GRW: 四天王戦その3

 生産部門の幹部との対決だ。

 生産部門の長は、エル・ヤヨ。じいさん。子泣き爺のように蓑を羽織っていて、まさにじいさん。

 エル・ヤヨは元々コカ農家の元締め的存在で、コカ農家の権益を守るためならば、カルテルにもつくし、状況が変われば反乱軍(というかアメリカCIA)にもつく、というような人物。コカ農家至上主義ともいえるし、変節家とも言えるようだ。

 各生産地区のミッションを経て、カルテルの生産部門に打撃を与え続けた結果、じいさんはこのたび晴れてアメリカ側に変節したようなので、これを確保、保護するというようなミッションだった。

 納得づくの確保だったので、確保自体は容易だった。「去るなら殺そうホトトギス」的に襲ってくるカルテルが少し面倒だったものの、このゲームは「確保後の逃走」は簡単なので、難易度は低かったと思う。確保で大変なのは、確保前に逃げられるパターンだからね。

 残る四天王はあと1人。輸送部門だけだ。

GRW: 15つめ!

 もうこの報告もいい加減ワンパターンで飽きてきたな、といいつつ。

 今回の舞台はビーヤ・ベルデ地区。生産部門。麻薬精製に必要な軟マンガン鉱なるものを産出しているエリアだそうだ。

 ここを支配しているボスのエル・ウェイに対して、1)ユニダットとの間に亀裂を生じさせる、2)軟マンガン鉱の採掘・利用を失敗させる、という工作を施し、最終的に大ボスのエル・スエーニョから粛清されるように仕向けたところで、颯爽と救出して、進退窮まった相手から情報を搾り取る、という作戦を実施。無事、完遂できた。やり口の汚さはさすがアメリカと言わざるを得ない。USA! USA!

 プレイの面では、内容が搦め手だったので、まぁまぁ面白かったかな。例によって、途中まで自分が何をやっているのか理解していなかったけど、一緒にプレイした仲間に作戦内容を解説されてからは、俄然楽しくなった。

 ここで面白いというか皮肉めいていたのは報酬だろう。

 ここのボスのエル・ウェイ君は、麻薬精製実験で失敗したせいで、顔の半分が焼けただれてしまっている。そして、このミッションの報酬は、「新しい顔のキズ」と言うようなもの。なんというか、えげつないなUBI。

 ちなみに写真は、ミッション途中で鉱山労働者を説得しているシーン。会話中で私は動けないんだけど、実は銃撃を受けていて、このあと敢え無く戦死した。

 なぜって?

 1人で匍匐して銃弾を避けているおっさんが援護してくれなかったからだ! ぺ!

GRW: 3人め!

 13人め!の時点で、製造のリーダー、ラ・グリンガとの対決ミッションがアンロックされた。

 ってことで、挑んできた。

 リーダーや幹部との対決ミッションは、案外軽い。難易度はともかくとして、5、6個のミッションを経ないと終わらないボスミッションに比べれば、アンロックさえされてしまえば簡単だ。

 ってことで、このミッションもさっくりと終わらせることができた。

 しかし、いつも通り、ストーリーはよくわからなかったなぁ。

 このゲームは、ミッションを終えると次に開放されたコンテンツに関する説明を、ボウマンからの通信で受け取る、という形式で進行していく。でも、ミッション終了直後のタイミングって、報酬アイテムを見たり、マップを眺めて次の方針を考えたりしたくなるタイミングだから、通信を聴き取れないメニュー画面を開いているタイミングと重なることが多くて、知らぬ間に聴き逃してしまいがちなのだ。

 で、いつも聞き逃してから、「あ、しまった。またやってしまった」ってなる。聴き直せないわけではないけど、マルチプレイ中だとそれもしにくいしね。仕方がないね。

 ともあれ、ミッションの内容は、なぜか反乱軍に守られながら、カルテルに襲われているラ・グリンガを助ける、といった内容だった。初回はその敵対関係がよくわからなかったこともあり、ラ・グリンガを死なせて終わったんだけども、ネタがわかってしまえば簡単なミッションだったと思う。

 でも、「あれ?なんで守るのだ?味方なのか?」とか思ったのに、いざカットシーンになると「刑務所で苦しめ」とかなったりもして、謎は深まるばかり、というミッションだった。ラ・グリンガとは何者だったのだろうか。

 ・・・まぁ、いいや。

GRW: 14つめ!

 インカ・カミナ地区平定。

 今回の舞台のインカ・カミナ地区は、マップ最南西端のペルー国境に位置する山岳地帯。高度が高いために、植生がほとんどなく一面の雪&岩。このゲームで一番田舎かつシンプルな地形じゃないかな、と思えるようなエリアだった。とにかく、「雪山しかない」という感じ。

 ここのボスは輸送部門のラ・カブラというオバサン。ペルー経由の麻薬輸送を管理しているようだ。

 が、ほとんどその存在を認識せずにミッションが終わってしまった。

 ボスとの対決ミッションが「排除」系だと、まれにこうなるんだけども、遠距離から射殺してしまった上に、その後、長めの戦闘状態が続いたせいで、落ち着く頃には死体が消えてしまったのだ。なので、顔も見ずに存在を抹消されてしまったかわいそうなボス、ということになる。印象なし。まぁ、仕方がないね。

 このエリアのミッションは、ボスミッションだけではなく、それまでのミッションもすべて破壊系。しかも、上述したような田舎のなかに、ぽつんぽつんと点在する小さな地点や拠点でのミッションだったので、実に素朴な味わいだった。直線的に移動、地点到達、狙撃、フラグだぁ、完。

 5つのミッションを30分程度で、あっという間に平らげてしまったよ。満腹感あらず。

 ちなみにこの地域の一連のミッションは、「ペルーコネクション」というDLCだったらしい。たぁ、ほとんどの人の購入したパッケージには、この初回DLCは含まれているので、オリジナルコンテンツに見えてしまうというもののようだ。

 今後のDLCは、これを基準に判断しろ、ってことなのかな。それで言うと・・・ちょっと物足りないかなぁ。

GRW: 13つめ!

 おう、ちょっと体育館裏のトイレこいや。

 ドカバキドカバキ!

 ・・・はっ。

 ということでね。トイレで恐喝ならぬ、紳士による紳士のための平和的交渉により、ボスの居所を突き止めた我々は、無事リベルタード地区もクリアしましたよ。

 今回の舞台であるリベルタード地区は、生産部門のテリトリー。麻薬精製の化学工場的な役割のエリアで、ボスはアメリカ人化学者のマーカス・ジェンセン君。ボリビアに来て、「麻薬つくらなーい?」ってスカウトされて、ホイホイ悪事に手を染めたチンパンだ。

 それを追い詰めて、捕らえて、終了した。

 ボスを捕らえるシーンでは、いまいち頭の悪いAIの動きを利用して、車で行動を封鎖してから捕える(半ば失敗したが)、とか変な攻略法を試せたりして、そういう点では面白い回だった。

 戦闘面で言うと、今回久しぶりにアサルトライフルのAUG A3をメインに戻して戦ってみたんだけど、やっぱり主力火器は強いな、ってわかった。SMGのMP7と表記上の威力は大して変わらないように思えるんだけど、実際に使うと明らかに敵が簡単に倒せる。気がした。

 あと、スナイパーライフルのMk14を、アサルトライフル風にカスタマイズして使う、なんて実験もしたけど、これはダメだった。弾数少ない、サイクル遅い、マズルジャンプ激しい。

 バトルライフル復活ならず。