時の思い出を残すのに、大いに役立ってくれた。というかXacti DMX-CG100はまだ現役で頑張ってくれている。遠くはスコットランド旅行から、近くはコッツウォルズ旅行、果ては家族や友人との会合シーンのような小イベントまで、いつもこいつらは相棒として共にあった。

 ただ、最初にXacti DMX-C6を購入した時のことを思い返すと、当初、その思惑は別のところにあった。

 その当時は個人的な活動の中で、バイクツーリングが全盛期だった時期で、その車載動画を撮ろうというのが、第一の目的で購入したのだ。

 でも、いろいろな問題(基本的には「面倒くさい」が理由で頓挫するような些細な問題)があって、結局購入したXactiで車載動画を撮影することはほとんどなく、一般レジャー用の撮影機器になってしまった。それはそれで棚からぼた餅的なプラスの作用を、上述したように生んだんだけども、一方でかつての「車載動画を撮ってみたい」という欲求は、私の心の奥底に、ひそやかに留まり続けることになった。

 そして、それがついに表出したのが、今回のアクションカム購入なわけだ。

 世間を見渡せば、かのGoProをきっかけに、小型でウェラブルなビデオカメラ市場が、花開いて久しい。商品のラインナップもだいぶこなれてきていて、今がまさに買い時だと判断した。

 機種は前述のようにSONYのものを選択した。正直あまり調べてはいない。十分な画質があること、ループ撮影ができること、手振れ補正が悪くないこと、正面から見たときの投影面積が小さいこと、あたりを満たしていて、製品としてそこそこ新しく、でも多少は値下がりしていたから、これでいいかな、と思った次第だ。

 マイカー納車の暁には、自動車に車載して、半分ドラレコのごとく常時運用に近いかたちで使ってみよう、と思っているんだけど、その運用が本当に定着するかは実際に車載してみて、私のスタイルや、カメラの機能に合うかどうかで、最終的に判断するつもりだ。

 とりあえずは手持ちでの撮影と、バイクに車載しての撮影をしてみた。

 手持ちに関して言えば、当たり前だけどあまり向いていないかな。カメラ単体ではモニターしながらの撮影ができないので、少なくともXactiのような運用は望めない。一応Wi-fiでスマホと繋いで、モニタリングする機能があるにはある。でも、これにはかなりの通信ラグがある(1、2秒前の世界が映る)ので、ファインダー代わりに使うのは実用的ではない。手持ちで撮るなら、素直にXactiを使うのが正しいだろう。

 バイク車載に関しては、小さくて軽いというのは正義だった。カメラの重量が軽い=アタマが軽いぶん、設置の安定感が違うし、「撮影してまーす」という主張も小さくて、バイクであっても比較的恥ずかしくなかった。今回の試し撮りは、バイク用のクランプではなくて、普通のクリップステーで固定したから、映像がかなりぶれてしまったけど、ステーをちゃんと考えれば、もっと良い映像が撮れそうなポテンシャルを感じられた。

 手持ちのXacti。動体に固定のHDR-AS200V。と使い分けて楽しんでいくのがよさそうだ。

 以下はバイクでの試し撮り時の動画。すごく綺麗、って感じでもないけど、ぶれ以外については、どちらかというと編集やアップロード時の劣化が主原因かもしれない。

 というか、バイクのスクリーンを綺麗に拭いてから撮るべきだった・・・。

日記: 4月29日(2015年)

 バイクはノーマルで十分かっこいいのだ。

 という考えから今までカスタム、特に外観上のカスタムはしていなかったんだけども、GTA5で車のカスタムをしまくっていたら、なんとなくリアル愛車もドレスアップしたくなってしまって、衝動的に実施してしまった。ゲームにリアルが影響されるあたり、実に私っぽい。

 8年目のバイクに今更投資という異常行為。こうしてさらに手放しにくくなっていく。でも気にしない。

 今回つけたのは、Puig(プーチ)のレーシングスクリーン。値段もお手ごろだし、なかなかかっこいい。そしてバイクを高速道路巡航がメインの使い方で運用している私にとっては、実益もありそう。ということで、チョイスした。FZ6 S2用のクリア。

 休日の午前。清々しい空気の中、ガラガラとシャッターを引き上げ、コンテナガレージをひらく。陽光がガレージ内に差し込み、バイクを照らす。ガソリンと埃の入り混じった、独特の臭いが鼻腔を刺激する。ガレージに踏み込み、バイクを引き出す。なんとなく、この儀式感がいい。

 で、作業開始。プラスネジ6個を外し、つけるだけの簡単カスタム。作業時間10分であっさりと装着は完了した。

 見た目の変化は写真の通り。若干スクリーンの高さが増した事による防風効果の向上が期待される。けど、そういう実益は本質的には後付けの価値観で、実際には見た目を自分でいじった事による所有感の向上が、本当のメリットになるんだろうな、こういうカスタムは。

 で、この日はせっかくいじったバイクにも乗らず、そそくさとバイクをまたガレージに収め、別の用事に出かけた。この新たな装いのバイクに乗って走るのは、2週間後以降になる予定だ。楽しみ楽しみ。

日記: 3月22日(2015年)

 バイク駐車場ゲットだぜ!

 ってことで、契約したコンテナガレージタイプのバイク駐車場の使用を開始した。

 自動車駐車場の一画に設けられたコンテナガレージのエリアは、バイクを取り回すのに十分なスペースが確保されていて、使いやすそうだった。

 コンテナ本体の概観は写真の通り。奥行きが若干短いから、大型のバイク(ハーレーとかは無理っぽい)は対応していないそうなんだけども、そのぶん比較的間口が広め。スロープが緩やかだったのも好印象。ここが急すぎると非力勢にとっては出し入れが大変、というケースもままあると聞いていたので、その心配が払拭されたのは良かった。

 そして特筆すべきは、奥部上面に設置された棚だ。棚があることは知っていたものの、その十分すぎるほどの収容能力は、予想をいい意味で裏切ってくれた。グローブやメットはおろか、トップケースまで余裕を持って置けるサイズ。ハンガーでももってくれば、メッシュジャケットをぶら下げておいたりもできることだろう。暑い夏場に、家から駐車場までメッシュジャケットを着てこなくてすみそうだというのは、非常に助かる。

 ってことで、月額1万円分の快適さは、なんとか確保できそうで良かったと胸をなでおろしつつ、新しい地区でのバイク生活が始まるのでしたとさ。

日記: 3月15日(2015年)

 以前の日記で、「オートバイ人生の危機」とぶち上げた、駐車場喪失の件なんだけども、最終的には月極のバイク駐車場を、別途契約する方向に落ち着けた。

 今のマンションに引っ越す時点では全く知らなかったんだけども、マンションから道路を挟んで反対側の区画の裏という至近距離に、月極のバイク駐車場があったのだ。ウェブで検索したら、自分の家の住所とほとんど同じ住所の駐車場がヒットして驚いた。徒歩1分弱。偶然とは思えないほどの理想的な立地だ。

 しかも、ウェブでは「空きなし」とされていたから、「じゃぁ、空きが出たらオートバイ人生を復活させるか」と思って、期待感半分くらいで「空き待ち予約」をしたら、即日返事がきて「来週に1つ空きができます」ときた。これはもう運命としか思えない。

 駐車場の形式はいわゆるコンテナタイプ。鋼鉄の箱にバイクを格納する形式。お値段は月々約1万円と少々お高いものの、セキュリティは高めだし、風雨に強いし、試してみても悪くないかなと思って決断した。使ってみての感想などは、また機会があれば紹介しようと思う。

 正直大して乗っていないバイクだけども、これでまだしばらくは「一応バイク所有者&バイク乗り」という肩書きを保持できそうだ。ふふふ。

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 ってことでこの週末は、5ヶ月ぶりに実家に置きっぱなしだったバイクを、久しぶりに動かしてみることにした。

 冬季の半年弱の放置ということで、ほぼ間違いなくバッテリーは上がってるだろうな、となんらかの面倒事を覚悟していたんだけども、我が愛車君はなんとかバッテリーを維持してくれていた。えらい! さすがに放置プレイには慣れているな!

 この日はそもそも動くと思っていなかったから、不動確認だけをする予定でバイクカバーを上げたんだけども、予想に反して動いてしまった。しかし、このまま次に動かす時までバッテリーが上がらないという保証はない。

 これは充電走行をするしかないな・・・。

 そう判断すると、特に行き先も考えずに、着の身着のままで、とにかく発進させることにした。とりあえず甲州街道をひたすら西進。バイク装備でもなんでもない格好で、気がつけば相模湖までたどり着いてしまった。

 この動かすまでが億劫だけど、動き出すと停まるのが億劫感がバイクなんだよなぁ。久しぶりの運転で、なんとなく大垂水峠を越える走行がぎこちなかったものの、勘はある程度取り戻せたような気がするよ。

 しかしさすがにダウンジャケットの下が部屋着のジャージという格好で、これ以上進むわけにも行かない。そのまま相模湖を通過して、相模湖ICから中央道でそそくさと帰還した。バイクで感じる高速道路の風圧も、まだ肌寒かったけどなんだか懐かしかった。

 さて、これで十分に充電も出来たし、駐車場契約締結後の移動にむけて、乗り手、バイク、ともに備えることができた。万全の体制、アンド、安全運転で新しいオートバイ人生を歩み始めよう。

日記: 2月25日(2015年)

 オートバイ人生の危機、きたる。

 いやー、まいった。計算がずれた。まさかこういうことだったとは・・・。

 昨年7月に現在の住居に転居してから約半年が経過した。転居したマンションは、契約時点で「バイク駐車場3台有(現在空き無し)」という表記のされかたをされている物件だった。

 この記載を見た私は、「今現在は、3台のスペースに対して、3人の契約者がいるため、この3人のうちの誰かが契約を解除するまでは、自分はここには停められないんだろうな。しかし、長い目でみれば、いつかは自分のバイクをここに停められそうだな」と判断した。無理のない、普通の想像だったと思う。

 即時的に空きがないのは残念だったけど、いつの日か敷地内にバイクをおけるであろう、ということは、物件の選択において大きなプラス材料になった。

 しかし、それから半年。3台分のスペースがあり、空きがない、という現況であるはずのバイク置き場には、いつ見ても1台のバイクしか停まっていない、という状況が続いていた。転居直後は、「残り2台は、早朝に出て深夜に帰ってくるから、なかなか目にできないのだろう」などとのんきに思っていたものの、いくらなんでも長期にわたって目にしなすぎだと感じるようになってきた。

 これは怪しい。

 ってことで、マンションの管理会社に、バイク置き場の現況について問い合わせたところ、衝撃の事実が発覚した。

 「今現在ご契約されている方を最後に、新規契約は受け付けないことになってるんですよ」

 えぇっ!? ということは、契約時の正確な状況は、「バイク駐車場1台(永遠に空き無し。ただし昔は3台だった)」ってこと?

 「はい、そのとおりです・・・」

 うーん、これはかなり危機的状況だ。おぼろげに思い描いていた、「マンションの敷地内にバイクを置いてのバイクライフ」という未来は、限りなく実現不可能に近い状態になったといわざるを得ないようだ。

 ちなみにバイク置き場の削減は、どういった理由かはわからないけど、管理組合の決定、つまり近隣住民の総意で決まったことらしい。契約時の記載には限りなく虚偽に近いものがあった、という憤りは感じるものの、ここでそれを盾にして無理を通し、近隣住民のヘイトを稼ぐのが賢いとも思えない。

 これはやられたな・・・。かなり心が萎えてしまったよ。10数年続いた「一応バイクを持っていて、たまに乗っている人」というステータスを外す、いい潮時なのかもしれないな、とすら思い始めてしまった。実家に置いておいてもなかなか乗れないし、バイクの処置を含め、じっくりと今後の方策を考えていかなければならないようだ。

 やれやれ。