カテゴリー別アーカイブ: メンテとカスタム:Bolt

日記: 8月11日(2023年)

 先日頓挫したエンジンガードの取り付けの続き。

 メーカーのデイトナから、無事に不具合部品の交換品が届いた。

 非常に迅速かつ丁寧な対応だったということをここで言及しておきたい。

 届いたパーツは写真のように、不具合のあったネジ切り部分を、実際にナットをはめて検品された状態で送られてきた。実に堅実な対応だ。・・・最初から検品しといてくれ、というのは言わないでおこう。

 正常なパーツさえ届けば、あとは組み込むだけだ。

 このパーツを組み込む直前まで作業は終わっていたので、はめ込んでねじを回すだけで作業は終わった。この作業だけなら、前回苦労したジャッキアップなどもいらなかったので、ものの10分弱で作業完了だ。

 ナットには念のため、マニュアルの記載通りに、ゆるみ防止剤を塗布しておいた。万全だ。

 ということで、これにてエンジンガードの取り付けは完了した。

 見ればついていることは明らかなものの、言われなければ目を引かない程度には地味というか、造形に溶け込んでもいるな。Boltはスマートな見た目がウリだと思っているので、あまり外見がごつくならずに済んだことは僥倖だ。

 万事丸く収まって良かったよかった。

日記: 8月6日(2023年)

 Boltに買っておいたエンジンガードを取り付けてみた。

 ・・・という話。

 ・・・の前編。

 エンジンガードというものは、そのゴツい見た目の是非については諸説あると思う。カスタムの方向性や、車種のもつカラーにも依りはするものの、スマートな車体のビジュアルを崩しかねない。

 だけども、まだ記憶の新しい数年前に、立ちゴケでバイクと地面との間に足を挟みこみ、足の甲を骨折して、周囲に多大なるご迷惑、ご心配をおかけした身としては、こういった類似事例発生防止策を講じて、安全性をアピールしておくことは、ただでさえ少ないバイク趣味への理解を、少しでも多く得るために必要不可欠なのだ。

 なのでエンジンガードを取り付けることは、Bolt購入前からの既定路線だった。

 さて、そんなわけで取り付けることにしたエンジンガードなんだけども、Bolt用のエンジンガードは、数社からリリースされていて、選択の幅は比較的広くあった。そのなかでサイズ感や形状、価格、それに取り付け方法の強固さなどを勘案した結果、デイトナのものが最もよさそうだったので、それを購入し取り付けることにした(写真左上)。

 で、取り付け作業を行ったわけなんだけども・・・結論としては、途中で頓挫してしまった。

 順を追って話そう。

 まず、エンジンガードを取り付けるために最初に引っかかったのは、このバイクにはセンタースタンドがない、ということだった。

 エンジンガードを取り付ける際には、右ステップとASSYになっているサイドスタンドを、いったん外す必要がある。そうなるとサイドスタンドなしで車体を直立させる、別の手段が必要になる。しかしこのバイクにはセンタースタンドがない。どうしよう。というわけだ。

 私が今回採った解決策は、バイク用のジャッキを買う、というど真ん中の正攻法だった。

 手持ちの車用フロアジャッキを流用するとか、ブロックなり角材なりをあてがうとかいう、その場しのぎの方法も検討しはした。だけど結局「バイク用ジャッキを買う」という、お金で解決する選択肢が、最も安全かつ確実だと判断したのだ。下手にケチって、バイクを倒してしまっては、元も子もないからね。

 ジャッキアップさえできれば、作業は簡単だった。

 左右のステップASSYを固定するボルトを外して、エンジンガードをステップASSYと車体との間に挟み込んで、ボルトで固定しなおす、というだけ・・・のハズだった。

 が、ここでまた問題が発生した。

 固定するためのパーツのひとつ(エンジンブロックを貫通するスタッドボルト)の工作精度が低く、両端にあるネジ切りの片方がつぶれており、ナットで締めることができなかったのだ(写真右下)。

 パーツの不良は、さすがにどうすることもできない。この日の作業はそこで中断し、交換パーツを入手してから、後日リトライすることと相成った。

 なお、この件についてエンジンガードの発売元であるデイトナのサポートに連絡をしたところ、交換パーツを無償で発送してくれることになった。

 不良があったこと自体は正直マイナスだけど、その後の対応はよかったので、ここはプラマイゼロ評価としておこうと思う。うむうむ。

 作業の続きは、パーツが届いてからだ。

日記: 7月29日(2023年)

 「積載を改善しよう」。

 今回のテーマはこれだ。

 バイクの悩みといえば「積載」なのは、太古の昔から変わらないわけなんだけど、FZ6にトップケースをつけて、その悩みから全開放された十余年前以来、そんな悩みはすっかり忘れていた。

 それが今回のBolt購入で、残念ながら復活してしまった、という次第だ。

 納車されたバイク屋からの帰路では、積載能力が皆無だったこともあって、仕方なくバッグを背負って走ってきた。だけど私の主義としては、バイクに乗る時には、体にバッグの類をできるだけ装着したくないと考えている。許せても、ホルスターバッグやシザーバッグのような、腰装備の小型のものまでだ。肩や背中への負担は断じて増やしたくない。

 ということで、バイク屋からの帰宅後、そのまま取り急ぎ、積載を改善することにした。

 今回は応急というか、つなぎの処置ということで、手持ちの2つのバイクバッグ類を検討してみた。

 まずはただ単にバイクにそれらをポンと乗っけてみて、ビジュアルの良し悪しや、実際の使用シーンの利便性を考えてみることにした。

 左上はタナックスのシートバッグ。ポンと乗せると、なかなかにいい感じ。サイズ感がパッセンジャーシートを覆い隠すくらいでちょうどいい。なるほど。

 右上はデグナーのサイドバッグ左右セット。ちょっとおさまりが悪いけど、これも案外悪くない。クルーザーには革のサドルバッグ、という固定観念があるけど、これも似合ってるな。スポーティーなクルーザーには、クラシカルではないバッグもまた似合う。知見が広がった。

 どちらも10年以上前に購入したものの割には状態がよく、どちらも私から見るとそれなりにマッチしていた。それで少し悩んだんだけども、前者のシートバッグを、しばらくは使ってみることにした。サイドバッグのほうは、装着時にテールランプに干渉して装着位置の自由度が低かったり、ヘルメットホルダーにも干渉して使えなくなったりと、デメリットとおもえる点があったからだ。

 ということで、装着作業を行った。

 ・・・というほど大層なことはしてないけど、購入して初めてのシートはずしだ。それなりに初体験が詰まっていて、興味深かった。

 というのも、Bolt(※)のシートは、キーでぱかっと開くようなものではなく、レンチを使ってボルト(※)を外してやらないと開かないものだったのだ。今まで乗ってきたバイクは、どれもキーを使えば、シートは簡単に外せる構造のものばかりだったので、こういう展開ははじめてだった。

 (※バイクの車名はBolt。ねじの一種の名称はボルト。と表記分けしていくつもり)

 また、パッセンジャーシートが別体というバイクも初めて。キーでぱかっとはいかないうえに、シートを2つも外さないといけないとは、なかなかに面倒くさいな、と感じたのもまた事実だった。パッセンジャーシートの外し方に至っては、簡易ユーザーマニュアルには載ってもいなかったし(簡単だったけど)。

 ともあれ、パッセンジャーシートを外し、外したパッセンジャーシートにシートバッグ取付用のハーネスを取り付け、シートをバイクに戻し、ハーネスとシートバッグをつないだら、シートバッグの取付完了だ。

 まったくガタ無しの、かっちりとした取り付けが行えた。見栄えも悪くないんじゃないかな。

 あまり容量の大きくないバッグではあるものの、これで私が普段するような、テケテケお散歩ショートツーリングに必要な荷物くらいは、簡単に運べるようになったことだろう。

 よしよし。