カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 10月8日 (2006年)

 朝一でバイクにまたがりバイク用品店へ。冬用ジャケットの視察が主目的、修理後のバイクの乗り味の確認が副目的だ。

 2ヶ月ぶりのバイクで公道(厳密に言えば、バイクをバイク屋から引き取るときに、3分くらい乗ったけど、それは計算外)。果たしてどうなることかと・・・は、まぁ全然思ってなかったけど、案の定、台風一過もどきの見事な秋晴れの中、大変気持ちよく走ることができた。やや風が強くて、時折ハーフカウルが風をはらみ、車体が横に流されるような感覚があったけど、きわめてバイク日和の天気だった。

 さてバイクはというと、エンジンも一発でかかり、調子も好調。異音のようなものもなく、車体のゆがみのようなものも感じられない。拍子抜けするくらい、いつもどおりのヤツであった。問題なし。

 副目的を、順調にクリアしつつバイク用品店に到着。ジャケットの物色に移った。

 ・・・んだけど、うーん。これといったものがなかったなぁ。

 気に入ったデザインのものに限って、プロテクターがなかったり、やたら高価だったりする。いくつか、妥協できるデザイン・価格のものを見繕い、羽織ってみるも、ゴワゴワしていて不恰好かつ不自由。インナーにするには厚手すぎるパーカーを着て試着したのも失敗だったんだけど、あまりのゴワゴワ感に少し引いてしまった。

 とりあえず、もう少し時間を置いて、店の陳列が充実する頃に、もう一度見に行くかな? 減る一方だったら困るけど。

 ってことで、あまり収穫のないまま、私はバイク用品店をあとにしたにでした。

 主目的: 失敗
 副目的: 成功

 ってとこかな?

 予断ながら、その後、あまりに天気がよくて気持ちよかったので、そのまま甲州街道にでてひたすら西進し、テキトーに西国を目指してみた。突発ツーだ!

 ・・・と思ったんだけど、連休の中日でこの快晴だ。道路が混まないわけがない。甲州街道は高尾の1車線に変わるあたりから、シャレにならないほどの大渋滞を起こしていて、とてもツーリングを楽しむような雰囲気ではなくなっていた。それを見てすっかり萎えてしまった私は、結局そのままUターンして帰路に着いたのでした。

 さすがにツーリングにでるには、正午前では遅すぎたね。

日記: 8月7日 (2006年)

 またまた事故関係の話題。今日は、通院と事故車と保険の処理を行った。

 まず早朝、救急車で運ばれた病院に再び出向いた。

 8:30から受付開始、9:00診察開始とのことだったので、8:30ジャストに病院に到着したのだけど、その時点ですでに整理券を握り締めた患者さんたちが、受付カウンター前に群れを成していた。完璧に出遅れた体勢だ。

 予想以上の混雑振りで、もらえた順番票は整形外科の8番目。こりゃ先が長そうだ、と待つこと2時間、10:30にやっとこさ診察をしてもらうことができた。これだけ待ったのに、診察時間はわずか5分程度。徐々に痛みが引いていること、顕著な頭痛が無いことなどを言っただけで、簡単に問診だけで終わってしまった。レントゲンもCTもなし。そして、これで診察費2,180円かー。こっちが2時間分の報酬をもらいたいくらいだ。くそう。

 続いて帰りの足で、バイク屋へ。

 事故当日に電話をして、車両の引き受けだけしてもらっておいたので、バイクの様子を確認がてら、顔見せに行った。バイク屋の脇に置いてあったバイクを見てみると、思ったほど破損していなかったのに拍子抜け。前回の事故よりも、はるかに軽症に見えた。転倒はしたものの、ほとんど正面衝突だった前回に比べれば、受けた衝撃は相当少なかったようだ。

 ざっと自分で見積もった限りでは、要交換箇所は、右カウル、右ステップ、右ウィンカー、フットブレーキペダル、ってところだけのように見えた。タンクにへこみも無く、なくなったと思っていたミラーも、しっかりくっついていた(ありえない位置に擦り傷があったから、1回外れた気配はあったけど)。これは思ったよりも安く上がるかも、と気分が軽くなった。

 最後に、保険屋。

 電話で連絡をして召喚し、実家で作戦会議を開催した。前回の事故のときの対応が悪かったので、そういうことが無いようにと、あらかじめ電話で厳しめに釘を刺してから呼んだせいか、かなり好感触な保険屋が来た。おかげで非常に円滑に話し合いは進み、事故の様子や今後の対応策を練っていくことができた。

 以上で、やっとこさ本日の仕事が終了。

 気がつけば夕方になっていた。あー! 今頃は気分良くツーリングから戻って、シャワーでも浴びている予定だったのに! こんな諸対応で1日が終わろうとしている。自業自得といわれようとも、その空しさに心で涙する私なのであった。

日記: 8月6日 (2006年)

 前日の事故のショックも癒えたので、警察に出頭し、事情聴取を受けてきた。

 事故の現場の管轄が、高速道路交通警察隊八王子分駐所だったので、八王子インターそばにある分駐所へはるばる出頭してきた。ちょっと自動車の運転は、まだできそうもなかったので、父親に運転をお願いして向かう。助手席に座っていると、事故直後だけあって、私は運転をしていないにも関わらず、なぜかいつもより公道を走っているのが不安だった。うーん、自分が案外ナイーブな人間だと気付かされるね。繊細な私、うへうへ。

 この分駐所が、結構わかりにくいところにあって、父親が道を間違えて、隣接する道路公団の建物に突撃してしまったりもしたんだけど、なんとか定刻までに到着することができた。

 予断ながら、道路公団の事務所前で洗車をしていた、私に道を教えてくれた人が、めちゃくちゃに腰が低く、親切な人だった。道路公団にいいイメージがなかったけど、少しイメージが良くなったよ。道路公団には、末端の構成員(?)のこういったすばらしい対応を、上が踏みにじらないように、活動してほしいね。

 で、テレビドラマそのまんまの、窓ひとつ無い陰気な取調室で、事故状況の説明をした。細かい部分の記憶が、少しあいまいだったので、想像を交えつつ、主観的な感想を述べておいた。ま、特に問題も無く説明完了。お約束どおり、少し説教をされたけど、予想の範囲内だ。この1日で繰り返した自省の時間に比べれば、一瞬に等しい。なお、カツ丼は当然のように出なかった。

 さて、その帰路。

 八王子インターそばにある、少しだけ有名なハンバーグ屋「ジョージ」で、少し遅めの昼食を取ることにした。この店は、なかなか立ち寄る機会がないんだけど、私のお気に入りの店で、オールドアメリカン風(?)の雰囲気も、もちろん料理の味も、なかなか良い店なのだ。ちょっと値が張るけど、オススメ。デートでも家族でもつかえる、気楽な雰囲気が○。

 ただ惜しむらくは、この店は立地が悪い。電車の駅からは、徒歩ではとてもいけないほど遠く、一応国道R16沿いではあるものの、R16が片側1車線になる慢性的渋滞区間に位置するため、アクセスが悪いのが欠点だ。行く前に「ああ、あの混むところにいくのか」という気だるさがある。なので、それを乗り越えるくらいにテンションがあがるか、今回のような「ついで」があったら、是非行ってみましょう、と言う控えめなオススメに留める。

 さて、この店はハンバーグの給仕方法が面白い。配膳される段階では、円筒状に整形されたハンバーグが、高温に熱せられた鉄板の上に乗って出てくる。それをウェイターがその場で縦に半分に切る。つまり円筒状のハンバーグ1本だったものを、半円筒状のハンバーグ2本に切り分けるのだ。そして、焼き加減を聞かれ、レアならそのまま半円筒状、ミディアムなら半円筒状のものを、ナイフの腹で上から潰して伸ばして焼く、ウェルダンならミディアム同様伸ばし、焼いたものを、さらにひっくり返して焼く、といった具合にテーブルで最終調理をして、ようやく配膳完了・食事開始となるのだ。

 私はいつも、2本の半円筒のうち、片方をレアに、片方をミディアムにしてもらっている。レア・ハンバーグを食う機会というのは少ないが・・・うむうむ・・・ウマー。外側は香ばしく、中からはネチョっとした生のひき肉の、不気味な食感が味わえる。この取り合わせが好きなのだ。ウマウマ。

 陰鬱な事故の雰囲気を、うまいメシで微量に吹き飛ばした私は、満腹の腹を抱えながら、父親の助手席で家路に着いたのであった。

日記: 8月5日 (2006年)その2

 ただいま。

 ・・・はえーよ!

 えー、出発後30分足らずで、事故りまして。

 救急車に乗りまして。

 診察受けまして。

 事故車回収手続きをしまして。

 戻りました。

 ・・・

 ・・・

 まーじーかーよおおおおおおおおおお!!!!!

 事故の経緯は、相手方のこともあるし、私の過失部分も多いので伏せます。損害は、私の体、私の車両、相手方の車両。相手方には多分怪我等はないはず。

 今後は、警察に出頭、保険屋を通じての賠償関係の折衝、事故車の処理等が始まる予定。うーん、なんか最近は、乗る→事故る→直す→乗る、の無間地獄にハマっている感がヒシヒシとするな。縁起の悪い人間になりつつあるよ。公道に出る資格を自分に問わねばなるまい。心を入れなおさねば。

 とりあえず、以下に事故の様子をお届け。

 

 事故った私のバイク。呼吸困難しつつ、日記のために携帯で撮影。サイト持ちの鑑(違う)。

 地面に残った滑り痕が、事故の様子を物語る。この痕は、およそ10メートルにわたって続いていた。私も気がつけば車体のそばに転がっていたので(危うく路側帯に逃げた)、車体と私は10メートルほど地面を転がったようだ。

 左下部に転がっているのは、おそらくバイクの右ステップ。右ハンドルそばには、ゼルビスの長所であるチケットボックスが外れて転がっている。しかも、よくよくみれば、右ミラーがない。どこに吹っ飛んだのだろうか。

 

 事故後のヘルメット。白いのは相手車両の塗装。

 

 事故後のジャケットその1。右肩部分が破け、中のプロテクターが露出しているのがわかる。

 

 事故後のジャケットその2。右ひじ部分も破けている。

 

 事故後のジャケットその3。左ひじ部分も破けている。

 いや、ホントに装備に金かけといてよかったよ。半ヘルにTシャツ半袖なんかで乗っていたら、間違えなく、良くて顔面強打に両腕血まみれ、悪ければ骨折、運がなければ脳挫傷または全身を強く打ち死亡、だったな。ひじ、肩、脊椎プロテクター入りだったんだけど、ちょうどプロテクターのあるところがズタボロ。良く考えられているものだ。

 機動隊から、救急隊から、医者から、看護婦から、よってたかって通算30回くらい、「いいジャケットで良かったね」と言われたよ。まったくその通りだと痛感した。

 装備の犠牲の甲斐あって「この事故で、外傷がないのは運がいい」というお言葉を頂き、予断を許さないとはいえ、とりあえずこうして、PCをいじっていられる程度で済んだ。

 しかし当然これらジャケットやヘルメットは、もう使えないなぁ。ジャケット16,000円、メット30,000円の出費か。

 さらに、事故なので病院代に国民健康保険が利かないらしく、今日は診察代と写真代で17,000円も請求された。うーん、任意保険が利くといいけど、どうなのかな。加えて、月曜に再診察にいくから、そこでも5,000円は見ておこう。

 ついで、警察にレッカー代を払う。万単位と言われた。いくらだ? 10,000円と軽く見積もっておこう。

 過失割合。わからんが、7:3くらいなのかなぁ。私の車両の損傷が10万円として、もどってくるのは30%の30,000円。70,000円自腹で直すかー? 直さんよなー。大型とるまで待つのが無難な気がする。最小限直してカウルバキバキで乗るか、廃車かの2択だ。・・・うーん。

 あとはなににお金がかかるかな。こんなもんか?

 ジャケット: 16,000
 ヘルメット: 30,000
 病院代(初診。含、時間外診察、写真代): 17,000
 レッカー: 10,000~20,000

 出費合計: 73,000~83,000円

 うわーーーー! 誰か助けてくれ。

 しかし、

 私の命: priceless

 ・・・まあそうか。事故った不幸よりも、無事な幸福を噛み締めて自分をごまかそう。

 皆さんも、これから行楽シーズンですが、くれぐれも交通事故にご用心ください。はい、私にだけは言われたくない、と。ごもっとも、ごもっとも。トホホー。