作成者別アーカイブ: Nez/蝿

EQ2JE: セットアップ完了

 遅ればせながら私も、いわゆる「JWハンマー」のクエストを完了させた。

 このクエストの完了を持って、自分の中でのほとんどすべてのソロ要件は終了だ。フェイブルド版エピックも終わり、ソロクエストも最低限やっておかないと不便、あるいは報酬がおいしそうなものは、それなりにこなしてしまった。

 ってことで、次の目標を喪失中。もちろんこれはソロ~グループレベル限定の話で、レイドですべきこと、レイドでの勝利のためにすべきことは、まだまだたくさんあるんだろうけどね。でも目標に具体性がないので、どうしたものかと思案しているといったところだ。

 突き詰めればまだ、掘りまくってお金稼ぎとか、精力的にインスタンス通いとか、キャラクターの強化につながることは、それこそ山ほどあるんだろうけど、いずれにしてもレイドをのぞけば、成長曲線は徐々に緩やかになっていくと思しい。

 みんなに言わせれば「そこで満足するな!」なのだろうけども、ま、とりあえず一段落の落ち着きを味わっておこうかな。ふふふん。

EQ2JE: 女王蜘蛛退治

 T8レイドを着々と進めている我々<Odyssey>。今まではそのT8レイドインスタンスのなかでも、守護者のレルムというところばかりに挑戦していたんだけど、今回は趣向を変えて、シューガの墓(The Tomb of Thuuga、ToT)という所にいってきた。

 で、1回目の侵入でいきなり、見事にインスタンスのボス、Tairiza the Widow Mistressの討伐に成功した! イエイ!

 ToTはそもそも、このTairiza the Widow Mistressだけしかボスらしいボスのいない、小さなインスタンスゾーンで、少々の雑魚を掃除したあとは、このTairizaを倒すだけの簡単なゾーンだ。でもその構造的な単純さとは裏腹に、初めて挑むボスは複雑な攻撃パターンを持っていて、何をしてくるのかわかりにくく、何度かの挑戦は無残な全滅に終わった。

 しかし、敗戦から少しずつ傾向を学び、対策を練っていくことで、数度目の挑戦のすえ、ついに打ち破ることが出来た。こういう、試行錯誤を経て勝ち抜くのは実にうれしいね。

 この勝利の背景には、戦術を練ったことに加え、最近ゲスト軍として加勢してくれるようになった、別ギルドの力も大きい。特にこのToTは、ダメージアウトプットの量が大きく勝敗を左右するようだから、多分彼らの加勢なしでは勝てなかったことだろう。助力サンクスだ!

 ってなわけで我々<Odyssey>も遅ればせながら、T8レイドの中の、さらにT1とランク付けされている3つのレイドインスタンスのうち、やっと1つを制覇することが出来た。あとは守護者のレルムと、処刑の王座かー。T8は、順番にフラグを立てないと先に進めないらしいから、まずはこの2つをクリアしないとだな!

 レッツ、キビキビ!

日記: 4月29日(2008年)

 残念な結果になった(?)カーナビを使って、実際に運転してきた。なお、今回購入したカーナビは、ソニーのnav-uシリーズのNV-U2というPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)だ。

 で、使用した感想なんだけど・・・こ、これ、良いやーん!

 私にとって、カーナビを使って運転すること自体が初めてだったんだけど、これは実に便利なものだな。うーん、世にカーナビが普及するわけだわ。3D世界を俯瞰視点で見ることができるということは、恐ろしく視野の拡大になるものだと実感させられた。カーナビなる文明の機器を使うのが初めてだっただけに、その衝撃は大きい。

 ルート検索とか、音声ガイドとかも便利なんだけど、カーナビが利用者の価値観を本質的に変えることは、「地図上の現在位置がわかる」ということだな。地図を見ながら走っていると、しばしば自分がどのくらいの距離を走ったのかをロストしてしまい、現在位置の把握に手間取ることがある。ところがカーナビの場合はそういったことがほぼ起こり得ず、現在自分がどこにいるのか、曲がる予定の交差点までどの程度の猶予があるのかが、瞬時にわかる。これががとても大きいことだと感じた。

 思えば、マップのないMMORPGをやっていたときには、「マップなんてなくてもいいぜ!臨場感が大事だぜ!」とか思っていた気がするけど、実際にマップのあるMMORPGが当たり前の時代になると、「マップは必須だぜ!ないとつらいぜ!制作の手抜きだぜ!」となってしまった。どうやらそういったことが、現実社会でも起こりそうな気配だ。

 加えて、私の心を大いに揺さぶったのは、このNV-U2をバイクに搭載するという例が多くある、ということだ。自動車用ナビとしてみると、ナビゲーション機能に絞った、最小構成のエコノミークラスのカーナビでしかないんだけど、バイク用ナビとしてみると、必要かつ十分な機能を盛り込んだ、非常に高性能なナビという地位にまで登れるようなのだ。

 バイクに搭載するには、ステーや電源を考えないといけないから、実際にバイクに搭載するかは微妙なところだけど、そういう別の利用法があることは、ナビ購入の際に払った代価を納得するのに、大きな説得力になって、私の心を大いに癒したのでした。

EQ2JE: Lanysの剣

 エピック・ウェポン・クエスト完了!

 いやー、めでたく完遂しました、シャドウナイトのエピック・ウェポン・クエスト。終わってみて思うことは、シャドウナイトのエピックは、戦力さえあれば簡単だな、ということだ。もちろんその、「戦力を揃える」というのが大変なんだけど、揃ってさえいれば、基本的には「必ずそこにいるNPC」を倒すだけなので、待ち時間がほとんどない。倒すべきNPCは結構多くて、しかもやたら強いのもいるにはいたけど、戦闘面での難易度も、「この戦力じゃ勝てないからいったん撤収」というようなことが起こるほどには強くなかった。

 いずれにしても、無事フェイブルド版のエピック・ウェポンを入手できて嬉しい限りだ。

 ところでエピックといえば、報酬もさることながら、そのストーリーも気になるところなんだけど・・・コレは残念ながら、完全には把握できなかった。EQ2JEの翻訳の質は悪くない(一般的な翻訳としては良くはないけど、MMORPGとしては別格に良い。というくらい)と思うんだけど、それでも内容は難解だったし、前後に戦闘やらなにやらがあって、落ち着いて読めなかったということもあったからだ。

 おぼろげに内容を思い返すと・・・

 ・セディション(報酬の武器)はイノルークの娘であるラニーズがつくったらしい
 ・ラニーズはイノルークに反逆しようとして返り討ちにあったらしい
 ・ラニーズの敗因はメイヨン・ミストムーアのせいらしい
 ・ラニーズは幽閉されたらしい
 ・ラニーズは幽閉の一瞬の隙を突いてなにやら力をセディションにこめた(?)らしい
 ・剣はラニーズの信奉者が保管していたが、件についていた力のこもった宝石2個は失われたらしい
 ・フェイブルド版クエで1個取り戻して、不完全版セディションになった

 とか、そんな感じの展開だった。細部が違う気もするけど、まぁニュアンスだ、ニュアンス。

 次はミシカル版でのもう1つの宝石奪還が目標になるわけだけど・・・これはそもそも戦力が全然足りてないから先が長そうというか、本当に取れる日が来るのか、不信感でいっぱいだな!

日記: 4月28日(2008年)

 私の実家の車は古い。

 古いからと言って、別にプレミア的な価値があるわけでもなく、ただ単に古い。購入してから10年は経っている車だ。そんな車だから当然装備も貧弱で、オーディオはラジオとCDだけだし、カーナビもない。名づけて、「古くってスイマセン」号。

 そんな我が家の「古くってスイマセン」号に、ついに新たな装備が加わった。先々週、実家に帰ったところ、父が嬉しそうに私に言ったのだ。

 「カーナビを注文したぞ。ネット通販で。母さんに言われてな」

 話を聞くと、どうやらこういうことらしい。私の父と母は、月1くらいで1泊2日の温泉旅行にいくという習慣がある。ところが、先月の旅行先の地方都市で、ものの見事に迷子になってしまったらしいのだ。街中を「ああでもない、こうでもない」とぐるぐる走り回り、やっとの思いで宿に着いた頃には疲労困憊だったとか。それで辛抱たまらず、母の一声でカーナビの購入に踏み切ったらしい。しかし・・・。

 ―カーナビのことよく調べたの? 実物見ないで買って大丈夫?

 と私が訊いたところ。

 「・・・まぁ、大丈夫だろ。カーナビが届いたら、お前の家までカーナビ頼りで行ってみるからな!」

 という、大変威勢のいい、しかし大変不安なお返事が返ってきた。ろくに調べもせずに購入したことは明らかだ。かくいう私も、カーナビのことは何も知らないので、なんのアドバイスもできない。だけど、嬉しそうに「私の家に行く」と言っている父を見て、どうかいい買い物になってくれるように、と願っていた。

 そして今週末。首尾よく届いたカーナビは、なかなか見栄えも良く、当然両親はその操作法の習得に苦戦しているようだったけど、まぁ、そこそこのモノが届いたように思えた。近所のドライブでテスト運用をしてみたところ、まずまずの使用感だったそうだ。「声で200メートル先右折とか言うの。200メートルってどのくらいなのかしらねぇ。きゃはは」とわけもわからないなりに、母も嬉しそうだ。

 しかし、父の顔色が冴えない。どうしたのかと思って訊いてみた。すると・・・。

 「道がないんだよ。お前の家まで行くのに、新しく道ができただろ。それが・・・ないんだ。そこの部分でカーナビが役に立つと思ったんだけどなぁ」

 実家から私の家まで、最短距離で行くルートをとれば、去年新しく開通した道を通ることになる。父はまだその道が開通してから、実際にその道を通ったことがなくて、そういう未知の部分でこそカーナビが役に立つぞ、と購入前からワクワクしていたのだ。だからこそ、購入したら私の家に行くなどとも、言っていたわけなんだけど・・・。

 どうやら地図のデータがやや古かったらしい。カーナビに搭載されている地図データは、2007年4月のデータだと記載されていたから、すごく古いというわけでもない(少なくとも我が家の紙の地図のどれよりも新しい)。だけど当然、半年前に開通した道路は載っていないわけで、父の描いた画は実現不可能な画だったわけである。

 カーナビに道が載っていないなんてことを、想定すらもしていなかった父の落胆振りは、目に余るものがあった。そんな父を見ていると、私まで悲しい気分になってくる。それで何とかならないかと思って、カーナビについて色々調べてみたんだけど、その結果は「この事実を是認するしかない」という悲しい現実を思い知らされるだけのことだった。

 この話を聞いてすぐに、「カーナビの情報が古いんじゃ役に立たんではないか!不良品か!」と私も思ったんだけど、そして、同じように考える人は世の中にいるらしいんだけど、それはどうやら世間知らずというもののようなのだ。例えば、このサイトでは、全く同じ商品に、全く同じ印象を抱き、全く同じ憤慨をしている人がいるんだけど、それに対する返答は、ことごとく冷徹かつ現実的だった。確かに現実的に考えれば、リアルタイムで新しい道の情報をカーナビに搭載することは難しい。カーナビというものは、ある程度「古い情報」であることは、織り込み済みの機器のようなのだ。少なくとも、今の技術では。

 インターネット社会に浸りすぎていて、なんとなく地図データくらいはリアルタイムで、最低でも1ヶ月遅れくらいで、自動更新されるような気でいたけど、仕組み上、そんなはずはないんだよなぁ(そういうハイエンド機もあるようだけど)。考えればわかることだけど、思い込んでいたら目が暗くなる、といういい教訓になった。

 しかし、残念だ。新兵器で我が家に乗り込むことを、男の子オーラ全開で期待していた父の目の輝きを思い出すと、是が非でも達成させてやりたかった。そんな上から目線の余計な心配を、子である私がしていることが知れれば、そこにこそ父は憤慨するんだろうけどね。

 でも、残念だ。