作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 12月4日(2007年)

 朝いつものようにPCの電源を入れ、出発前のメールチェックや、各種情報確認をしていると、突然モニターが「バッツーン!」という破裂音とともにブラックアウトした。

 モニターの電源をオン/オフしてみたり、PCを再起動してみたり、メニューボタンをカチカチ押してみたりしたんだけど、全く状況は変わらない。どうやら完全に故障してしまったようだ。古いモニターだから、経年劣化だとあきらめたほうがいいんだろうな。死亡確認。

 ご臨終を迎えたのは、長年使い続けてきたIIYAMAの17インチCRTディスプレイだ。ACのβテスト中に先代がぶっ壊れて購入したような記憶があるから、それから今日まで、かれこれ7,8年は使ってきたことになる。長年にわたって、昼夜問わず、もうこれでもかというくらい使い倒されたディスプレイは、この10年間で私が最も長く見つめ続けた対象といっていい。年季の入った昔ながらのクリーム色の筐体は、自分の所有物でなかったら確実に嫌悪感を覚えるレベルにまで黄ばんでいて、そこかしこに埃だの、なんだか良くわからない液体の飛沫の痕だのがこびりついている。だけど、それすらも愛嬌だと思えるほどに、私の相棒として良く戦ってくれた。うむうむ、まだまだ君に不満はなかったけど、安らかに眠るがいい。

 ってことで、今日は帰り道に某大型電気量販店に立ち寄って、液晶モニターを購入することにした。別に液晶でもCRTでも、どっちでもよかったんだけど、ただ単純に運搬の重量の関係で液晶モニターにしたのだ。

 しかし、いざ店に入ってみると、ずらりと並んだ液晶モニターの中から、一体どれを選べばいいのかさっぱりわからない。ちょっとは調べてから来るんだった、と後悔はしたもののあとの祭り。ここで慎重な人なら、後日出直し再突入になるんだろうけど、私はこういうとき、もう1回出向くという面倒くささに負けて、勘で購入してしまうタイプだ。ええい、ままよ。である。

 とはいえ、いくら眺めたところで、わからないものはわからない。30000円のモニターと、50000円のモニターの違いが全く見て取れないのだ。モニターの隅っこに張られたカードに小さく書いてあるスペックが、異なっているがゆえの値段の上下ならまだわかる。だけど液晶モニター業界はどうも、このスペックと価格との相関関係が薄いようで、あてにならない。スペックの値が同じなのに価格が大きく違っていたり、それどころか、スペックが劣るほうが高かったり、といったことが日常茶飯事のように散見されるのだ。よって、素人にとってはスペック値は見るだけ無駄といえよう。実家のモニターがグレアパネルで、その眩しさに閉口しているから、ノングレアにするというくらいの指標はあるけど、それ以外はもうなにがなにやら。

 ってことで、チョイスの方法を変えることにした。というか「品質」をみきわめることをあきらめたのだ。考えたところで確たることはわからないので、「品質は同一価格帯ならほぼ同一レベルである」と仮定することにして、チョイスの基準にはしないことにしたのだ。

 そこでまず値段。安いのにしよう。5万円以下の価格帯で、安いほどよいとする。同時に、クラス最安値は避ける。安い理由がわからないから危険だと判断した。

 次にサイズ。今が17インチなので、17インチ以上なら文句はない。でもどうせだからワイド画面とやらに手を出してみたいものだ。そうすると・・・まぁ大きすぎてもゲームユースでは視線を走らせるのが大変だし、20インチワイドといったところか。

 そして省スペース。液晶といえば省スペースである。せっかく液晶にするのだ、省スペースが図りやすいものとしよう。省スペースなんて、どの液晶モニターも変わらないんじゃ? と思うかもしれないけど、私の環境下では大きく省スペースを図れる要素があるのだ。それがスピーカーである。

 私は今、850円の腐れスピーカーを使用している。そしてそれでなんの不満もない。サウンドカードは無論オンボードだ。そんな私にとって、スピーカーなどというものはモニターにくっついている程度のものでなんの問題もないのだ。むしろスピーカーをモニターと一体化することによって、腐れスピーカーふたつ分のスペースが空き、しかもコンセントソケットも1つ空くというのは、大変魅力的なのである。

 というわけで、5万円以下、20インチワイド、スピーカー付、という条件でチョイスした結果・・・。

 BenQ E2000W(実売30,000~35,000円程度)

 を購入するに到ったのでありました。

 使ってみると、なんだかちょっと明るさが強い気がするけど、十二分に美しいと私には感じられた。EQ2をプレイしてみても、何の問題もない。少なくとも老朽化していた今までのモニターよりは、だいぶいろいろなものがくっきりと見える。うむうむ、満足できる品質だ。

 特筆すべきは大幅な省スペース化で、PCデスク上の空間が恐ろしく広大になってしまった。今まではモニターとキーボードが接するかどうかというゼロ距離状態だったのに、今ではその間隙に週刊少年ジャンプを縦置きできるほどのゆとりがある。スカスカすぎて、その空間をどう有効利用したものか悩んでしまうほどだ。モニターの圧迫感がなくなると、部屋全体が広くなった気さえする。恐るべし、省スペース! 私、大喜び!

 ってなわけで、モニターがぶっ壊れるという不幸はあったものの、結果として環境は改善され、気分も晴れた。これからはこの新しい相棒を見つめる日々だ。

 願わくばこやつが、いわゆる「目が疲れるモニター」でないことを祈るよ。

日記: 12月3日(2007年)

 さくらインターネットのレンタルサーバーの管理画面に、さくらインターネットの前社長の辞任と新社長の就任のお知らせが表示されるようになった。

 知っている人は知っていると思うけど、この社長交代劇の背景は、すごく大雑把に言ってしまえば、

 「ロード・オブ・ザ・リング・オンライン日本語版が大失敗」

 という悲しい結果によるものらしい。

 さくらインターネットの前社長は、EQ1を何年もかけてレベルキャップに到達させたという、相当なMMORPG好き、MMORPGに理解のある人物であるらしい。で、その趣味が高じてなのか、はたまた商業的な判断だったのかはわからないけど、さくらインターネットは、米国ターバイン社製オンラインゲームの日本語版ライセンスを取得し、MMORPG事業に参入していた。しかし、どうやらそれが商売として成り立たなかったようなのだ。

 LotROを早々に見切った私がいうのもなんだけど、正直に言って残念だ。これで、日本で「本格MMORPG(曖昧な定義で申し訳ない。EQ、DAoC、WoWクラスの、世代最高峰のものと思ってください)」が普及する目がさらに薄くなり、私の望む未来が、もううっすらとすら視界に入らないほどに、大幅に遠のいてしまった。この「大会社の社長が本格MMORPG好き」という、千載一遇の好機を逸したのが、返す返すも残念でならない。

 組んだ相手がターバインってのがなぁ、とか、もはやMMORPGというビジネスモデルが云々、とか、言いたいこと、言われ続けていることはいろいろあるんだけど、その辺は考えずに、今はとりあえず残念とだけ言っておこうと思う。

 自分好みのMMORPGのために巨額の富を投じる。そんなMMORPGプレイヤーの誰もが夢見るシチュエーションを実際に実施した、史上数少ない例が失敗に終わった。これが日本で最後の例になってほしくはないけど、あとに続くものの出足を鈍らせるには、十二分以上の効果を上げたに違いない。

 嗚呼、お先真っ暗。

日記: 12月2日(2007年)

 紅葉の山々を眺めに、道志みちを往復してきた。

 前回道志に行ったのは、今年の初夏6月中旬だった。あの頃はまだゼルビスに乗っていたので、今の愛車FZ6S2で行くのは初めてということになる。

 で、まぁ期待通り、道中の山道から見える、赤く黄色く色づいた秋の山々の風景はすばらしかったんだけど、残念なことに道中半ばにして頭痛を発症してしまった。本当は道志みちを山中湖まで抜けて、富士山を横目に中央道を駆け戻ってくる予定だったんだけど、おかげでそこまでいく気力がなくなってしまった。

 なので、道の駅「どうし」で豚汁をすすり、少し休憩をしてから、速やかに帰路に着いたのでした。あぁ、天気もそこそこ良かったし、まだ冬本番の寒さはなくて、でも冬特有の空気の透明感はあって、実にツーリング日和だったのに、残念だ。

 そろそろ身を切るような寒さの季節。しばらく我が愛車君も、近隣ラーメン屋めぐり専用機に身をやつすかもしれないなぁ。

EQ2JE: 挑戦

 久々にギルドレイドに参加してきた。

 っていう言い方だと、まるでいつも不参加の、やる気のない人みたいだけど、そんなこともない・・・はず! 前回は頭痛ダウンで不参加だったけど、その前まではほぼ参加している! 大丈夫! たぶん!

 ともかく、私の前回の参加のときは、中ボスでやられるという体たらくだった。だから「今度こそは勝つぜ!」という気合を込めて臨んだんだけど・・・。

 圧勝だった。

 無事に中ボス(ランダムで数タイプの中から1つが出るらしく、過去戦ったものとは別物だった)を倒し、さらにその後襲い掛かってくる大ボスも倒して、ランク1のギルドレイド「大胆なる戦い」を、拍子抜けするほどあっさりとクリアした。

 さらにその後、ランク2のギルドレイド「挑戦的な戦い」もクリアして、ギルドとしては挑むことができるギルドレイドがランク3にまで躍進した。ギルドレイドは全部でランク5まであるらしいから、もう少しで半分を超えるわけだな。

 うーん、次はどんな展開なのか、楽しみだ。

日記: 11月28日(2007年)

 10MBしか容量のないISPのサーバーから、300MBの容量を誇るさくらインターネットのレンタルスペース移住して1年以上が経過した。

 さすがに移住当初は、有り余る容量を同扱えばよいものか、嬉しい悲鳴を上げていたんだけども、それもあっという間に慣れてしまい、最近では容量の大きなゲームのスクリーンショットや、旅の写真を、ためらいもなく減サイズする努力もなしに、アップロードしまくる日々を送っている。

 で、ふと気になって、サーバーの容量を調べてみたら・・・。

 使用容量: 256MB / 300MB

 うへー。もうこんなに使っていたか!

 ま、そりゃそうだよなぁ。最近のゲームの解像度だと、フルサイズだとjpg形式ですらその容量は1枚1MB近くなることもあるわけで。下手すれば1MBを越えかねないわけで。旅の写真なんかうっかりそのままアップすると、解像度が2600×*だったりするわけで!

 ということで、このままでは推定あと50~100枚のスクリーンショットしか、アップロードできないということになる。特に私はテキストでも案外容量を消費しているほうだと思うから、もしかするともう少し少ないかもしれない。

 うーん、どうしたものか。容量を増やすプランに契約を変えるか、アップした画像等をダウングレードするか。金をとるか、手間をとるか。悩むなぁ。

 このままのペースなら執行猶予はあと1年足らずだ。