日記: 6月7日(2022年)

 マウスバンジー、なるものを導入してみた。

 というのも、私は有線マウスを使っているんだけども、VALORANTのようなシビアなFPSで遊んでいると、どうしてもマウスケーブルの抵抗感が、微妙なエイムの邪魔になって・・・

 なーんて理由では全くない。そんな微細な影響を感じ取れるほどの精密なエイムは、私はそもそも行えていないからね。

 そういうわけではなくて、導入してみようと思った動機は、これを使えば「机の上のほこりをマウスケーブルが掻き集めて吸着してしまう現象」をなくせるのではないか、と思ったからだ。衛生面の問題。主婦的発想と言える。

 マウスケーブルは、マウスの前後左右の動きに連動する形で、日々机の上の広い面積をスワイプし続ける。その結果、机の上のほこりをワイパーのように掻き集め、吸着しがちだ。これは我が家だけの話ではないと信じたい。

 机の上をちゃんと清掃していればそういうことは起こらないかもしれないんだけど、実際はずぼらな私の事、そしておそらく多くのダメPCゲーマーたちのこと、マウスケーブルには定期的にほこりが吸着しており、それをぬぐうという作業が、定期的に発生している、というわけだ。

 ってことで導入したのがマウスバンジーだ。

 マウスバンジーとして売られている商品は実にピンキリで、ゲーミングデバイスメーカーの出すようなものは、えらく値が張っていたりする。でも、「マウスケーブルを一定の高さに持ち上げておく」なんていう単純な機能のアイテムに、過剰なお金を支払うのもアホくさいというか、なんならこんなもん100均素材で自作できるんじゃないか、とすら思えるものなので、高価な商品にはみじんも魅力を感じられなかった。そこでAmazonに陳列されているものの中でも、最安に近い部類の謎メーカーのものを購入することにした。お値段1600円ほど。正直これでも高くね?と思ったくらいだ。

 実際に導入してみると、考えは図に当たって、マウスケーブルが机の上のほこりを掻き集めることは、ついぞなくなった。ケーブルの可動部が机に接することがないのだから、物理的に当たり前だけども。

 めでたしめでたしだ。

 なお、副次的な効果として、マウスの操作感に改善があったかというと・・・うーん、別にないかな。今までもケーブルの抵抗感というものにストレスを感じたことはあまりないので、さもありなんといったところだ。

 どちらかというとこういう微細な感覚の変化は、得たときよりも失ったときに実感するものだ、という気がするから、マウスバンジー有りの環境に慣れ切ったところで、マウスバンジーを取り払ってみると、そこではじめて効果を感じられるのかもしれないな。

日記: 6月6日(2022年)

 最近みつけたいいもの。

 コーヒーポーション無糖(セブンアンドアイ)

 濃縮されたコーヒーがポーションになっている商品。ポーションを開け、グラスに濃縮コーヒーを入れ、そこに冷水を注げば、たちまちアイスコーヒーが飲める、という品だ。

 これがなかなかいい味であなどれない。「コーヒーにこだわってなさそうな食堂で出されるランチサービスのアイスコーヒー」くらいの味にはなっている。というか、ああいう食堂はこの類を使ってるだろ、と思えるほど、食堂のランチサービスのアイスコーヒー味だ。

 これくらいの味になっていれば、私の普段使いには十分だ。少なくとも、ホット用のインスタントコーヒーをアイスにして飲むよりは、ずっと美味しい感じがする。

 お値段は18個入りでおよそ430円。1個当たりはおよそ24円。それで1杯200mLほどのアイスコーヒーになる。お値段もお手ごろだ。

 しかし、値段の話をしてしまうと、1Lの紙パック入りアイスコーヒーが、安いところでは100円くらいで売っているので、それにはちょっとかなわなかったりする。ただ、1Lの紙パック入りを買うよりも重量的に軽く、スペースも採らないので、買い物の負担も、保存の負担も少ない。味もなんならポーションのほうが良いような気がする。なので、お買い得感は少しも損なわれない。

 同様のシリーズで、アイスティーバージョンもあり、こちらも試してみたんだけど、これはほぼ「午後の紅茶ストレート」と同じ味になるものだった。これはこれで悪くはないけど、アイスティーには無糖のラインナップがなく、甘ったるい感じが個人的には苦手というか、甘さを欲していないときには使えないので、アイスコーヒー無糖ほどの有用さは感じなかった。

 家で利用するのが前提の商品である以上、無糖を買っておけば、家であとから微糖にもゲロ甘にも、好きなように調整できるわけで、はじめから加糖されている必要はないかな、と思うわけだ。

 ともあれ、本商品はなかなか気に入っている。これからホットよりアイスドリンクを欲する季節が続くこともあって、今期は重宝しそうだ。

日記: 6月4日(2022年)

 ディアブロイモータルをプレイ。

 スマホ用にリリースされたDiabloの亜種、のPC版、という迂遠なる出自を持つ本作(たぶん)。

 そのベータテストが始まったそうなので、まぁ、正直そんなに興味はなかったんだけど、暇つぶしと話題探しを兼ねて、短時間ながらプレイしてみたので、その感想などを書き記しておきたい。

(※以下、チュートリアル的なエリアを抜け、他プレイヤーを見ることができるエリアに到着したところまで遊んだ程度の、つまりプレイ時間1時間弱程度の、浅い視点での感想です。そしてトータル的にはディスり芸に近い内容なので、本作が気に入っている人にとっては「触るな危険」の可能性があります。と前置き)

 結論から言うと、あんまり感動がなかったかな。

 スマホ版の事情は分からないものの、初見からPC版単体で遊んでしまうと、その比較対象はDiablo 3、Path of Exile、Grim Dawnといった、優れた先行作品たちになってしまう。そしてこれらと比べると、本作は明らかに底が浅いように感じられた。

 一応、まず良かったところから言うと、キャラメイクがあったこと。このジャンルのゲームにしては、キャラメイクがあるのは珍しい気がする。こういう要素はワタクシ大好物ですので、そこはよかった。

 でもそれ以外は、どうもいろいろといまいちだった。

 まず、1番気に入らなかったのは、スキルツリーがなかったこと。Diablo 2以降のハクスラにおける、私のとっての最大の美点の1つは、スキルツリーの存在によって、同じクラスでもビルド次第で異なる遊び方ができる、という多様性だった。自分で方向性を定め、そこに向かっていくところに、レベリングの楽しさがあった。それだけに、本作にその美点がなさそうだということは、私のプレイ意欲、レベリング意欲を削ぐに十分だった(本当にビルドの多様性がないのかは、プレイが浅いのでわからない。けど、見たところ成長ルートは1クラス1つに見えた)。

 操作感も、妙にクリックの当たり判定がデカく感じたり、「立ち止まるキー」がなさそうだったりするのが、プレイ直後からストレスだった。スマホでタッチする前提の構造だから、PCでの操作まわりはそんなに詰めてないのだろうけども、PC版プレイヤーとしては減点対象とせざるを得ない。

 あとは同じくスマホ版由来ゆえのことだと思うけども、グラフィックの粗さや、キャラサイズの妙な大きさなんかも、どうもPC版単体で見ると質が低く感じられてしまう。これが2022年のPCゲームですかー?と問われれば返す言葉はないだろう。

 そんなこんなで気に入らない点が目につくプレイに終始した結果、総じて思ったのは、このゲームはPC版単体で楽しむものではないのかもな、ということだった。

 外出が多かったり、占有できるPCがなかったりして、いつでもPCを触れるわけではない人。PC環境はないけどスマホなら一緒に遊べる、という友人知人がいて集まれる人。そういうゲームそのものの品質以外の、スマホでもPCでも遊べるということに大きな魅力を感じる人。

 そういう人々向けの「いつでも会えるDiablo」という立ち位置のものなのかな、と思った。

 ・・・んだけど本作遊んでいるっぽい人が、コアなPCゲーマークラスタが多いはずの私のTwitterのTLでも、案外多いんだよな。

 うーん、私の浅いプレイ経験では見えていない、別の魅力があるのだろうか。それともただの一過性の目新しさなだけだろうか。単純にDiabloという名分の強さという気もするけど。

 はてさて。

日記: 5月25日(2022年)

 続・サイトのセキュリティアップ作業。

 前回の残件だった、「記事内のhttp始まりの画像ファイル等へのリンクの文字列をhttpsに書き直す」という作業を実施した。

 結論的には、うまくいった気がする。おそらくこの投稿も、Twitterに自動投稿された場合、そこに生成されたリンクをクリックすれば、また以前のようにここに飛んでこれるようになってるはずだ。

 これにて「Twitterから突如飛べなくなった問題」は一件落着かな。

 さて、今回なにをしたかというと、「Search Regex」なるプラグインを入れて、画像ファイルへのリンクを全置換した、というだけだったりする。それで問題はほぼ解決した。

 このプラグインは、機能が全置換に特化されており、そのためUIもシンプルでわかりやすく使いやすい良品だった。文字変換作業も1分程度で終わったし、実に簡単だった。置換を始めるボタンをクリックするのには、やはり謎の恐怖感があったけどね。

 とにかく、これでなんだかすっきりしたよ。サイトのURL欄に表示されるアイコンも「保護されていないことを示す警告マーク」から、「南京錠の保護されているマーク」に変わった。やっと世の中に追いついた気さえする。

 めでたしめでたしだ。

日記: 5月23日(2022年)

 サイトに共有SSLなるものを導入して、URLをhttpからhttpsにした。

 ・・・のだが、この行動の意味するところはよくわかっていない。うまくいっているのかもよくわからないが、httpsで表示できているので、おそらく合っているのだろう。

 効能としては、セキュリティが増すなにかをした、ということはわかっている。が、そのメカニズムはさっぱり。でも、まぁ、最近ではとにかく、ウェブ界隈はhttpではなくhttpsでなければならない流れになっていることは感じ取っているので、これがナウいサイトのありようなのだろう。正しいことをしたに違いない。

 さて、私が今回この行動に出ることになった理由はなんだったのか。

 それは「Twitterに張られたこのサイトへのリンクが、なんとなくセキュリティ的にはじかれているらしい」というような、そういう報告を知人から受けたからだ。

 このサイトはひっそりと運営しているので、広く目に留まらせる必要は感じていない。でも、限られた知り合いにはぜひ見てもらいたいとも思っているので、その知り合いからの接続不良報告があると、さすがに何か改善をしたくなる。というわけで、それを試みた次第だ。

 結果としては、冒頭に書いたように、一応https://flydukedom.rdy.jpでサイトが表示されるようにはできた。ちなみにhttps://flydukedom.rdy.jpと旧来のURLを入力しても、httpsに転送されたりもする。至れり尽くせり。

 でも、まだどうやら道半ばのようだ。

 サイト本体は、レンタルサーバー側の機能を駆使することで、簡単にhttps化できた。しかし、何年、十何年、何十年という時間をかけて、綿々とアップされてきた、甚大な量の記事の中の、これまた甚大な量の写真類へのリンクは、記事内にhttpの絶対パスで記述されており、それはサーバーの機能で書き換えられるようなものではなく、いまだにhttpのままになっている。

 要するに現状、「httpsにすることができた本体」と「httpのままのメディア」とが混在している、というわけだ。

 その状態でも、ブラウザでページの表示自体は、平常にされている。だけどサイトの安全性の評価は、やはり不完全なものだと判断されているようで、セキュリティ的にTwitterからはじかれるような状況は改善されていないようだ。がっくしである。

 今後の対応策としては、今のところ「記事内の文字列を一括置換するようなプラグインを使って、一気にhttp部分をhttpsに書き換えてやれば、うまくいくかもしれない・・・」というアイデアだけがある。効果のほどは不明だけども。

 だけど、「過去記事の文字の全置換」というダイナミックな手法となると、それを行うことに少なからず恐怖感もあるので、とりあえず一晩なり二晩なりおいて、考えを落ち着かせてから、続きの作業をしようと思っているよ。

 うーん、しかしウェブサイト運営を初めて、かれこれ25年。ウェブの世界の大半が、牧歌的というか、日曜大工的というか、そういう素人のテキトーな知識で構築されていた時代は遠に過ぎ去り、いまやプロの職人が、その技と美とを競って鎬を削る、理路整然とした世界になってしまったな。

 かつては、「汚いながらも自分で建築した自慢のあばら家」だった私のサイトも、今では「巨大なビル街の中に場違いに残されたボロい木造家屋」といった風情でしかない。当サイトが昔からの閲覧者以外の目に、どう映っているのかを想像するのは、恐ろしい限りだ。

 しかし、そんなボロ屋で、まだまだ暮らしていくのだ。