作成者別アーカイブ: Nez/蝿

FO76: ブラスト!

 ブラストゾーンを初体験してきた。

 ブラストゾーンとは、このゲームのエンドコンテンツとして、発売前から予告されていたもので、誰かがそのワールドで核ミサイルを発射することで、着弾地点の周囲に強力なモンスターが湧くようになる、というもの。

 今回はこの核ミサイルが、おなじみのファームスポットである、ホワイトスプリング・ゴルフクラブのそばに着弾したので、私もそこへ乗り込んでみた、というわけだ。

 なおブラストゾーンは、全域が高い線量のRADに侵されている。なので乗り込むには、パワーアーマーか防護服の着用が必須だ。一度、「生身でRAD-Xを飲めば耐えられないかな?」と思って試してみたけど、全然無理だった。今回私は、防護服を着こんで乗り込んできた。生身勢だからね。

 たどり着くと、空は粉塵で覆われ赤茶色に曇り、地面は文字通りグールの死屍累々。押し寄せるは、緑色に光り輝く異形のグールたち。地獄のような光景がそこにはあった。

 しかし、そこで展開されていたのは、延々とわき続ける光るグールと、それを淡々と狩り続けるプレイヤーたち、といういかにもゲーム的な構図。かなりの頻度で、その中には★付きのグールも混じっているので、それ目当てのファーミングが、機械的に繰り返されていた。

 光景の非日常さと、プレイヤー行動の現金さのギャップが、なんともシュール。こんなになってもプレイヤーたちには、アイテムファーミング効率しか見えてない。

 かくいう私も、もちろんその現金なプレイヤーの1人だ。異様な光景を味わう気分もそこそこに、「このビッグウェーブ、乗り遅れるわけにはいかねえ!」とばかりにひたすらグールを撃つモードに入った。

 撃ちに撃った。できるだけ多くのグールのルート権を得られるように、四方八方に撃ちまくった。グールよりも狂った勢いで乱獲に次ぐ乱獲をしまくった。当然だ。

 そんな狂乱の宴は1時間ほど続いた。

 やがてグールの湧きもなくなり、自然とプレイヤーたちが散り散りに解散していったところで、ふと我に返った。あ、終わったのか、帰ろう、と。

 そして私も安全なホワイトスプリングリゾートに撤収し、ずっしりと重くなった荷物袋の整理に取り掛かった。

 さて、気になる結果は・・・。

 使えるアイテムはこれと言って出ませんでしたー!

 残念賞。

 ただレベルが4も上がっていたし、拾いまくった普通の武器やアーマーを解体することで、いくつかのModを閃きもしたから、収穫なしでもなかったかな。

FO76: ハエハウス ver.2

 建築からわずか4日で、マイホームが消えた。

 理由は確認していないけど、おそらく場所かぶりですっ飛んだのだろう。

 場所かぶりが怖いからこそ、なんの利点もない、人気のなさそうな場所を、選んだつもりだったんだけどなぁ。鉄塔の中、というのが目立つランドマークとなって、ほかの人を呼んでしまったのかもしれない。目印のある所はだめだな。

 ってことで、マイホームその2を、なんのランドマークもない、ただの森の斜面に建てた。

 今回は、特徴のない四角い家に仕上げた。いわゆる豆腐スタイル。3階建てだ。

 1階は発電室、2階は生産と居住空間、3階は寝室という設定にした。没個性的だけど、再び凝ったデザインを考えるには、4日で家が消えるという仕様は、いささかしんど過ぎた。みすぼらしくない程度に生活できれば、今はヨシとしたい。

 今回の家のこだわりポイントは、ずばり景観だ。写真はかなり陰鬱なものをチョイスしてしまったけど、2Fのベランダからは、渓谷にたたずむホワイトスプリングが一望できて、朝日や夕日の景色はなかなかのもの。

 ドッグフードに煤の花のお茶の朝食も、ソールズベリーステーキにコーンスープにマットフルーツジュースの夕食も、このベランダで採れば一層美味く感じるというものだ。

 また消えてしまうまでは、この家で暮らしていこう。

FO76: レベル50になった

 レベル50になった。

 11月16日に作ったキャラが、11月23日にレベル50。ほぼ1週間かかった。

 これを早いとみるか、遅いとみるかは人それぞれだと思うけど、個人的には早いなぁ、という感じかな。

 このゲームはレベルを上げようと思えば、かなりサクサク上がってしまうようだったので、逆に私は反復的なレベル上げは、わざとしないようにしていた。自然の成長に身を任せて、できるだけ意味のある行動、探索やクエストだけをしてきたつもりだ。

 それでもわずか1週間で、S.P.E.C.I.A.L.はCAPに達してしまった。もう少しなだらかな成長曲線を引いてもらってもよかったな、という印象だ。

 ってことで、レベル50の時点で、1週間前に言及しなかった、見えていなかった部分の感想、こうだったらいいなぁ、をつらつら述べることにする。

 【修理】

 このゲームの修理要素は、少し辛い。耐久度に関するPerkの価値との兼ね合いもあろうけど、ちょっと壊れやすすぎる設定だと思う。

 【修理の素材】

 壊れやすすぎる仕様に関連して、それに必要な素材の供給にも、かなりの難を感じる。特に対衝撃ファイバーやねじを、まとまった数仕入れるのが難しい。

 このことは、スタッシュの容量を絞っていることで提示された、「必要な資源を都度都度調達に行く」というライフスタイルと相反しているのが、ゲームデザインの矛盾のように思えて印象がよくない。いっぱい貯めておける、か、貯められないけど取りに行ける、のどちらか一方にすべき。

 【死体が消える】

 割とすぐ、しかも突然消える。法則がいまいちわからない。戦闘序盤に倒した伝説級の死体が、戦闘が終わってやっと拾える段になったら、すでに消えている、というのはとても悲しい。

 【設計図ありき】

 設計図がないと生産も改造もできない。その割に設計図の入手法が少ない。そのせいでクラフトの楽しみが薄い。設計図が手に入る頃には、必要のない設計図になるものも多そう。

 あと防具Modは、解体でもう少し頻繁に閃いてほしい。

 【知ってる設計図がわからない】

 店で買うときなどに、その設計図をすでに覚えているのかどうかがわからない。

 【C.A.M.P.防衛】

 C.A.M.P.にファストトラベルすると、近所に雑魚が湧く仕様は、はっきりと不要だと思う。面倒くさいだけ。

 【C.A.M.P.かぶりワールド】

 参加したワールドに、自分のC.A.M.P.とかぶる位置のC.A.M.P.があると、C.A.M.P.が消える。これは建築勢涙目すぎるので、せめてかぶっているワールドに参加するときには「かぶっているけど参加しますか」と聞いてほしい。そしてかぶっていないワールドを選ばせてほしい。

 【C.A.M.P.のFT地点設定】

 崖際の景観のいい場所にC.A.M.P.を置くと、高確率で崖の下にFT地点が設定されてしまう。利便性が悪すぎるので、C.A.M.P.にもウェルカムマットを置かせてほしい。

 【V.A.T.S.でPCロック】

 V.A.T.S.がほかのPCをロックするのはやめてほしい。平和主義だったらしない、としてほしい。ついでに言うと、非敵対NPCをロックするのもたびたび困る要素だけど、これは仕方ないな。

 【キーコンフィグ項目が少ない】

 V.A.T.S.が時刻停止だった前作よりも、素早い対応が求められるシーンが多いから、自分好みのキーコンフィグでない部分で、より損失を被ることが多いように感じる。キーの数に限度があるCS版に合わせているせいで、複数の機能を1つのキーにまとめているのが、とても使いにくい。クリティカル使用としてジャンプするとか、部位選定しようとしてショートカット選択窓を開くとか、の事故が多発。

FO76: パワーアーマーの乗り心地

 パワーアーマー(PA)に乗ってみた。

 写真はFO76屈指の、便利報酬を得られるクエストの達成風景。

 このクエストでは、PAの設計図を手にし、PAのパーツを作り、そして着込んで登録する、ということをさせられる。そしてそのPAそのものが、クエストの報酬となる、という寸法だ。いや、材料から自分で集めて作っているので、報酬はどちらかというと設計図のほうかな。

 なかなかヘビーな材料集めを強いられつつ、なんとかPAを完成させ、クエストを終えた。せっかく苦労して作ったPAなので、しばらく着込んだままうろうろプレイをしてみた。その感想なんかを述べておきたい。

 1.堅い

 スペックよりさらに硬く感じる。ただこのゲームは、もともとそんなに敵の攻撃が痛くないバランスなので、普通の戦いでは、単純な硬さにはそんなに恩恵を感じなかった。多くのシチュエーションは、生身+スティムパックでも十分カバーできる。

 2.よろけない

 これは強い。対近接でよろけない/にくいのは強い。近接Mobに寄られても、落ち着いて対処できる。エイムもぶれない。これは生身がいくらやっても到達できない領域の特性。よろけない、というPerkが欲しかった。

 3.対RAD

 これも強い。汚染水や放射性廃棄物缶、そして爆心地のような、環境由来のRADに対抗できるのはもちろんのこと、フェラルに取り囲まれたときなどに、RAD値がそんなに上がらないのが強い。PAクラスの対RAD性能を生身で得るためには、防護服くらいしか対抗策がないけど、これを着用すると紙装甲になってしまう。これもPAの強み。

 4.フュージョンコア

 このゲームのフュージョンコアは安い。今までのシリーズよりも潤沢に手に入る上に、リログすると装着中のフュージョンコアが100%に戻るせいで、枯渇知らず。低レベルから余裕で運用できる。PA運用に際して、燃費がネックになりにくい。

 5.荷物が持てる

 荷物容量であくせくしがちなこのゲームでは、PAのもつ積載量増加効果は大きい。さらに上述したクエスト報酬のPAの場合、積載量を大幅に増やす特殊効果まである。断捨離苦手勢には超助かる。

 6.V.A.T.S.の燃費が悪い

 PAを運用して感じた、PAの2つの欠点のうちの1つ。V.A.T.S.をするとあっという間にフュージョンコアを消費する。上述したようにフュージョンコアは潤沢とはいえ、全編V.A.T.S.で戦うような遊び方だと、さすがにもたない。

 7.格好悪い(※個人の感想です)

 もう1つの欠点にして、最大の欠点。私にとって、このゲームはあくまでも世紀末RPGなんだよね。シューターでも対人ゲームでもなく、ごっこ遊び。なので、自分の気分がアガるスタイルが非常に大事。その観点からすると、自キャラが常時PAでガッシャンガッシャンは、アガらない。特定の決戦時に乗り込む、みたいな立ち位置ならいいけど。

FO76: その男エヴァン

 ネタバレ気味だけど。

 監督官のおもひで系のクエストを進めていくと、エヴァンなる監督官の元恋人の運命を追う展開になる。

 もちろん、FO76の絶対的な世界観として「PC以外の生きている人間はいない」というものがあるので、エヴァンもその例にもれず、「人間としては」存命ではない。

 しかし、このエヴァンの場合は「スコーチとなって生息」はしている、という状況にある。

 PCよりも一足先にVault 76を出た監督官は、スコーチ化したエヴァンを発見したが、どうしてもとどめを刺すことができず、某所に閉じ込めてその場を去った。

 このエヴァンを監督官に代わって介錯してやる、というのがPCの役どころだ。

 ・・・が。

 このエヴァン。ワンタイムのワールドユニークらしく、各ワールド(サーバー)ごとに、1度しか湧かないらしい。誰かが先にエヴァンを倒してしまうと、エヴァンが再び蘇ることはないため、もうそのワールドでは「エヴァンを倒す」という、クエストフラグを立てることができなくなってしまうのだ。

 なのでこのクエストは、ゲームとしての難易度こそ低いものの、「エヴァンが生息しているワールドに当たるまでリログを繰り返す」という、くだらない高難易度を持つクエストになってしまっている。

 人によっては、数十回リログを試いてもダメだった、という報告も聞いていたので、私も戦々恐々としながら挑んだ。しかし幸いなことに、私はリログすること3回で、生息中のエヴァンを発見、介錯してやることに成功した。

 なんとなくそれがうれしかったので、更新ネタにした次第。