TESOのNDAがなくなったようだ。
と同時に、巷にはTESOの情報があふれ出してきている。スキルリストやら、スキルカリキュレーターやらも、早速充実しつつあるので、事前シミュレーション勢は頑張って妄想するとよろしかろう。
私もこの機に乗じて、ストレステストの写真でも載せてやろう、と思ったんだけども、実はストレステストでは、全然写真を撮っていなかったのであった。NDAがあったし、そんなにプレイしなかったし、ってことで、どうも撮影意欲が無かったらしい。
仕方がないので、前回のストレステストでの感想を少し具体的に述べて、お茶を濁すとしよう。
まずUIやら操作面。これは想像以上にシリーズを踏襲してきたな、と思った。もう少しMMORPGっぽい仕様(さくさくアクション。ヘルスバー、スキルバー、ミニマップ等々が並び、キャラクターの頭上には名前が浮かぶUI)にしてくるかと思ったんだけど、いい意味で「不便」なままだった。個人的には、これは好印象だ。
ただ表示面に関しては、すでに各所に挙げられている動画のように、従来のMMORPG仕様に準じた、情報量をサポートするためのMODを導入することが、特にRvRerにとっては必須、というような世界にすぐになってしまうだろう。だから、シリーズの「シンプルUIのポリシー」の堅持は、好印象であると同時に、あんまり意味がないな、とも感じている。
個人的にはMODのあるゲームは、そんなに好きじゃないんだよね。潔癖症なんだろうけども、「MODはズル」みたいに感じてしまう。Elder Scroll=MOD、みたいな世間の評価もあるけど、私はバニラ派なのだ。TESOに関しても、私としては有利になるなら当然MODは入れちゃうだろうけど、本当は全員バニラ縛りで遊びたいと思っている。
だから、Elder Scrollの「シンプルUIのポリシー」をMODで壊すことを認めるなら、いっそのこと、はじめからMMORPGに最適化した情報の多いUIをバニラにしてよね、とすら思うわけだ。全員不便、か、全員便利、が、オンラインゲームとしてはフェアでいいと思う。
PvEに関しては、ごくごく普通の出来かなぁ。開幕から故郷脱出あたりまでは、良くあるクエストドリブンなMMORPGだった。謎解きやパズル系が少し大目の割合なのがElder Scrollっぽかったけど、凄く個性的かというとそうでもなくて、おおよそ誤差の範囲。わーわーできるパブリッククエストもなさそうだし、ムービー演出のようなものも貧弱そうなので、どちらかというと地味な部類だ。ダンジョンなんかは未体験。
ただフィールドの雰囲気がよくて、冒険している感を満喫できたのはよかった。たぶん、地味さが上手く機能しているんだと思う。この冒険感は、最近のMMORPGでは少なかったから、どこか懐かしい。UO、EQ、DAoCのような、古き良きニオイといえなくもない。
RvRはやってないので不明。賛否両論のようだけど、私は最初は楽しめそうだと思っている。ただ私にとっての最終的な判断は、「どうモチベーションを維持するか」というところに帰着するだろうな。私は、「RvRポイント」のようなものによる成長というエサがないと、ただ戦っているだけではすぐに飽きてしまうので、その辺の報酬の仕組みが気になるところだ。
生産は、初めの取っ掛かりが簡単で好印象。誰でも、自然に、最初の鎧一式くらいは、自前で用意できる。フル装備を自前で用意していく過程は、根源的な楽しさがあった。
あとは、ネックはなー、キャラクターがなー。どうしてもイモい。バタ臭い。キュートなキャラがいない。
テストでは、BosmerとBretonでキャラクターを作ったけど、どうがんばっても愛着が持てる造形にはならなかった。どっちがマシかといわれると、Bretonのほうがまだしも愛せそうだったから、本番はやっぱりBretonでいくことになりそうだけど、もう少しなんとかならんもんかのー。