作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 8月3日(2020年)

 レッド・デッド・リデンプション2を購入した。

 この1か月というもの、過去30年間で最大級にゲームモチベが下がっている、ということは各所で何度も述べているんだけど、そのゲーム離れを食い止めるべく、何か新しいゲーム、それもできればRPG的なものを購入しようと考えた。

 それで買ったのが、レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)というわけ。

 購入候補の対抗馬は聖剣伝説3とか、デスストランディングだったんだけど、クリア後にも「レッド・デッド・オンラインでキャラ育成という展望がある」ということが決め手になって、最終的にRDR2を買うことにした。

 とりあえず今は開始直後。まだチュートリアルに毛が生えた程度のミッションを進めている状態だ。

 初動の印象は、正直いまいち。全体的に動きがもっさりだし、プレイヤーが起こすアクションに対する、ゲーム画面の反応が鈍い。射撃感が薄いし、移動もスムーズじゃない。同じロックスターのGTVも同じような病症を抱えてはいたけど、GTVよりさらに重篤化しているような気がする。慣れられないほどじゃないけど、第一印象はよくないな。

 ともあれ、買ってしまったのだから仕方ない。あまりプレイ頻度は高くできないかもしれないけど、なんとかシナリオクリアまで進めたいところだ。

日記: 8月1日(2020年)

 アニメを観た。

 ・・・。

 で? っていう話なのだが、私にとってアニメ視聴はかなり久しぶりで、それ以前に観たのは20ン年前にやってたガンダムWを少し観たときとか、その後友達にもらったDVDでジャイアントロボを観たあたり以来かも、っていうくらい久しぶりなので、話題にしたい。

 ゲームとアニメとは、対象が重なりやすい分野らしい。ゲームクラスタに長年身を置いていると、ゲームをやっているんだから当然ある程度はアニメも観ているもの、とさえ思われる。でも、私はそこが全く重なっていなかった。小中学生時代に見たアニメに関しては、かなり熱く語れるんだけど、それ以降のものはさっぱりだ。

 タイミング的にはたぶん「萌え(最近あまり聞かないけどもう死語なのかな?)」というものが正義になった頃から興味がなくなったのだろう。そんな変態要素を堂々と前面に出すな、と思ったし、今でもそう思う。

 そんなわけで今では正直、アニメにはだいぶ偏見があって、特にいわゆるハーレムものとか、女子高生×〇〇みたいなものは、気恥ずかしく、苦手意識が強い。人気はあるんだから、観たら観たでそこそこ面白いんだろうけど、それを面白いと思う自分を見たくない、みたいな潔癖な思いがある。

 ひどい言い方だけど「そこまで堕ちるつもりはない」という感覚が実感に近い。観ている人が堕ちているとは思わないけど、自分が見れば堕ちた気になる。タバコと同じ。友人や他人が喫煙していても何とも思わないけど、自分が喫煙者になるつもりはさらさらない。そんな感覚。

 なのにここ2週間くらい、Amazonプライムビデオでアニメばかり観ている。その辺の記録、アニメ視聴物語をお聞かせしたい。

 なお、こういった経緯なので、全然まったくさっぱり最近のアニメ事情とかクオリティとかそういうものを知らない。すごく恥ずかしい素人っぽいことを言うだろけど、知ったことではない。

 【波よ聞いてくれ】

 最初に見たヤツ。気の迷いで、これをクリックした。なぜこれがおすすめ欄に浮上したのか。なぜ観る気になったのか。杳として知れない。

 アフタヌーン連載漫画のアニメ化なので、そのくらいの高年齢層向けの安心品質。無限の住人と同じ作者の「エログロのない話」。会話の妙だけで成り立たせるようなところのある、北海道のラジオ局やそのパーソナリティを描いている物語。言葉のチョイスが良くて面白い。セリフが面白いだけのアニメなので、なんならアニメじゃなくてラジオドラマでも同じくらい面白そうではある。

 北海道に行ってスープカレーを食べたくなった。

 とにかくこれが面白かったので、「あぁ、私の感性でも面白いと感じるアニメってあるんだな」と思った。それで「他にも何かあるかな」と、★の数とレビューをもとに、アマプラアニメ観たいもの探しの旅が始まったのだった。

 【ボールルームへようこそ】

 社交ダンスの話。萌えなさそうなサムネールで探した結果ここに至った。実際は女子キャラがとても魅力的な作品だったけど、たぶん萌えの概念とは違う。

 内容は社交ダンスをテーマにしたスポコンもの。テーマがユニークなので内容もユニークで飽きなかった。知ってるスポーツだと展開を先読みしやすいけど、知らないので先読みできない。そこが良かった。

 アニメが面白かったので、その先が気になって原作マンガを調べたけど、原作よりもアニメのほうが先行している模様。どこのGoTだ。

 しかし社交ダンスというとウッチャンナンチャンを思い出してしまうし、ダンスシーンもその映像がフラッシュバックしてしまうな。

 【うさぎドロップ】

 幼女が出る。うへうへ・・・じゃねーよ。中年になりかけた男の子育ての話。

 主人公が常識的な大人の男で、行動や判断におかしいところがなかったので、違和感なく視聴できた。

 よく知りもしないで私個人が抱くイメージだけど、アニメとかマンガって「ふつうそんな判断しねーよ」とか「いやちゃんと話せよ」っていうような、「物語のご都合でとる非常識な行動」でストーリーを進めたい方向へ進めるイメージがあるんだよね。激昂して「うおおおお」っと無茶をする、なんてのはその最たる例だ。

 で、そういうのはいい大人の娯楽としては耐えられないな、と思っていたんだけど、本作はそういうことは特になかった。好印象だ。

 (ネタバレ注)しかしこの作品。アニメでは徹頭徹尾、大人と幼女の親子としての交流を描いた、平和でのほほんとした作品だったんだけど、原作では最終的にこの2人がくっつく源氏物語エンドらしい。ええええええ? まじかいな。

 【僕だけがいない街】

 タイムトラベルもの。観ている間は面白かったけど、私には「タイムトラベルの理屈が解明しないタイムトラベルものは最終的にモヤる」という、SF的オツムの固さをみせる持病があるので、現時点となっては視聴当時よりだいぶ評価が下がってる。

 こまごました部分も、ちょっと都合が良すぎる点が多くて、惜しい感じ。最後にどう締めるか、っていう着地点はすごく綺麗なんだけど、そこに至るための経路に強引さが見え隠れ。細かいことが重要じゃない作品ならあまり気にしないんだけど、この作品はその経路をみせること、そこがどうつながるのかこそがキモな作品だと思われるので、読後感というか視聴後感に影響した。まぁ、面白かったけど。

 【宇宙よりも遠い場所】

 ふふふ、観てしまったぜ女子高生×〇〇〇。あー、ヘンタイダー(蝿基準)。

 女子高生×〇〇〇というと私の知識では、バンドくんだり、戦車に乗ったり、バイクに乗ったり、キャンプしたりするんだよね。このうちバイクとかキャンプのような、自分の近縁でこういうことをされた日には、正直迷惑以外の何物でもなかった。旅先やキャンプ場ににわかオタクどもを呼び寄せるなよ、とか思っていた。だから女子高生×〇〇〇ってジャンルには、もはや怨嗟の念に近い感情を抱いていた。

 のに。

 でも観てしまいました。南極に行く、っていうテーマが気になって気になって。どうやって行くの? 私ももしや行けるの? と。観た結果としては、私には真似できない行き方だったので、なんの参考にもならなかったんだけど、観てみたら結構面白かったよ。旅行番組を観る趣も無きにしも非ずだったし。

 でもやっぱり、女子高生×〇〇〇を観た、という事実は妙にプライドに障るな。今作はこの後に続きようがないラストなので、変にあとを引かないのはよかった。きれいさっぱりさらっさら。

 【甲鉄城のカバネリ】

 男の子マンガっぽいのを観よう。ってことで観た。面白かったけどいまいちだったかなぁ。

 序盤は面白かったんだけど、中盤以降で「ふつうそんな判断しねーよ」「いやちゃんと話せよ」「物語のご都合で非常識な行動をとらせるなよ」に該当する箇所が増えすぎて、視聴が惰性になってしまった。

 時代劇スチームパンクっていうような世界観はよかっただけに惜しい。

 
 長くなったのでこの辺で。

GRB: AIチームメイト、他


 久々の動画回。

 Ghost Recon: BreakpointにAIチームメイトが加わったというので、それを体験したりしてきた。

 AIチームメイトについては動画でも描写しているけど、ただただ強かった。GRBのゲームバランスを大幅に簡単方向に傾けてしまう要素だったといっていい。ソロプレイの実感としては、ゲームプレイを5倍(当社比)くらい容易にする要素だ。いいのかこれ?

 とはいえ、このゲームに関しては、そもそも難易度なんてものは、設定項目をつかって個々人で調整するものだから、大きな問題ではないのかもしれない。今回のAIチームメイトについても、難易度変更バーの調整範囲が簡単方向に増えただけ、と考えればいいんだろうな。

 つまりAIチームメイトという要素は、難易度がどうこうと真面目に議論するようなことではなく、「ソロプレイで画面が少しにぎやかになって楽しいな」と能天気に喜ぶのが正解なのだろう。楽しいは正義だ。

 また、遊んでいなかった数か月の間には、Aiチームメイトのほかにも、いくつかの変更点があったようだ。

 その最たるものは、エピソード2(動画ではシーズン2といってしまったが)が導入されたことだろう。

 そこそこ長めのメインミッションライン、つまりPvEコンテンツが追加されたので、ソロで遊べる要素が増えた。

 少し遊んでみたけど、ミッションそのものは、もうすっかりマンネリのサーチアンドデストロイ形式が中心とはいえ、多くのカットシーンを含む、ちゃんとしたストーリーラインが作られていた。これらに安くない制作費用が掛かっていることは間違いなく、追加料金なしに遊べると考えると、なかなか太っ腹な拡張だといえるだろう。

 またそれと同時に、新しく2つのクラスが追加されてもいたので、やりこみ要素として「新しい2つのクラスランクを10まで上げる」という楽しみ方も増えたようだ。いろいろ盛りだくさんだった。

 ってことでGhost Recon: Breakpointエピソード2。これを機にやる気が・・・でるかというと、そうでもないかもしれない。いったん切れた糸は、なかなかつながらないのだ。でも、まぁ、UBIの頑張りは高く評価したいと思う。うむうむ。

日記: 7月16日(2020年)

 Hyper Spaceなるゲームを遊んだ。

 Hyper Spaceはいわゆるバトロワ系のゲームで、かの大企業UBIが満を持して(?)リリースしたタイトルだ。つい先日オープンベータが始まったばかりらしく、動画配信界隈でも次々に関連コンテンツがアップされている、「今だけは」一番熱いゲームのひとつといえる。

 で、そんなHyper Spaceを遊んでみたんだけど・・・まぁ、こんなもんかなぁ、くらいの感じだった。

 今までほとんどバトロワ系のゲームを遊んだことがないので、私にとってははじめてのバトロワ・・・なんだけど、このゲームジャンル自体が、いまいち自分に合ってない感じがする。つまらないわけじゃないんだけど、頑張る気にもならない。

 プレイフィールというか、ジャンルの魅力に関しては、ちょっとMOBAに近似するところがあるな、と感じた。「1ゲームごとにリセットされる」「成長要素で」「自キャラを強化して」「自分が優っているタイミングで」「戦う」みたいな部分が似ている。成長の楽しみと、それを使って対戦を有利に進める優越感と、それが敗北で失われる喪失感とを、短期間で繰り返し繰り返し味わい続けることで、脳内麻薬がドバドバ出る。そんな感覚がMOBAとそっくりだ。

 ただ何度も言うようにバトロワ系ははじめてなので、バトロワとしての面白さとか、先行する同じジャンルとの比較は全くできない。これはバトロワとして良策なのか? 凡作なのか? わからない。

 FPSとしてみると・・・どうなんだろうな、これ。頻繁にわからん殺しされて、理不尽に死ぬからつまらねえええ、とは正直思うものの、それは不意打ちされているからと、単純に私が下手くそなのが原因の大半だろうから、ゲームバランスのせいとは言い切れない。そんな状況にあるおかげで、撃ちあい楽しく成立すること自体が稀すぎて、良いも悪いも考えようがない、というのが今の正直な感想だ。

 ゲーム全体の完成度で言えば、UIのセンスとか、素材の活かし方とかが、あと一歩足りなくて実にもったいないのは、いかにもUBIといったところ。かゆいところに手が届かないダメさとダサさがある。RiotとかBlizzardのような微に入り細を穿つゲーム作りとは対極の、おおざっぱな出たとこ勝負なゲーム作りだ。そういうUBIを何年も見ているせいで、逆に「それでこそUBI」と感じてしまうのが癪だけど、もはや伝統芸にまで昇華されているから仕方がないな。

 ともあれそんなHyper Space。ドはまりすることはきっとなさそうだけど、まぁ、UBI伝統の「65点のゲームを粗製乱造」枠として、もうちょっと遊ぶかもしれないし遊ばないかもしれない。

日記: 7月2日(2020年)

 うなぎのかば焼きを通販した。

 外出自粛、外出自粛の世の中。できる範囲で、割と真面目に自粛を続けている私は、かれこれもう4か月ほど外食をしていないし、これから先もしばらくしそうにない。

 しかしそんな私にも、なかなか自炊で用意することはできないが、無性に食べたくなるもの、というものもいくつかあるわけで・・・。

 その1つが、うなぎのかば焼きだった。

 ってことで、もうどうにもうなぎが食べたくて仕方がなくなってしまった私が、インターネット通販で評判のいいうなぎのかば焼きの通販サイトを探し、注文してみたのが、写真のうなぎのかば焼きだ。

 スーパーで売っているような値段の、あからさまに怪しげに「わけあり」などと書かれたものは避け、1尾あたり3500円くらいする、そこそこのお値段のものをチョイスした。店でうな重を食べると思えば特別高いわけではない、と自分に言い聞かせて。

 注文してから4日後。スピーディーに届いたものは、冷凍されたレトルトパウチされたうなぎの切り身だった。

 それを湯煎して解凍し、どんぶり飯の上に乗せ、付属のたれと山椒をかけて、うな丼にして食べてみた(食器がラーメンどんぶりなのが風情がないけど)。

 ・・・結構、いや、かなりおいしいじゃないか。

 正直かなり不安だったんだけど、想像していた以上に、店で食べるうなぎに近いものが、我が家の食卓に現れて驚いた。よく安いうなぎで聞くような、「泥臭い」とか、「皮がゴムのよう」とか、「骨が固い」とか、そういうことは一切なくて、本当に普通の、お店の、箸でほろほろと切れる、あのうなぎのかば焼きと、ほとんど遜色のないものがそこにあった。

 いや、もちろんお店で炭火焼き立てのものとくらべたら、香ばしさとか、いろいろ劣る面はあるよ。それでも、少なくともこれは、ニセモノではなくホンモノに近い、ちゃんとしたうなぎのかば焼きだった、と私には思えた。

 値段を考えれば、逆においしくなかったら憤慨ものではあるんだけど、うなぎを家で食べる、なんてことはかなりのクオリティダウンを覚悟しないといけないものだという観念があったから、いい意味で予想外だったよ。

 今まだ、うな丼換算で2食分のかば焼きが、冷凍庫に眠っている。お楽しみがあと2回あると思うと、引きこもりのテレワークライフにも、多少の彩りが加わるようで幸せだ。