作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 2月3日(2013年)

 Kindleで「七王国の玉座(George R.R. Martin)」を読み始めた。長編ファンタジーシリーズ「氷と炎の歌」の第1巻だ。

 以前から面白いとの話は聞いていたんだけど、日本語版の訳者の変更に関するトラブルだとか、海外ファンタジーの持つとっつきにくいイメージ(固有名詞が覚えられない。世界観の表現が馴染まない)だとかが障壁になって、今まで読んでこなかった。

 でも、Kindleで読めるようになって買いやすくなったことと、そこでサンプル版を読んでみて、すんなり内容が吸収できそうな文章だったこと、それにTVドラマ版の放送も始まったらしい(観る環境はないけど)というミーハーな理由も相まって、読んでみることにした次第だ。

 まだ半ばまでしか読んでないけど、なかなか面白そうだ。Kindle版で1,000円という値段だけど、その価値はあるんじゃないかな。

 懸念していた人名の覚えにくさはやっぱりあった。でも、スラスラと早めのペースで読んでいっても、まぁなんとかついていけている程度のものだ。この懸念に関しては、杞憂だったと判断してよさそうだ。

 また暴力的な描写や性的な描写が、そんなにエグくないとはいえ多少あるので、子供に薦められるファンタジーというよりは、大人向けのファンタジーなのだと思う。ハリーポッターや指輪物語のノリとは、多少趣を異にするということは留意されたし。

 この巻の内容は、王家と豪族のお家騒動という感じ。以降の巻に向けて、事態がいろいろと変わっていくきっかけとなるのだろう。起承転結の「起」の要素が強い。出だしの安定した情勢が、どんどんと波乱の方向に進んでいく。場面の転換が早く、読んでいてどんどん先が気になるように構成されているので、名前の覚えにくさのような障壁がある割には、読み進めることに苦痛が少ない。

 章ごとに主人公(視点人物)が変わる構成なので、多様であるといえば多様だけど、誰に感情移入をしようかと思い定めることが難しい、というのは困りものだ。こういうヒロイックな物語は、自分のお気に入りキャラができてきて、そいつの活躍を期待する、というのが楽しみ方の1つだと思うんだけど、この作品ではそれが難しい。こいついいな、と主要人物だと思ってある章の視点人物に肩入れしたら、あっさりそいつが次の章で死んだりしかねないので、油断がならない。今のところ、小人症のティリオン・ラニスターがお気に入り。

 ともあれ、間違いなく世間の評判どおり、良質なファンタジー大作のようだ。読むのが少し疲れる部類ではあるけども、少しずつ読み進めていこう。

PoE: ここまでのスキルツリー

 予定通り、LoLの仲間が集わない時間に、毎日こつこつとプレイを続け、メインのDuelistがLv27、サブのShadowがLv12にまで育った。

 以前紹介したように、このゲームはスキルツリーの育成の幅が広く、かなり自由に育てられるんだけども、私の現状の育成具合は、写真や下記のスキルシミュレーターのようになっている。

 ・Duelist
 ・Shadow

 DuelistはDEXメイン上げで、片手剣+バックラーによる、回避を重視したTanky DPSを目指して育成を始めた。まずはDEX方面(右下方面)の頂点にある「Iron Reflex」を取得して、EvadeとArmorの両立を試み、あとはDPSを上げたり、マナ効率を上げたりしながら、今後の方針を考えているところだ。この先、STR方面に手を出すか、DEX極振りにするかは思案中。どうしようかなぁ。両方上げないと「Duelistならでは」にならない気もするけども、両方上げの強みが全然見えなかったりもする。

 一方、Shadowは今のところ純魔法使いのように育っている。まだレベル12なので、さして迷うこともないし、所詮サブなのでまだ深く考えてもいない感じだ。魔法系、INT系への極振りを指向しながら、とりあえずどうみても氷が強い気がするので、氷ラインを上げている。

 Skill Gemは、DuelistはViper StrikeとCleaveを主に使っている。主力はCleave。CleaveにLife Gain on Hit(Support Gem)をつけて、雑魚に囲まれながらガシガシ殴っていくスタイルだ。CleaveとLife Gain on Hitの相性が大変よく、少し低いレベル帯のゾーンでなら、かなり囲まれても平然と殴っていられるようになってきた。またViper Strikeは単発の威力がかなり高いので、単体ボスのようなものへのDPSや、分散しているレンジ雑魚を処理する時に使うようにしている。こちらはヒット・アンド・アウェイに向いているスキルだと思う。

 Shadowのほうは、Freezing Pulseをバシュバシュ撃つ簡単なお仕事。まだそんなにスキルを持っていないので、選択の余地がない感じだ。テキトーにやっている。

 現在の進行度合いは、Act2終盤(たぶん)。Actいくつまであるのか知らないけども、まずは1周目完遂を目指して、ちまちま進めていこう。

LoL: 調子がいい

 前回のLoLエントリーで述べた「連勝した週末」以来、Normal PvPの調子がすこぶるいい。

 直近の勝利は身内2、3と組んで遊んでいたから、というのもあるだろうけど、身内全員がnoobなので「もともと上手い人と組んだから勝っている」ってわけでもない。みんなして成長しているのだろう。いいことだ。

 もちろんnoobだから、noobとマッチングされてるんだろうけどね。でもnoob同士で勝てるなら、それはそれで自分たちの成長率を誇りたいところだ。

 ってことで、最近の試合をいくつか振り返って記録しておきたい。noob戦績公開。

 ■火曜日

 【1戦目:Amumu。Jungle。ソロキュー。12Kill/5Death。負け】

 JungleからのGankが上手くいったし、終盤まで全体的に押せてて、これは勝つだろ、と思ったら、ちょっとした油断から最後の集団戦でAce食らって、そのまま本陣のタワーを一気に3本折られて終了。敵はさぞ気持ちよかったことだろう。終盤に崩れる怖さを知った。

 【2戦目:Corki。Bot。ソロキュー。8Kill/1Death。勝ち】

 無料できたCorkiで初対戦。Botで一緒だったSonaのサポートが上手くて、そこそこCSも取って押せたし、キャリーもできたので気分がよかった。でも内心Corkiむじー、よえー、とか泣きそうだった。

 ■水曜日

 【1戦目:Corki。Bot。ソロキュー。0Kill/5Death。負け】

 前日のCorkiキャリーに気をよくして再度Corki。完全にお荷物でした。味方の煽りが心に刺さるわ。Fioraにひたすら殺されたなー。タワーの下からでたら、一瞬で溶ける、を繰り返してた。飛んで逃げても追いつかれる。むじー。

 【2戦目:Corki。Bot。ソロキュー。3Kill/3Death。勝ち】

 このまま終われねえ! ってことで0フレ再キューCorki Bot宣言余裕でした。前回がトラウマになって、かなり慎重に立ち回ったところ、死なないけど殺せないという結果に。ダメージはかなり与えて、アシストも14してるので、多分後半はそこそこキャリーできていた・・・はず・・・。

 【3戦目:Kennen。Mid。デュオキュー。9Kill/3Death。勝ち】

 自称メインのKennenで久しぶりに対戦。Midで対面はAkali。正直余裕でした。ただJungleしてた味方のAmumuが終盤までずーっとJungleしかせず、集団戦に全然参加してくれなかったのでやきもきした。彼がもう少し積極的にやっていたら、あと10分早く勝っていたと思う。デュオ仲間はGaren。

 ■木曜日

 【1戦目:Amumu。Jungle。トリオキュー。8Kill/3Death。勝ち】

 VeigerかCorkiで遊びたいな、と思っていたものの、AP midもADCも取られてしまったので、Junglerでいくことにした。ほとんどCounterされないnoob域のJunglerは、大きく崩れないので気楽だ。その反面、solo Topが1対2を強いられてつらいんだけども、悲惨な目にあうのは身内のGarenなので負い目はない(すまん!)。序盤押され気味だったけど、中盤以降はJunglerありチームとなしチームとの成長の差が出て、じわじわ逆転。勝利した。トリオ仲間はGaren、Mordekaiser。

 【2戦目:Kennen。Bot。トリオキュー。12Kill/4Death。勝ち】

 開始前に、「俺がMidだ」「いやあいつだ」「じゃあBotにこい」「いやお前はTopだ」などと大騒ぎしてカオスな状態でスタート。結局私はBotに行くことになった。相棒はSivir。敵がroam気味というか、うろうろうろうろとGankを狙う人が多かった。その割りに成功率がいまいちで、特にShacoがダメで、無駄にroamしたのが裏目に出て、成長差がついて、結局こっちが勝った、って感じ。敵はJungler完備だったけど、あんなに味方がroamしたら、逆にJunglerはGankできないよなぁ、と少し哀れに思った。トリオ仲間はGaren、Mordekaiser。

 ってな感じだ。

 過去3日は、7戦して5勝2敗。目下4連勝中だ。ちょっと前までPvPは「修羅の国にいって殺されるもの」だったので、このくらいの勝利でもかなりうれしいな。うえっへっへ。

日記: 2月1日(2013年)

 続Path of Exile。

 さらにちまちま遊んでLv10になった。ついでにサブキャラとしてShadowも遊んでみて、こちらはLv4。

 分かったことその1。アクティブスキルがGemなんですな。Lv6くらいまでGemをはめるのがなんだか怖くて、ノーマルアタックだけで戦っていたよ。Gemをつけて、スキルで戦えるようになったら、ちょっと画面が派手になって楽しくなった。それでもやっぱり、地味だけど。

 分かったことその2。ポータルあった。3つ目くらいのゾーンから、ポータルが登場し始めた。初期街への移動が楽に。

 分かったことその3。クエストジャーナルあった。ゾーン相関図と、クエストジャーナルが一体になっていた。多少、参考にはなるかな。

 体験したことその1。ダンジョンが暗い、道が狭い、わかりにくい。そして敵がキモイ。この辺の造形というか見せ方の部分は、Diabloシリーズに劣るな。あえて細い迷路状にしているのかもしれないけど、必要のない面倒くささに思えた。もう少し分岐少なく、道幅広く、でいいと思う。

 体験したことその2。Shadowおもろい。というか。魔法楽しい。ばしゅばしゅ氷のソニックブームのようなものを乱射。楽しいわ。武器キャラはDuelist、魔法キャラはShadowのイケメン・ツートップでいこう。

 不満その1。シグニファイアというか、視覚的にどういうものかを訴える、というデザインセンスが足りない。Diablo 3と同じように、青キャラや紫キャラのような、普通の敵より強い敵、が現れるんだけど、カーソルを合わせたときに出る名前の色以外で見分けが付きにくい。Diablo 3みたいに、敵そのものの外観(色とか)に、はっきりとした差別化をして欲しい。

 不満その2。街のワクワク感がない。街が狭い。たとえ売り物をするだけであっても、街ってのはこう、帰る行為に安心感とか、なんらかの楽しみがある、戦場とは違う雰囲気のある場であって欲しいんだよね。そういう街に期待している空気感、存在感がない。前線に柵を設けただけ、っていう適当感が強すぎる。

 不満その3。アイテムが拾いにくい。なんだろ。Diabloよりもクリックをスカる気がする。逆に、拾う気がないものを拾ったりもする。若干のストレスを生む。

 不満その4。鑑定いらんだろ。いまひとつハクスラにおける鑑定の意味が分からないんだよなぁ。どういう効果を期待してるんだろう。単純にワクワクするタイミングを、拾う時から、鑑定する時にスライドしてるだけに思える。時間がずれるだけで、総量が変わらんような。

 不満その5。Gem。このシステムいいけど、予想するにアイテムがごちゃごちゃするのがネックになってくると思う。緑色のGemが10個インベントリーにあります。ここから武器につけたい1つを選ぶのは、かなり面倒くさそうだ。GemはGem専用のインベントリーを用意するとかすればいいのに。

 不満その6。公式サイトのスキルシミュレーターでできる「経路検索」とか「キーワード検索」が、ゲーム内ではできない。なぜじゃ。

日記: 1月31日(2013年)

 基本無料のオンラインDiablo型ハクスラ、Path of Exileを遊んでみたので、その経緯やらインプレやらを述べたい。

 起動して、ログインをすると、おなじみのキャラメイクから始まった。

 キャラは6クラスから選択。各クラスごとに性別固定で、その辺はDiablo1や2と同じ。クラスごとの特徴がよくわからないけど、一番イケメンだったDuelistとやらを選択して、スタートした。

 プレイを開始すると、いきなりゾンビの徘徊する海辺に放り出されていた。ある意味洋ゲーの黄金スタイル。いわゆるチュートリアルゾーンなのだろう。

 敵をクリックしまくって倒しつつ海岸沿いに進んでいくと、すぐに街(というか小さな村?)に到着した。その街はどうやらパブリックスペースらしく、別のプレイヤー達が闊歩するゾーンだった。

 街には掲示板のようなものがあって、それがどうやらLFG/LFM機能を持っているのかな? ロビーとしての街と、MOセッションのフィールド、という2レイヤー構成なのだろう、と勝手に想像しておいた。とりあえず今回はソロで遊んだので、その辺はまだよくわかってない。

 街でクエストらしきものを受け、さらに先のゾーンへ進んでみた。このゲームはDiablo3のようなシームレス構成ではなく、ある程度の広さで区切られたゾーン制のようだ。Diabloのポータルのように、ゾーン間の移動を便利にする、なんらかのショートカット機能もあるのだろうけど、これまたまだよくわからない。

 とりあえず徒歩でサクサクと敵を倒しながら世界を広げて、レベル5にしたところでこの日のプレイは終了とした。武器にはめるジェムやら、鎧を強化するとか書いてあるアイテムやら、なんかいろいろ謎のアイテムも手に入れたんだけど、システム的によくわからないことが多い。試行錯誤が必要なようだ。

 プレイした感触は普通にDiabloだった。よくあるクリック主体のハクスラだ。動きがヌルヌルしてるというか、すべるように移動する感がある。行動に重みがない。SEが地味だからかな? 軽快といえば軽快だし、空虚といえば空虚かもしれない。とにかく基本的にはDiablo。可もなく不可もない。

 このゲームの要素の中で、最も試行錯誤が必要そうで、なおかつ面白そうだな、と思ったシステムは、パッシブスキルツリーだ。

 このゲームは、この公式のスキルシミュレーターのようなスキルツリーを伸ばしていくことで成長させていく。これがなかなか奥が深そうなのだ。

 まるでスゴロクのようなこのスキルツリー。全てのクラスはこのスキルツリーを共有している。ただし、スゴロクのスタート地点がクラスによって違う。それによってクラスごとの特徴を出している。というシステムになっているようだ。

 例えば私の選んだDuelistは、二刀流や剣を上げるスキルにはアクセスしやすく、魔法や杖にはアクセスしにくいスタート地点から始まる。逆にTemplerは杖にはアクセスしやすいけど、二刀流にはアクセスしにくい場所からスタートだ。

 こういうシステムは好きだ。なにがいいって、不利を甘んじて受ければ、趣味に走れるのがいい。天邪鬼な私にはもってこいだ。

 多分、こんなシステムにしても、定番ビルドはそのうち(すでに?)確立されてしまうんだろうけども、その辺を度外視したビルドにも、自己責任でできるのだろう。二刀流ならぬ二棍流のDuelistなどにも、無理をすればできるのかもしれない。そんな妄想をしながらスキルシミュレーターをいじくっているだけで、時間が経過してしまう。今回もプレイ時間の相当な部分を、スキルツリーとのにらめっこで費やしてしまった。危ない危ない。

 ってなわけで、正直、ゲームプレイそのものは凡庸なもので、普通のハクスラの域を出てない気がするけど、スキルの幅という面では面白そうだな、と感じたPath of Exileなのでした。LoLのメンツ待ちとかの合間に、ちまちま遊べそうだぞ。