カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 7月7日 (2007年)

 ついに、FZ6 Fazer S2が納車された!

 4年間の付き合いだった愛車ゼルビス君を引き渡し、バイク屋でFZ6S2を受け取ってきた。記念すべき納車日は2007年7月7日のスリーセブンだ。幸運を呼んでくれるといいな。

 さて、この段になって始めて、実物を見て触れることになったんだけど、見てみてがっかり・・・なんてことは全くない、精悍な顔つきの中にもどこか愛嬌のあるルックスに大満足。懸念の足つきも、以前またがってみたFZ1と比べると、大幅にマシな部類で、それどころか教習車のCB750よりも若干良いとまで感じた。これならほとんどのシチュエーションで、安心して足をつけそうだ。よかったよかった。

 で、バイク屋で扱い方を一通り聞き、書類をいくつか書いた後、早速新車に乗って家まで帰ってみた。

 うん。思ったよりマイルドというか、大排気量の迫力!というようなものはあまりない、平凡な乗り味だ。ぬるっと走り出し、ぬるっと走り続ける。もちろんまだ慣らし中で、回転数をそんなに上げることができないというのもあるし、そもそも普通の街中の国道で、そんな迫力を感じるような走りをするのは、馬鹿野郎だけだというのもあるけどね。でも、ゼルビスとは比べ物にならない安定感というか、余力をたっぷり残した走りは十分に感じられ、より頼りがいのある機械に乗っている、という気分になれた。

 まだ任意保険の登録車両の変更をしていないから、あんまり遠くへは行けない(行きたくない)んだけど、軽く相模湖まで行って帰ってきたので、そのときのファーストインプレッションを、思いつくままに箇条書きにして終わろう。

 ○カッコいい。
 ○車体が軽い。ゼルビスほどではないけど、取り回しが楽。
 ○足つきが思った以上によかった。教習車のCB750より良かったと思う。
 ×デジタル速度計は見にくい。慣れてないからかな?
 ○時計付き!
 ○燃料計付き!
 ○ハザード付き!
 ○イモビライザー付き!
 ×シートが滑らない素材で、とっさに腿が引っかかる。
 ×熱い。冬はいいけど夏は死ねそう。
 ○やはり速い。というか、ゼルビスとは同速度でも余裕が違う。
 ○えらく曲がる。というか、ゼルビスの曲がらなさを痛感。
 ×積載性がないに等しい。ネットを常備できるかどうか微妙、というレベル。
 ×当たり前だけど高い。ガス(ハイオク)代・維持費も含め。
 ×結構微振動がある。そのせいでカウルマウントのミラーの視認性が低い。
 ×今まで心配してもいなかった盗難を、少し心配せねばならなくなった。

 という感じ。相変わらず素人丸出しの感想だ。うへうへ。

 さーて、今週末までには保険の手続きをして、天気がよければもう少し遠くまでいってみたいなー。ただ、慣らしで4000回転までだと、6速でも高速に乗れないかな。慣らしの距離は高速で稼ぎたいんだけど、うーん。

 ま、とりあえずよろしくな、相棒。

日記: 6月18日 (2007年)

 前回の続き。

 さて、首尾よくシークレッ・・・ライディング用シューズを手に入れた私。ちなみに買ったのはこれのブラックだ。HYDRO-TECHという聞いたことのない防水透湿素材を使用しているんだけど、対水圧とかのスペック表記がまるでないので、この素材の実力がどの程度のものかは不明。ビジネスシューズのラインナップなんかを見るに、まぁさほど過酷な環境下での使用は想定されていないように思われる(知らないけど)。

 値段は8000円チョイ。安いってほど安くもない、程々なお値段ですな。用意されていたサイズが24.5cm~で、買ったのも24.5cmという、屈辱の最低サイズチョイスなのが悲しいけど、私は負けない。見苦しくも弁明するならば、普段の靴は25cm~25.5cmなんだけど、この靴は妙にぶかぶかなサイズ設定だったゆえの最低サイズチョイスなのだ。

 さて、履いて歩いてみると、普段よりも気持ち視点が高いような気がする。ドアノブや、垣根や、自動車のルーフといった、普段見慣れているものの見えかたが、ほんのすこおおおおおおおおおおおし、なんとなあああああああああく、違うような違わないような、そんな錯覚がある。

 思ったより重量はなくて、そういった点での歩行時の違和感は少ない。ただ新品なせいか、靴底がやけにつるつるしていて、しっかり靴紐を締めていても、一歩ごとに足の裏が靴の中で滑るような感覚がある。ちょっと歩きにくいと言わざるを得ない。脚になじむことで解決してくれるといいけど。

 そして、いよいよバイクに乗ってみた。

 またがった瞬間に、はっきりと足つきがいいことがわかった。今までなら股から地面まで一直線に伸びていた私の足が、こころなしかヒザを曲げることができるくらいになっている。ソールのグリップも、少なくともドライなアスファルト面に対しては良好で、停車時の安定感がかなり増した印象だ。たかが数センチ、されど数センチである。

 しかしその一方で、足を使った操作が、思っていた以上にしにくくなってしまった。ソールが厚くなっているため、今までの感覚で足を動かしても、シフトペダルの下につま先をもぐりこませることができない。厚いソールがシフトペダルにぶつかってしまうのだ。意識をして、足先を下向きに曲げてやればシフトチェンジは出来るけど、ライダー歴数年でようやく自然に行えるようになってきた、体で覚えたシフトチェンジの動作が、まるで通用しなくなってしまったわけである。これは痛い。

 またソールや生地がスニーカーに比べて厚いぶん、シフトチェンジの感覚、つまりカチカチ感というかガチャガチャ感というか、そういうバイクからの声が、足先に伝わりにくくなってしまったのも深刻な問題だ。シフトチェンジらしき操作をしても、本当にギアが変わったのかどうかが、よくわからないのである。これはリアブレーキも同様で、ブレーキを踏んでいるのかどうかが、良くわからない。漫然と脚をステップにかけているだけなのに、ずーっとブレーキを引きずったまま走っているような気がしてきて怖い。

 この運転時の違和感は、想像以上だった。まだこの新しい靴での走行が、5kmにもなっていないからなんともいえないけど、このままこの違和感が持続するようだと、この靴との生活は短いものになると言わざるを得ない。

 足つき向上、(一応)ハイテク素材、頑丈そう、背が高く見・・・ゴホゴホ、と利点も多いだけに、慣れることで解消される問題だといいなぁ。

日記: 6月17日 (2007年)

 シークレットシューズを買った。

 ・・・。
 ・・・。
 ・・・。

 いやいやいやいやいや。まてまてまてまてまて。そこ。まだ引くな。語弊があった。

 ちゃんと説明しよう。正確には、バイクに乗るとき用のブーツというかシューズというか、そんなものを買ったのだ。

 そもそもバイク乗りには、スニーカーを履いて乗る人もいれば、バイク用につくられたブーツやシューズを履いて乗る人もいれば、作業用の安全靴を履いて乗る人もいる。他にもいろんなタイプがいると思うけど、それらを大きく2つに分ければ、「いつもの靴で乗る派」と、「バイクのときだけ違う靴派」ということになるだろう。で、私は今まで、完全に前者派だったんだけど、このたび後者も試してみようと思いたったのだ。

 思うに、バイク用に別の靴を履くというのには、機能的な理由と、視覚的な理由がある、と考えられる。機能的な理由というのは、例えば防水透湿素材で出来ていて悪天候に強いとか、プロテクションがしっかりしていて転倒に強いとか、シフトペダルが当たる部分の素材が補強されているとか、そういう普段履きにはない機能を求める、ということだ。一方、視覚的な理由というのは、ハーレー乗りがいかにもハーレーっぽい革ブーツを履いたり、SS乗りがいかにもレーサーっぽい樹脂ブーツをはいたり(これは機能的理由が大きいだろうけど)という、気分を出すためのギミックとしてのものを意味する。

 いままで私は、ライディングウェアを考える際に、靴にまで気を配ることはなかった。それは基本的に悪天候では外出しないということもあれば、アグレッシブなライディングとは無縁だということもあれば、ライダー的な外見への憧れがなかったということもある。要するに、今までの私のライディング時の履物への無関心さは、「バイク用の靴」が与えてくれるであろう利点を、まるで求めていなかった、ということに起因していたわけである。

 だけど最近、バイク用にごついブーツ/シューズをはいている人々を見て、気が付いてしまったのだ。

 「あれってソールが厚いよな・・・」

 と。

 ソールが厚いということは、すなわち、身長が高く見えるということである。・・・ちがう。すなわち、足つきが良くなるということである。

 これは魅力的なメリットだと言わざるを得ない。現在の愛車であるところのゼルビスは、私のようなリアルホビットでも余裕で(?)足がつくシート高だから、別にスニーカーでも問題はない。でも、きたるべき大型車への主力戦闘機の世代交代を視野に入れると、このくらいの対策は採っておいたほうがよいのではないだろうか。そんな気がしてきたのだ。

 というわけで、ソールの厚い、それっぽい靴を買うことにした。

 最初は、ライディングギア・メーカーのバイク用シューズのようなものから見繕おうかと思っていた。だけど、試してみて今ひとつだったときの保険もかねて、バイク用シューズと必要要件の重なる部分が多そうな、ハイキング用のシューズを選択することにした。対悪天候性、グリップ、厚いソール、軽量・・・etc。バイク用にあって、ハイキング用にないものは、シフトパッドくらいのものではないだろうか。ちなみに、なぜハイキング用にすることが保険になるかというと、・・・失敗時にオヤジに押し付けられるかもしれないからである。うへうへ。

 さて、いくつかの店を巡り、mont-bellとかColumbiaとかの、アウトドアブランドの商品を見て考えることしばし。やっぱGORE-TEXはいいのかなー、とかいろいろ考えたものの、最終的には値段に負けて、聞いたことのないブランドの、聞いたことのない防水透湿素材のハイキングシューズを入手するに至った。

 GORE-TEXの、実績に裏打ちされた優秀な防水透湿性も魅力だったけど、どうせ悪天候下のライディングシーンなんて滅多にないんだから、そこに投資するのは無駄だと思ったのだ。安物買いの銭失いにならないといいけど、それは今後徐々にわかってくることである。

 うむうむ、これはソールが厚いぞ。足つき向上の期待感、大だ。はてさて・・・。

日記: 5月28日 (2007年)

 例のバイク屋よりTELあり。

 「納車は6月下旬になりそうです」

 おせーよ! ちょうど梅雨真っ盛りじゃねえか!

 とは思ったものの、個人的都合で6月上旬は忙しくなりそうなので、ちょうどいいかな、と思っていたりする。ちゃんと乗れるのは7月以降かなー。だんだんと納車が現実味を帯びてきて、楽しみ楽しみ。

 できればそれまでに1回、現愛車のゼルビス君とのお別れツーリングにでも行きたいなー。

日記: 5月9日 (2007年)

 バイク屋から連絡がきた。

 「メーカー在庫1って言ったけど、実はゼロでした。納車は1ヶ月後かそれ以上になります、うへうへ」

 うへうへ、じゃねえよ。うへうへって言ってなかったけど。しかし正直、「在庫1」と聞いてあわてて契約した節がなきにしもあらずなだけに、契約後の「在庫実はゼロ」は少し信用面に疑問符を打たざるを得ないなぁ。メーカー側の連絡不備による情報ミスだとは言っていたけど、どこまで本当やら。まぁでも在庫1は商売の常套句で、実はいっぱいあるのに1と言っておく、ってのは良くありがちだとは、わかっていたんだけどね。しかし、在庫いっぱいではなくゼロとはなぁ。甘かったか。

 とりあえず連絡と同時に、入金や下取り車両の受け渡し等の手続きを凍結して、納車のめどがたったらまた連絡をもらって、手続きを再開するように言っておいた。まぁさほど急いではいないから、梅雨明けまでに手に入ればいいんだけど、半年後とかだといやだぞー。