日記: 5月3日(2022年)

 GWのお出かけ記録:続続・箱根ドライブ編。

 グルメ回。

 というほどのものではないんだけど、一応、立ち寄ったり買ったりしたものの記録をしておこう。

 【ルッカの森のバウムクーヘン】

 箱根エリアに到着後にまずおこなったのは、買って帰りたかったお土産の購入。ルッカの森というお店で売っているバウムクーヘンだ。

 この店には定番商品として、「湘南ゴールド」と「沖縄波照間の黒糖」の2種類のバウムクーヘンがあり、さらにこの日は「抹茶」も売っていた。今回は財布と胃袋との相談の結果、定番の2商品を購入。帰宅後に賞味した。

 両方旨かった。湘南ゴールドはソフト系で、ふわふわした生地に柑橘系のクリームがなじむやさしい味。黒糖のほうはハード系のバウムクーヘンで、外側はカリカリ、内側はホロホロしており、軽快な食感と黒糖の深い甘みが味わえる変わり種だった。

 一般にバウムクーヘンで連想される味覚に近いものは湘南ゴールドだと思うけど、より印象深かったのは黒糖のほうだったかな。

 【魚料理大正本店の竜神丼】

 昼食をとったレストラン。というか食堂かな。読み方は「だいまさ」。

 箱根関所近くの店。Googleの口コミの★が多めで、店構えも悪くなかったのでチョイス。入店するとテーブル4脚+カウンター数席という規模のお店だった。

 入店時に、先客の地元の常連らしき集団が、我が物顔で大声で歓談していたのがやかましく、アウェー感に満ち溢れており、かなり居心地が悪かった。が、その点を除けば、オシャレさと野暮ったさというか家庭っぽさが同居した、観光地の落ち着いた食堂という感じで、悪くはない雰囲気だった。

 メインで「竜神丼」なるウナギといくらと鮪の海鮮丼、追加でワカサギのフライの単品を注文した。いずれもおいしくいただけた。

 退店時に気が付いたんだけど、食堂の奥側では棟続きで、同名の魚屋が営まれていた。つまりここは「魚屋直営の食堂」だったらしい。なるほど、それはおいしいわけだ。と、あとから受けるプラシーボ。

 【茶屋本陣畔屋/cafe KOMON​湖紋のカフェラテ】

 昼食後、芦ノ湖畔を軽く散策したりした後で、食後の一杯を求めて入店。

 築年の浅そうな新しい施設の、2階にあるカフェ。食事から、スイーツ、喫茶まで、幅広く利用できそうな店だった。が、今回はカフェラテを飲んだだけの利用だったので、その多様な食についての良し悪しは、残念ながら特に語ることがない。

 ただ、2Fから芦ノ湖を展望できる窓際席のロケーションは非常によく、その景観が好印象だった。窓際席のチェアも、スタバなんかにありそうな、深く腰掛けられるソファチェアで、長時間くつろぐのにもってこい。施設の新しさからくる清潔感も相まって、そういった内装面の印象もよかった。

 おそらく休日の昼時などは、たいそうな混雑が予想され、今回のように窓際席を確保することすら難しいのだろう。だけどこの日は平日ということもあり、そういった懸念とは無縁。席の確保の可否はおろか、そもそも前後左右の周囲の席にすら、ほかの客がいないという独占状態で、窓際席に悠々と居座ることができ、落ち着いたひと時を存分に堪能できた。

日記: 5月2日(2022年)

 GWのお出かけ記録:続・箱根ドライブ編。

 立ち寄りスポット回。

 というか、大涌谷回。

 なにを隠そう今回の箱根ドライブの最大の目的は、8年ぶりに大涌谷の黒たまごを食べて、さらに寿命を延ばす(?)ということだった。大涌谷こそが、箱根ドライブを実施するに至った、そもそもの動機だったのだ。なので、ことさらにこの大涌谷という部分だけを取り出して、記述しておきたい。

 大涌谷と言えば、真っ先に思い出されるのは、その駐車場の混雑ぶりだった。往時は休日に大涌谷に乗用車なんぞで行こうものなら、1時間待ちでは済まないレベルの駐車待ちの車列が、長く長く伸びていたものだ。

 しかし数年前の立ち入り規制時期で、おそらくある程度大涌谷に赴く客が減っていたであろうところへ、さらに畳みかけるように昨今のコロナ禍。さらにはこれが一番大きい要素だろうけど、この日は平日でもあった(休日の駐車場の混雑が嫌で、平日に行ったというのが正しい)。

 そんな種々の要素が絡み合い、この日は幸運にもと言おうか、狙い通りにと言おうか、1分たりとも駐車場の待ち時間はなく、すんなりと車を停めることができた。

 到着した大涌谷は、この世の終わりを思わせるような荒涼とした風景があるとともに、おなじみの腐った卵のような硫黄の香りでいっぱいだった。風景だけではなく、この香りを味わうことこそが、ここに来た目的の一つといえる。奇景を眺めながら、思いっきり硫黄臭を吸い込んで、文字通り「大涌谷の空気」を大いに楽しんだ。

 風景に関していうと、少し曇り空だったのが残念ではあった。遠くにかすかに富士山の頭が見えていたのが僥倖ではあったけど、全体的にはどんよりとした雰囲気。ただ、そのどんよりさは「大涌谷の地獄絵図」という情景を描き出すという観点からすれば、必ずしもマッチしないものでもなかった。大涌谷という観光地に限って言えば、曇天もそれほど悪いコンディションでもないのかもしれない。

 観光客の数はというと、駐車場の車の台数が控えめだった割には、大勢いたように思う。おそらくロープウェイやバスを使ってやってきている人も多かったのだろう。ロープウェイ駅周辺の施設には、日本国外勢と思しき人々や、修学旅行中の学生というような、自家用車では来ないであろう客層が、数多く見受けられた。

 そして黒たまごだ。

 土産物屋で購入し、許可を得て施設内の食堂で食べてきた。

 うん、普通のゆで卵の味だな。「黒たまごならではのおいしさ」というようなものは、特にない。交じりっけなしの、ただのゆで卵。それ以上でも以下でもなかった。

 でも、それでいいのだ。普通のゆで卵なのだから、普通のゆで卵と同じくらいには、当然おいしい。味に関してはそれで十分。あとはこの黒い見た目と、大涌谷というロケーション、そしてそれにこじつけられた「食べると寿命が延びる」というおまじないがあれば、もうそれで満点なのだ。

 ということで、黒たまごを食べる、という目的を達成した私は、すっかり満足して下山し、芦ノ湖方面へ向かったのでした。

 余談ながら、昔の黒たまごのパッケージには、はっきりと「1つ食べると〇年寿命が延びる」って書いてあったはずなんだけど、今回の黒たまごのパッケージからは、そういう文言がなくなっていた。「延命祈願」とぼかした表現があるばかり。なにか表示関係の法律に抵触したり、野暮なクレームがきたりしたんだろうか。

 うーん、なんだか味気ないな。

日記: 5月1日(2022年)

 GWのお出かけ記録:箱根ドライブ編。

 GW前の平日に有休をとって、箱根方面にドライブ旅行に出かけた。

 今回は事情があり、使用した乗り物が自分のバイクでもミニでもなかったので、「自分の乗り物を操る楽しさ」的なものはなかったものの、久しぶりの箱根だったので、なかなか楽しかった。

 そんな箱根ドライブの感想というか記録を、道、場所、食、に分けてお届けしたい。

 まずは、道、だ。

 【西湘バイパス】

 目下、メンテナンス工事中の西湘バイパス。

 でも、GWに合わせてなのか、4月中旬から5月初旬までは工事が中断しており、ちょうどこの日は通行することが可能だったので、箱根までの道のりとしては少し遠回りになるものの、コースに取り入れてみた。

 東京方面から、東名で箱根まで直行せず、海老名JCTで圏央道に入り、茅ヶ崎海岸で降りる、というコース取りだ。

 海沿いの道は、走ればいつだって気持ちいい。

 ところどころ工事の跡があったり、西湘PAは閉鎖されていたりと、天候も曇りがちだったりと、残念な箇所があったものの、海が目に入れば残念な気持ちの大半は吹き飛んだ。

 【箱根駅伝の道】

 箱根湯本駅前から小涌園のあたりまでは、箱根駅伝でおなじみの山道を通った。くねくねくねくね。

 道幅が狭く、曲がりくねっていて、交通も低速なので、走行自体が面白いという区間ではないんだけど、これが箱根だよな、というような観光感があって嫌いじゃない。ここを通ると、ああ、箱根にきたな、という気持ちになれる。

 のだけど、この日は翌日に控えたGWに備えてか、道路工事を行っており、その区間が交互通行になっていた影響で、小さな渋滞が発生していたのが、気分的にはよくなかった。

 ここが今回のドライブで、唯一の渋滞区間となった。

 【大涌谷~芦ノ湖】

 大涌谷から芦ノ湖まで、観光地の道というような経路を通った。特筆すべきことはないけど、どこもしっかり整備されていた。少なくとも、最後の御殿場区間よりはよっぽど。

 さすがは箱根。首都圏郊外有数の観光地だ。

 【芦ノ湖スカイライン~箱根スカイライン】

 芦ノ湖畔で観光をした後は、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインを通って、御殿場方面へ向かった。

 有料道路にしては路面状況がいまいちだな、と思う個所もあったものの、全体的にはメンテもされており、有料道路なおかげか交通量も少なく、気持ちよく走ることができた。

 三国峠や芦ノ湖展望公園など、ところどころにあるビュースポットからの眺めは素晴らしく、ドライブの醍醐味を大いに味わえた。

 写真は芦ノ湖展望公園から望んだ芦ノ湖全景。ここからは芦ノ湖のみならず、大涌谷、駒ケ岳など、箱根の主要観光名所のほとんどが一望できて、それぞれの位置関係が一目でわかる。箱根のすべてを眼下に収めると、謎の征服感に浸ることができた。

 この日は富士山が見えなかったのが、唯一の残念ポイント。

 【御殿場の山道】

 箱根スカイラインの終点から、御殿場ICまでの山道。

 ここまでのすがすがしい有料道路から一転、急にさびれて、メンテも行き届いてない、うらぶれた雰囲気になる。

 道路には数多くのタイヤ痕があったりもして、夜な夜なここで走り屋たちが違法走行に勤しんでいるのだろうか、というようなアンダーグラウンドな暗い想像にも襲われる(知らんけど)。

 木くずや折れた枝きれのような落下物が、道路上に多く厚く堆積していて、車ならともかく、バイクだったらかなり危なそうだな、というような印象も受けた。いろいろと残念な道。

日記: 4月25日(2022年)

 セブンイレブンで、「セブンカフェスムージー」なるものを試してみた。

 私は先日初めてその存在を認識したので、目新しく感じたんだけど、商品としては去年の春夏シーズンあたりから売られ始めたものらしく、新商品というわけでは全然ないらしい。

 ただ、この商品は、スムージーを完成させるための設備の導入が店舗側に必要になるため、一部店舗でしか売られておらず、ある程度レアな商品なのだそうだ。この辺の情報は、試してみた後で、ウェブで調べて知った。

 それがどういう商品かというと、プラスチックのカップに、凍ったカットフルーツや野菜、甘味料などが封入されている、というような形状で、アイスクリームコーナーで売られているものになる。

 これをレジで購入した後、カップの蓋を開け、店内のスムージー用のマッシーンにぶち込むことで、カットフルーツその他がミキサーにかけられ、やがてスムージーとして完成されて供される、という仕組みだ。

 実際に購入、作成し、飲んでみたところ、製法が実際のスムージーを作る時に行われることとほぼ同じだけあって、出来上がりの味もまぁ、普通にスムージーだった。少なくとも、スムージーという名のペットボトル飲料などと比べると、ホンモノ感はかなり格上。

 それでいて価格は300円ほどと、そう高くもない。去年は230円くらいで売っていたそうなので、それに比べるとがっつり値上げされてはいるものの、それでも普通のカフェでスムージーを頼むよりは、だいぶお値打ちなはず。そこそこホンモノ感のあるスムージーを、日常の中で手ごろに味わいたい、という向きには十分おすすめできると感じられた。

 ネックはやっぱり普及度だろうか。今回購入した、出先で立ち寄った店舗では偶然売られていたものの、私の自宅から一番近い、最も頻繁に利用している店舗では、スムージーマシーンは導入されておらず、当然スムージーも売られていない。リピートしようにも、なかなかできない、というのが実情だ。たぶん、そうやって手に入らない環境にいる間に、存在も忘れてしまうことだろう。

 というわけで、セブンカフェスムージー。美味しかったのでおすすめしたいけど、みなさんが試せるかどうかは環境次第、なのでした。

日記: 4月24日(2022年)

 グルメ回。

 1年前にちょこっと紹介した、モランボンのスンドゥブの素。このシリーズの新商品がでていたので、さっそく購入して試してみた、というテーマの話だ。

 新商品は、その名も「スンドゥブチゲ用スープ:濃厚牛テール」。

 名称からして、いかにもおいしそうで、俄然期待が高まる。のだけど・・・。

 結論から言うと、ダメでした。

 うーん、率直に言って、あまりにも薄味だった。スープ単体で飲むとあっさりおいしいんだけど、豆腐を入れて食べると、豆腐によって味がかなり希釈されてしまい、あっさりを通り越して湯豆腐の域に達してしまう。他の調味料でなんらかの味を補わないと食べられない。名称は「濃厚」なんだけど、実際の感覚では「淡泊」。そういわざるをえなかった。

 モランボンは私の中ではかなり信頼を置いているメーカーだけに、今回の失敗は珍しい。この1件をもって私の信頼が失われることはないけども、この商品だけは納得できないな。

 残念!