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日記: 7月26日(2009年)

 初ソロキャンプツーリング、2日目。

 アドレス氏との宴会も終わり、テントにもぐりこんだ私は、その日の走行や慣れないキャンプ生活の疲れが重なって、泥のように眠り込ん・・・眠れねぇぇぇぇぇ!

 初めての経験尽くしで興奮していた上に、テントを打つ雨音がやかましくて全然眠れん! しかも、7月末だというのに、標高1200mのキャンプ場は夜が寒い! 長袖長ズボンで寝袋に包まって、やっとこさ快適という気温。

 1時間半ほど寝ては目を覚まし、また1時間半ほど寝ては目を覚ます。そんなことを繰り返して気が付けば時刻は4時30分。真っ暗だったテントの室内が、上がりつつある朝日に照らされて明るくなってきた。これではますます眠れない。


ピンぼけ朝日

 もう半ばヤケクソになった私は、テントを出て朝日を撮影してみるなどという、1人遊び開始モードにはいることにした。カシャ、カシャ、カシャ・・・。うむ、私のヘナチョコカメラでは、夜景など撮れないことがわかったよ。なんという無駄骨。

 撮影会も5分も立たずに飽きてしまったので、トイレにいってもうひと眠り。動いたせいか、はたまた排泄したせいか、また少し眠ることができた。

 今度は午前6時に目が覚めた。もうすっかり太陽も上がり、テント内は昼間と同じ明るさで照らされていた。もうさすがに寝る気はしないな。起きてしまえ!

 テントを這い出て、朝の高原に出てみると・・・うほー!

 昨日の雨がウソのような抜けるような青空が、さえぎるもののない360度全方向に広がっていた。明るい陽光が、僅かに残る芝生の上の雨粒にあたって輝いている。まだ気温も上がっておらず、しかし明るく、陽光は暖かい。これ以上ないコンディションだ。


朝の食卓

 よし、この環境で朝飯にしよう。

 朝食は、「素人が思い浮かべる1度はやってみたいキャンプ飯ランキング」で上位をしめるであろう、「ストーブで即席ラーメン」だ。ストーブというのは、皆さんおなじみの暖房器具ではなくて、携帯できる小さなコンロのようなもの。この上にコッヘル(鍋)を載せて沸かした湯で、即席ラーメンを作り、食うのだ。

 イメージ優先ならベストチョイスはチキンラーメンなんだけど、私はあまり好きではないので、昨日の買出しでチャルメラを買ってきた。

 テントの前に、椅子、テーブルをおき、陣地を構築する。そして厳かな儀式を始めるかのように、ゆっくりとテーブルの上にストーブを組み立て、水を満たしたコッヘルをその上に乗せ、点火する。ストーブからは、想像以上の轟音を発しながら炎が上がり、水を湯に変えていく。・・・おぉぅ・・・いいねいいね。気分が出る。

 そして、麺を少し砕いて投入。お馴染みの作成手順で作り上げ、食う!

 ・・・驚くほど普通の味だ。

 いやー、当たり前なんだけどね。でも、こういうところで食うと、うまそうに思うじゃない? でも、案外普通だった! 所詮は即席ラーメンか! ラーメンは出来上がってしまうと、伸びる前に急いで食わねばならないというプレッシャーもあるから、こういうスローな環境ではあまり向かないのかもしれないな。

 ま、沸騰の儀式が私には楽しかったからいいか。

 食事を終えた私は、しばらく草原でくつろいでいたものの、飽きてしまった。くつろぐことは昨日の降雨前までしていたし、そもそも一晩中寝るためにじーっとしていたので、もうこれ以上じーっとしているのに耐えられないのだ。

 よし、帰る準備でもするか。

 まだ朝7時前だというのに、私はごそごそとテントの撤収を開始した。まだ他の皆さんは寝ているようなので、こっそりと行う。まだ雨で濡れている部分もあったので、とりあえずは水をできるだけ取り除いた後で、太陽に向けて干すことにした。


朝の●山牧場

 干している間に、キャンプ場内を散歩して回ることにした。高原植物と、アブと、トンボと、蜂とに囲まれながら、牧草地を歩く。太陽が高くなってきて、日差しが「暖かい」から「暑い」に変わってきた。これは早く出発しないと、酷暑の中をバイクで走ることになるな。

 30分ほど歩いたり休んだりして、テントまで戻り、撤収。ネットが破れていたので、積載が大変だったけど、予備に持ってきていたゴムコードとミニネットでなんとかなった。備えあれば憂い無しだな。

 帰りは特に事務所に連絡はいらないそうなので、ちょうど起きてきたアドレス氏に別れを告げ、私は帰路に着いた。

 帰り道は、一度佐久市街までもどって、少し南下してR299に乗り、十石峠という峠を経て、本庄児玉ICから関越道に乗って東京へ帰るプランだ。

 十石峠までの道は、途中までは私好みの広く、緩やかなカーブの続く田舎道だったんだけど、山奥深くに行くにしたがって、徐々に道幅は狭くなり、ブラインドコーナーの多発する山道になった。私はビビリなので、ブラインドコーナーは最徐行だ。チンタラチンタラと進んでいくと、次々に地元長野のライダー軍団に抜かされた。うーん、この道をあんなに飛ばしていくとは、命知らずなのか、ニュータイプなのか・・・おそろしや。


十石峠

 そんな走行を1時間強つづけると、十石峠に到着した。峠には展望台とトイレが設置してあり、一応休憩することができるようになっていた。展望台からそこそこ綺麗な景色を眺めたり、私を追い抜いていったライダーの人々と会話をしたりして、一休み(キャンプ道具を積んでいると話しかけられやすい気がする)。

 一休みし終えた私は、今度は峠下りだ。登りと全く同じように、チンタラ進んで行く私を、地元ライダーが追い抜いていく構図を繰り返しつつ、やがて普通の田舎道に降りたった。

 あとはもう、ただひたすら道路を東進するのみである。すっかり太陽も上がりきり、凄まじく暑くなってきた道路の上を、淡々と進む。途中休憩予定だった、「道の駅上野」「道の駅万葉の里」には、多数の地元ライダーがたむろっていたので、鮮やかにスルー。どちらも非常に小さな道の駅で、例えば「道の駅どうし」や各地のPAのような見物の楽しさは少なそうに見えた。


道の駅上州おにし

 で、高速までに経由する最後の道の駅、「道の駅上州おにし」で休憩を取り、カキ氷を食べてクールダウンをした。うーん、カキ氷1杯が350円かー。高いわ!

 そして、あとは高速を走るのみ。ETCのない私は、正規料金を愚直に払って高速に乗り、わき目も振らずに東京へと帰り、今回の旅は幕を閉じたのでした。

 ってことで、初キャンプツーリングは成功のうちに終わった。

 反省点は・・・やはり積載だな。積載そのものの方法もそうだし、荷物そのものを減らすため厳選も必要だ。でも、キャンプ自体はとても楽しかったから、また是非行きたいな。せっかく買ったキャンプギアも使い倒さないといけないし。

 ただ、今回は幸い涼しかったものの、この季節はキャンプは暑くて辛そうだということも想像できた。だから、次は秋になってからにしようかなぁ。目的地は蓼科か山梨あたりが有力候補かな!

日記: 7月25日(2009年)その2

 テントの設営を滞りなく済ませた私は、暗くなる前に施設の確認を行っておくことにした。

 簡単な流し場。水道が届いており、普通に出る。それなりに清潔。飲用かどうかは未確認。調理台。使う気はあまりしない。コインシャワー。200円。普通かな? 水洗トイレ。とても清潔。悪臭もない。

 全般的に値段とロケーションを考えれば、十分以上のような気がする。良いキャンプ場だなぁ。どことも比較はできないけども、たぶん。

 必要な施設の確認を終えて、不安のほとんどは払拭されたので、私はくつろぎモードに突入すべく行動を開始した。

 【風呂編】

 まずは風呂だ。コインシャワーがあることは確認したものの、時間があるのにコインシャワーというのも何か味気ない。インターネットで調べた情報によれば、併設の山荘(山荘あらふね)にある展望浴場が利用できるらしいから、そこへ行ってみることにした。

 果たせるかな、これまたキャンプ場同様に客の気配のない山荘で、遠慮なく浴場を利用させてもらうことができた。定員6名ほどと思われる浴場を、贅沢に独り占めにして優雅なお風呂タイムを満喫。550円だったかな? 何の変哲もない、温泉ではないただの風呂(たぶん)だったけど、展望浴場というだけあって、大窓からの景色はなかなかよかったし、誰にも邪魔されずにのんびりできたことを考えれば、安いくらいだ。

 (なお、山荘の名誉のために付記しておくと、この日は偶然空いていた様子。Webの予約状況は結構埋まっている)

 【くつろぎ編】

 風呂から上がった私は、無理をして持ってきた「くつろぎ椅子(今回のツーリングで最も大きな荷物)」に座り、大空の下でのんびりと本を読んで過ごした。鳥の声と、風の音を聴きながらの読書は実に快適で、心が洗われるよう。うーん、これはなかなか都会では味わえませんな。

 数十分ほどそんな風にして過ごしていると、やっと別の客がやってきた。これまた私と同じくツーリングキャンパーのようで、SUZUKIの原付2種スクーター・アドレスVに荷物を満載しておる様子。よしよし、どんな風に到着から設営の流れをするものなのか、こっそりと見学させてもらおうぞ・・・。

 などと暢気に思っていたら・・・ぽつ・・・ぽつ・・・ザァァァァー!!

 突然の降雨! 他人の見学どころではなくなった私は、あわてて荷物をテント内に非難させ、自分もテントの中に逃げ込んだ。間一髪、私の被害はさほどではなかったけど、到着するなり雨に降られたあの人は大変だろうなぁ。

 しかしおかげで見学どころではなくなってしまったな。雨にぬれてまで見るのは大変だし、さりげなく盗み見るわけにもいかないから、不審者になってしまう。仕方がないので、さらにテントの中に寝転んで読書を続けることにした。

 青空の下での読書も良かったけど、テントの中で風雨を避けながらの読書もまた、未経験の私にとってはオツなものだ。スキットルに入れてきた安物のカティサークをちびちび飲みながら、日が暮れるまで読書は続いたのでした。

 【宴会編】

 さて。ではいよいよ本日のメインイベント。

 飯!

 に突入しましょうか。

 とはいえ初心者でもあるし、そもそも家で料理自体は頻繁にしているので、凝った料理をするつもりは全くない。今回私がやりたかったことはただ1つ。

 「煙や匂いを気にしないで存分に焼肉」

 だ。私をアウトドアに行かしめた動機のかなり大きな部分は、この「合法的1人炭火焼肉」に他ならない。1人で焼肉屋に行けないなら、キャンプをしてしまえ。なんという食いしん坊。しかし、これさえできれば私は幸せに違いない。

 テントの狭い前室でカチャカチャと小さなBBQ台を組み立て、そこにお手軽な成型炭を置く。成型炭は着火材が練りこんであるので、簡単に火がつくというお手軽なもの。100均で売っているのと、ほぼ同じようなものだ。火力や持続力は本物の炭に比べてだいぶ劣るだろうけど、今回のお試しBBQでは、こんなもんでよかろうとチョイスしたのだ。

 ではいざ・・・異常にワクワクしながら点火! ・・・しようと思ったところに、思わぬゲストがやってきた。先ほど雨とともにやってきたアドレス氏だ。むむ?

 「一緒に一杯やりませんか?」

 !?

 なんという神展開。これがキャンパーの連帯感なのか?

 テントから首を出して見れば、少しはなれたところにアドレス氏のテントが建っていた。三角柱を寝かした形である私のテントとは違い、アドレス氏のテントは円錐状のトンガリテント。インディアンの家のような形だ。で、それに付随して、タープが前面に大きく張られていた。このタープの下で雨を避けながら、宴会モードに入ろうという誘いのようだ(付け加えると、見渡せば他にもう1つ、別のカップルのテントが1つ建っていた。結局この日の客はこれだけで、テント3張りの、客数4名だったようだ)。

 そんな楽しげなお誘いは、断る理由が全くない。点火しようとしていたBBQ台と、ジャスコで買ってきた肉とを手土産に、アドレス氏のタープへ乗り込んだ。

 その先は、ただひたすら肉を焼きながら飲み、話し、そして火遊びをするという流れ。キャンプ初心者の私にとって、キャンプ歴が余裕で2桁年を数えるアドレス氏の話は、なにもかもが非常に楽しく、かつ、ためになった。またアドレス氏の持っているアイテムも、私にとってはどれもものめずらしく、またアドレス氏のほうでも私の「くつろぎ椅子」や、BBQ台、それにバイクには興味津々なようで、キャンプアイテム談義、バイク談義でも大いに話は盛り上がった。楽しいなぁ。

 結局、そんなこんなで0時を回るまで、静かに2人で宴会を実施した後、「初キャンプでこんな体験ができたのは、きっと運が良かったのだろうな」と思いながら、私は自分のテントに帰り、床についたのでした。

 夜0時。いまだ雨、振り止まず。しかし心は日本晴れ。

 2日目編につづく。

日記: 7月25日(2009年)

 この週末、ついに私のツーリングは、新しい領域に到達した。

 念願の初ソロキャンプツーリングに行って来たのだ!


総行程図

 前々から、ツーリング先でキャンプ道具を満載したキャンプツーリング・ライダーを見るたびに、「どんなもんなのかなぁ」と興味だけはあったキャンプツーリング。しかし興味は大いにあったものの、キャンプツーリングやソロキャンプはおろか、キャンプそのものすらろくに経験がなかった私は、未踏地に踏み入れる勇気を持てずに、長年躊躇し続けていた。

 んが、今年は「色々やってみる」がテーマなのだ! リアル生産に続いて、思い切って踏み込んで、キャンプツーリングもしてみたぜ! 頑張れ私!

 目的地は、長野県佐久市の●山牧場キャンプ場だ!


満載

 ということで、まずは積載。いつものツーリングとは違い、キャンプとなれば大量の荷物を用意できなければ(剛の者の野宿を除けば)はじまらない。・・・のだけど、今回のツーリングを終えて振り返ってみると、一番難儀したのはこの「積載」だった。

 先代の愛車ゼルビスは、荷掛けフックが多く、リアボックスもつけていたから積載に不安はまるでなかったんだけど、FZ6は積載能力が非常に弱い。サイドバッグを買ったり、荷掛けフックを増設したりして、なんとか積載したものの・・・なんだか不安だ。

 結局、この不安は的中した。写真を見てもらえればわかるんだけど、この積載方法だと、ネットが思いっきりマフラーの噴射口にかぶってしまっているんだよね。私は愚かにも、それに気がつかずに出発してしまったのだ。あまりにもデンジャラスな行為である。

 幸いにも目的地までは、ネットはかろうじて荷物を保持し続けた。でも目的地についた時点で、噴射口にかぶっていた部分のネットは、首の皮一枚残して、ほとんどの部分が融解してしまっていたのだ。

 うーむ、危なすぎる。目的地までネットがもったのは、本当に、本当に運が良かった。もし高速道路で荷物がバラけていたら、と思うと、いくら反省しても足りない。くぅ。

 積載については、現地での応急処置でなんとか帰路も事なきを得たけど、この積載という問題は今後の課題だな。考えねば。

 ・・・ってことで、前置きはこの辺にして、いよいよ出発だ。

 前日の天気予報では、目的地の天気が雨だったため、実はこの週末の決行をあきらめていた。だから、特に早寝早起きもせず、夜更かしEQ2野良レイドを終えてから寝て、朝10時過ぎに目を覚ましたんだけど・・・

 朝起きて天気予報を見てみたら、昨日50%だった現地の降水確率が、今日は30%になっているではないか! こ、これは・・・降る降る詐欺だ!

 くそぅ! 昼まで寝てる場合じゃない! これは行くしかねえ!

 朝シャワーで寝ぼけまなこを、即時強制的にシャッキリさせ、神速で荷造りをし、上写真のように積載を施し、あわてて出発した(あわてたせいで上記のような体たらくなわけですが・・・)。


甘楽PAにて

 今回の目的は、兎にも角にもキャンプをすることそのものだ。だから目的地までは、わき目も振らずに高速道路をひた走る。

 運悪く巻き込まれた、関越自動車道の事故渋滞20kmを根性ですり抜け、たどり着いた甘楽PAで昼飯だ。

 「甘楽PAのモツ煮定食がうまい」という情報を以前につかんでいたので、昼飯はここにすると初めから狙いを定めていた。で、実際食ってみると・・・うんうんうん。これは確かにPAの定食にしては旨いな。辛味噌仕立てだったから、このバイクで暑い季節に食うのはハフハフものだったけど、それでなお満足だ。

 本当はもっと早くに出発できていれば、佐久市内で名物の鯉料理を食おうと思っていたんだけどね。でも今回は出発が遅れてしまったから、実は「代打のPA飯」だった。でも代打以上の満足感を得られてよかったよ。


佐久市街から東進中

 腹も満たされて、あとはキャンプ場へ行くのみ。

 佐久ICで高速を降り、佐久市街のジャスコで今夜と明朝の食材を仕入れ、目的の●山牧場キャンプ場を目指した。

 しかし、だんだんと空模様が怪しくなってきたぞ。空を見上げれば、まだ青空も見えるものの、空に灰色の雲の占める面積が、時を負うごとに拡大していた。うーん、このままだと雨が降るんじゃないか、これは。初キャンプなのに・・・。

 しかし、もはやあとには引けない。雨上等の気持ちで●山牧場キャンプ場へ突き進む。

 ●山牧場キャンプ場は、標高1200mを数える高原に位置するキャンプ場だ。標高700mほどと思われる市街地から、あたかも山越えをせんかという勢いで、ぐいぐいと山道を登っていくと、やがてやや複雑な道路を経て到着した。

 キャンプ場に到着するまでに要した時間は30分ほど。思ったよりも時間がかかった印象だけど・・・佐久まで着けばすぐだ、と思い込んでいたせいかな?


全天360度草原独り占め

 受付で1050円のキャンプ場代を支払い、テントサイトへの道順を教わり、「どこにテントを張ってもいいですよ」という気前のいい発言を背に、テントサイトへと向かう。

 受付からバイクで1分ほどダートを走ると、そこがテントサイトだ。

 一面の芝生に覆われた、いかにも牧草地といった風の、美しい緑の絨毯が広がるテントサイトは、周囲にさえぎるもののない、空の広大なサイトだった。とてもすばらしいロケーションだ。晴れてさえいれば、夜にはそれはさぞ美しい星空が望めることだろう。

 そしてなによりもすばらしかったことは、・・・なんと、私しか客がいなかったということだ! ウヒョー、独り占め!

 初キャンプの気恥ずかしさがあったから、できるだけ人の少なそうなところを選びはした。だけど、まさか一人だけの空間を得られるとは・・・。なんという僥倖。ま、時間が経てばあと何人かはくるんだろうけど、この様子なら、かなり優雅に過ごせそうだ。

 慣れない手つきで、自分の一夜の家となるテントを初設営した私は、こうしてついにキャンプ場での初ソロ宿泊に突入するのでした。

 1日目夜編(写真なし)につづく。

日記: 7月21日(2009年)

 MH3に備え、コソ練をしてみた。

 実施項目はMHP2Gで「負けるまで闘技訓練」。今までまるでやってなかったので、素の状態からスタートだ。

 【結果】
 ・vs クック先生: 全勝。余裕
 ・vs ババコンガ: 全勝。笛よくわからん
 ・vs フルフル: 全勝。笛が・・・
 ・vs ザザミ: 弓で死去

 地面からのアッパーで憤死! ええい、どうせ弓なんざMH3ではないからいいのだ!

 しかしこうやって見ると、候補1のランスは難しいな。難しいと言うか、死なないのは簡単だけど、猛攻するのが難しくて、カタルシスを得にくい。逆に候補2の太刀は、死にやすそうだけど、ラッシュが効くので爽快感がある。そして候補3のボウガンは、操作がガンランスに近い(直線上に敵を置く点などが)ので案外馴染むとわかった。

 ああ、ワクワクが止まらない。

日記: 7月20日(2009年)

 私のバイクは完全にノーマルだったんだけど、そろそろ色気を出したい年頃だ。

 ってことで、色々と検討&導入をした。検討したのは、ETC、電源、積載、の3項目。

 まずはETCについて。ETCについては、以前も検討して、却下してはいたんだけど、結局のところなんだか欲しくなってきてしまった。損得と言うよりも、もう完全に物欲的な気分で。ETCレーンをスーッと通りたいぜ!的な気分で。

 どうせそんな気分になるのなら、助成金が出た直後に予約すべきだったんだけど、今となっては後の祭り。もう助成金も出ないので、普通に大枚はたかなければならないと言うのがネックだ。

 行きつけのバイク屋に聞いたところ、工賃込みで46,000円だそう。量販店のナップスでやれば、41,000円程度だけど、今は受け付けていないらしい。2りんかんでもETC取り付けをやってるようだけど、こちらは値段に関する記載がWebにないので詳細は不明だ。きっとナップスと同程度と予想される。安い量販店か、高い行きつけか、難しいところではあるけど、いずれにしても車載機自体が品薄だから、納期は長くなりそう。どうしようかのー。現在やっぱり導入は見合わせ、検討中。

 そして電源。要するにシガーソケットをつけたいということだ。ナビの電源取りや、出先での携帯等のデバイスの充電ができると言うのは、実際に必要なシーンがどれほどあるかは別にしても、安心感があるに違いない。YAMAHA純正の物を使う場合、こちらは工賃込みで10,000円程度だそうだ。ETCの検討直後だったから、一瞬安いかと思ったけど、世の中の最安なバイク用シガーソケットの値段は1,400円でしかないから、実はかなり高いな。さりとて自分で加工するのは面倒くさいし・・・だけど、差額があまりにも・・・うーん。導入見合わせ、検討中。

 最後に積載。これは、サイドバッグなるものが欲しかったので、勢いで即座に買った。それに加え、荷掛けフックを増設した。

 サイドバッグは、デグナーのNB-13と言うやつを購入した。実売10,000円で40リットル。容量と値段の割合が実に良く、見た目も格好良い(主観)と、いいことづくめでお買い得だ。

 しかし実際購入してみると、確かにお買い得だったんだけども、バイクとのフィッティングが微妙なバランスで、少し怖いなぁ、というのが第一印象だった。

 FZ6はタンデムグリップが横に大きく張り出した形状なので、それがサイドバッグに干渉して不安定になってしまうんだよね。側面が面ではなく、張り出したタンデムグリップの線で接するので、どうしてもぶらーんとしてしまう。そして、固定具が事実上ベルクロだけと言う構造も、不安感を増幅する。なので容量の割には耐荷重が低いと割り切っておいたほうが、精神的によさそうだ。できるだけ軽くてかさばるものを入れよう。

 そして、荷掛けフック。定番ともいえる、モトフィズのツーリングフックバーの黒を設置した。実売800円。安いし、見た目にもさりげないカスタム感で良い(主観)し、実用度も十分だしで、これは非常にコストパフォーマンスのいい改造(ってほどでもない)だな。これが実は、このバイクにとっての初カスタムっていう気がするよ。うへうへ。

 ってことで、相変わらずろくに乗りもしないバイク盆栽は楽しいんだけども、そろそろ本当に出かけたいぞ! 今週末は晴れるのかなぁ・・・。MH3までに晴れた週末が来ないとまずい!