日記: 2月10日(2024年)

 「ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に行ってきた。

 としまえんの跡地に去年できた施設ですな。

 そして、そう、前回述べたように、魔法ワールドシリーズの映画を最近になって一気観したのは、実はこのための予習だったのだ。

 トータル的な感想を言うと、非常に良かった。元々ゲーム脳に侵されている私なので、こういうものを楽しむ素質があったのだろう。異世界体験ができる場として、夢のような時間を過ごせた。

 以下、個別にいろいろ。

 【異世界体験空間の良さ】

 この施設の存在意義のかなり大きな部分を占めているのが、異世界体験空間である、ということだと思う。

 スタジオツアーという名目は、「映画のセットを再現したので観てね」というメタ的な話が、本来的な意味だと思う。

 でも実際にはそういう「映画という枠を外から見る」という立場の人よりも、「映画の世界の内側に入ってその住人気分になる」という立場で楽しんでいる人が、圧倒的に多かったようだ。

 私もその雰囲気にのまれて、自然とそういう楽しみ方になったし、だから技術解説コーナーよりも、空間再現コーナーがより面白かった。

 その傾向を表す最たるものは、ホグワーツのローブを着たり杖を持ったりしている人が、つまりコスプレをして魔法ワールドの住民になりきっている人が、とても多い、ということだった。

 そして、そういう「映画内の格好をした人が大勢歩いていること」そのものが、また1つの舞台装置になっていて、より一層深い没入感を与えてくれる、という相乗効果を生んでいた。

 コスプレ的なことをしている世界を、私は今まで一度も生で見たことがなかったから、うーん、経験したことのない、新鮮な世界だったな。ほうほう・・・。

 【メシが良い】

 カフェで食べたスイーツや、食事、そして有名なバタービールに至るまで、すべてが好印象だった。

 まずよかったのは、メニューに世界観を生かした工夫がある点だった。キャラクターを模したケーキだったり、ホグワーツの寮ごとの特徴を反映した料理プレートだったり、そうでなくてもイギリス料理がメインになっていたり。そしてもちろん作中に出てくる有名なバタービールだったり。そういうところに手抜きがなく、メニュー選びを楽しませてくれるのが良かった。

 次にもちろん味。ちゃんとおいしかった。フードはロイヤルホストの監修だとかなんとか。そういわれると納得感がある。ロイホの「ちょっと高めのファミレスの味」というような安定感があった。いつでもうまいやつ。

 また値段を法外には高くしていないのもよかった。それなりにはしたけど、でも、まぁ、許せる範囲内に収まっていたと思う。

 そして言うまでもなく、カフェやレストランの内装は、どこも作りこまれていて最高の雰囲気だったし、ホールの人のサービスも行き届いていた。

 そういう食事外の付加価値を含めて考えれば、むしろかなりコスパはよかったとすら言える。大満足の食体験が得られたよ。

 【フォトスポット】

 映えスポットが無限にあった。

 私は自撮りをそんなにしないので、恩恵はあまり受けなかった。でも特にコスプレ勢の皆さんなんかは、いろいろなセットの前で、自分の映え写真を撮るのに余念がなさそうだった。

 フォトスポットすべてでいい写真を狙っていたら、1日いても足りないくらいなんじゃないかな。

 【お土産】

 ショップもよかった。店の内装が、作中のダイアゴン横丁にある魔法使いの店のような雰囲気にされていて、買わずとも商品を観ているだけで楽しかった。

 特によかったのは、魔法使いの杖売り場と、再現されたお菓子売り場かな。

 杖は50種類くらいあって、映画の登場人物の杖やら、作中の文物をモチーフにした杖やらが、大量に売られていた。

 終わってから思うと、確かにこの中からお気に入りを選んで、手でぶんぶん振りながらスタジオツアーを歩くのも、また面白そうだった。

 今回私は杖を買わずに、いちマグルとして歩いて回ったけど、杖を持っていても、この異世界空間でなら全然浮かないので、気分を上げたい人は、買って歩いても全然いいと思う。恥ずかしくない。帰ってから家に飾ってもいい思い出の品になるだろうし、5000円弱の価値はある。

 正直、買えばよかったな、と今は思ってるくらいだ。

 ただ1点思ったのは、杖売り場の開店時間に難ありかな。杖売り場の開店時間が11:00からだったんだよね。私は今回10:30スタートのツアーの予約だったので、そもそもツアー開始前には杖を買うことはできなかった(正確には杖売り場の外でも売られている主要キャラの杖なら買えた。けど選択肢が狭まるのは嫌じゃん?)。買う気があったわけではないけど、買ってから回りたい人には、少々不親切に思えた。今回のツアーで感じた数少ないアラは、このことだった。

 またお菓子も良かった。作中で出てくるカエルチョコとか百味ビーンズとかが売られていて、そら売るよな、そらファンは買うよな、って思った。コンテンツとして強いなと。味については、私は食べてないのでわからないけど、包装のクオリティは映画の中そのもので、売り場の雰囲気含めて非常によかった。

 【休める場所がない】

 最後に、もうひとつの不満点。

 それは休める場所がない、ということだ。

 今回のツアーは、6時間ほどの滞在になったんだけども、その間、中間地点で食事をとるときを除くと、基本的にずーっと立ちっぱなしだった。

 これは、休まなかった、のではなく、休めなかった、というのが原因だ。

 カフェのような商業施設以外の場所に、休憩用のベンチといったものは、ほとんどなかった。コーナーとコーナーの間になどに、もう少しベンチを設置して欲しいな、と思わざるを得なかった。そのくらいのスペースはあったように思うから。

 私はまだぎりぎり若い(諸説あり)ので、立ちっぱなしでもいられたけど、もう少し上の世代になると、楽しむ前に倒れかねない。その辺はコアなターゲット世代ではないから、切り捨てているのかな。

 【ということで】

 ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブ・ハリー・ポッター。かなり楽しかったので、機会があればおすすめしたい。すぐには流石にないけど、忘れたころには再訪してもいいと思えるくらいにはよかったよ。

日記: 2月8日(2024年)

 ハリー・ポッター8作とファンタスティックビースト3作の、合わせて11作の映画を、この2週間ほどで一気に視聴しきった。

 ちなみに、これらのJ.K.ローリングの生み出した架空世界を、総称して魔法ワールド(Wizarding World)というらしい。なので、冒頭の文章では「魔法ワールドの映画11作を観た」と言えばシンプルでよかったわけだけど、こんな総称は知らんという人も多いだろうな、と配慮した次第だ(私も当然2週間前には知らなかった)。

 Amazonのプライムビデオやら地上波の映画枠では、昨年末から今年初めにかけて、謎の魔法ワールド推しが行われていたので、私と同じように、全作品とは言わないまでも、いくつかを最近観たぞ、という人は多いかもしれない。

 このうち、映画ハリー・ポッターの1作目と2作目に関しては、公開当時に観たことがあった。その時の記憶では、子役が可愛いな、世界観もいいな、楽しいな、と思った記憶が強い。でも、当時は続編を追い続けるほどには惹かれなかったのか、はたまた公開スパンが長すぎて熱が冷めたのか、3作目以降は、地上波でTV放送されてすら、観ていなかった。

 またハリー・ポッターの小説に関しては、家族が読んでいたから実家に本があったこともあって、一応完結まで読みはした。ただやっぱり発刊スパンが長くて、新作が出るころには前巻までの内容を覚えておらず、過去作を読み直すほどにはテンションも上がらず、だから人名も展開もよくわからず、読んでいても頭にあまり内容が入ってこなかった、というような記憶がある。後半は、途中で投げ出すのもな、と半ば義務的に読むとはなしに読んでいただけだった。だからその内容は、今となってはほとんど覚えていない。

 そんなわけなので、今回の一気観は、ほとんど初見な気持ちで、新鮮に楽しめた。

 短いスパンで、映像付きで、一気に咀嚼できると、人名や人間関係や伏線や背景設定をしっかり覚えていられるから、内容が非常に分かりやすかった。完全初見のファンタビのほうも、ハリー・ポッターとはまた違った良さがあったし、双方で共通する固有名詞なんかも、よく覚えていられる状態で観られたので、魔法ワールドの世界観をよりしっかり感じとれた。

 魔法ワールド、いいじゃないか。

 ってことで、今現在久しぶりに頭がファンタジー脳になっている。ファンタジー系のMMORPGをやっていた時のような、童心に帰った気分だ。ゲームのホグワーツ・レガシーへの興味も急速に沸いてきたよ。プレイ時間の捻出の都合で、実際にはなかなか手は出せないだろうけどね。

 しかし近年歳のせいか、こういう「若者向けのコンテンツに対する高揚感」がだいぶ鈍くなってきているような気がしていて、大人になったような、寂しいようなという、複雑な気持ちを抱いていたものだけど、まだまだそういう気持ちが自分にもあってよかったな。

 謎の安心感を覚えたよ。ふう。

日記: 1月24日(2024年)

 新しいワイヤレスイヤホンを買った。

 買ったのは型番名SX-19なる中華イヤホン。

 パッケージに記載されているメーカー名はSHENZHEN SHENGXI TECHNOLOGY CO., LTD.。

 どちらの名称も、サイトやパッケージ上では全く主張がなく、だから記憶にも残らない。製品名や会社名でブランディングする気など皆無。ただただ売り抜ければよい、という潔い薄利多売精神がみえる。

 購入価格はAmazonでおよそ900円。

 一応、「定価8000円が、なんと特価900円!」という表記ではあるものの、おそらく割り引いた状態が本当の定価なのではないかと思われる。定価8000円はなかろう。

 この製品を購入することになったのは、それまで使っていたイヤホンの充電ができなくなってきたからだ。

 それまで使ってきたイヤホンは、GEOのGRFD-SWE500HT01。購入価格は当時5000円くらいだったかな。ネットにはやたら持ち上げる提灯記事と、そのカウンターにこけ下す記事とが両極端だったこの製品だけど、私にとってはなかなかによくできたイヤホンで、購入から2年半ほどヘビーユースしてきた。だけども上述したように、最近では充電不良の発生率がかなり高まってしまい、20分程度の使用で電池切れしたりするようになってきて、QOLが著しく低下してきたので、世代交代となった次第だ。

 そんなイヤホンの新旧交代、それも価格にして1/5の格落ち交代になったわけだけど、今のところ値段の差ほどには、満足度には差がなく、まずまず成功な印象を持っている。

 まずそもそもの交代劇の要因になったバッテリーの持ちは、さすがに購入直後だけあって改善した。たまの通勤や、日課の散歩などのシーンにおいて、途中で電池切れが発生するようなことはなくなった。

 音質は・・・どうなんだろうな。多分悪くなっているのかもしれないけど、私の耳ではよくわからない。そもそもの想定使用シーンが、基本的に喧騒の中ばかりなので、音質が良くても悪くても、どうせ他の雑音がまぎれるので大差ない。

 ほかの音、といえば旧イヤホンにはノイズキャンセリング機能があった。新イヤホンにはそんな立派なものはない。そういう機能面の差異もあった。

 ただ私は旧イヤホン使用時でも、安全上の理由でノイズキャンセリングは切っていることがほとんどで、環境音をわざと聞こえる程度の音量で運用していたので、そもそもそんな機能は要らなかった。なので、ノイズキャンセリング機能がなくなったということも、実際はほとんど影響がなかった。

 ひとつだけ明確に劣化したのは、モノとしての質感かな。GEOのイヤホンはイヤホンやそのケースの質感が良かった。多少なりとも高級感があり、手でもてあそんでいるだけで、手触りや、開閉の節度感に、快感があった。でも新イヤホンは、その辺かなりプラスチッキーで安っぽく、快感がない。それが所有の満足感という面に影響を及ぼしている。

 とはいえ、質感は実用には影響しないと割り切りさえしてしまえば、こんな格安イヤホンでも、今のところ大いに満足してしまっている。私などにはこんなもんでよかったのだ。

 あとはまぁ、どれだけ持つかってとこかな。いつかまた電池はヘタると思うので、それが何か月後、あるいは何年後にやってくるか。それが問題だ。

日記: 1月18日(2024年)

 コロナにかかった。

 コロナ禍がはじまってからここまで、なんとかコロナを回避し続けていたわけだけども、ついに罹患してしまった。ようやく実績解除だ。

 今のところの感想は、「症状がちょろいな」ということだ。真面目に予防接種を受け続けているおかげ、と思うことにしよう。今後も受けるぞ予防接種。

 さて、これを書いている今現在、まだまだ絶賛症状に悩まされ中ではあるんだけども、将来思い出すときのために、ここまでの経緯を記録しておく。

 【1日目】

 仕事後の夜。なんとなく倦怠感と筋肉痛がする。体温を測ったりもせず、疲れているのだろう、と早めに就寝。

 【2日目】

 翌朝。一晩寝ても体調の悪さが回復していなかったので、検温してみると、37度ジャスト。やや発熱している。非常に軽めの頭痛を伴ってはいたが、それは眼精疲労からの頭痛などに比べれば、屁でもないレベルの微痛。

 とりあえず大事をとって仕事はお休み。

 自己診断としては、この程度の発熱ということはコロナでもインフルでもあるまい、と高を括る。普通の風邪だ、風邪。

 そんなことより、仕事を休む大義名分を得たことをのんきに喜んだ私は、カウチポテトを楽しんだ。

 動画やドラマや映画を見ながら寝たり起きたりして1日を楽しく過ごした。

 しかし、夜にウトウトから目を覚ますと、少々異変が。体が熱い。あれ? 検温してみると38度。あれ? これはまずいか?

 まぁ、もう夜だし、今更騒いでも仕方ない。翌朝の体調次第だな。寝よう。

 【3日目】

 朝、検温すると37度。熱はやや下がった。頭痛もなくなった。熱があることを除けばえらく快調。やっぱコロナでもインフルでもないな。

 でも37度あるし仕事はもう一日休もう。カウチポテト再び。うへへへへ。

 が、今度は徐々にのどが痛くなってきた。最初は暖房の効いた部屋で、空気が乾燥しているだけかな、という程度ののどの乾燥感、いがらっぽさだったんだけど、徐々に嚥下に痛みを伴うようになってきた。耐えられないほどではないけど、ものを飲み込むときに、いちいち痛みを主張してきてウザい。

 とにかくここへきて「回復」ではなく「悪化」の傾向にある症状が出たことに不安を覚える。

 また思い返してみれば、のどの痛みは、私の周囲のコロナ経験者が口をそろえて主張した症状でもあった。

 そこで昼には体温は36度台後半にまでなったこともあり、ドラッグストアへ出かけて、コロナ検査キットを購入。使ってみることにした。

 すると結果は、まさかの陽性。

 うほー。こんな「つらくないコロナ」ってあるんだな。まぁ陽性だったものは仕方ない。職場に連絡し、週末の予定もキャンセルし、で、今週中はカウチポテトだな、と諦観して今に至る。

 【今】

 つらくないから、悲壮感が全くない。合法的なサボり要因にしかなってない。

 果たしてこの後、しっぺ返しが来るのか。つらい症状に悪化していくのか。

 はてさて。

 以下投稿後追記。

 【4日目】

 朝、目が覚めるとのどの痛みが強くなっていた。熱は36.8度。ふむ、もう少し闘病は続くか。

 のどの痛みは、ペラックとのど飴でなんとかやりくりしつつ、体温は36.4度から37度を行き来。体調はだいぶ良くなった。

 料理をする気力も出たので、野菜たっぷりめのクリームシチューを作って栄養補給。うまい。

 【5日目】

 朝の検温は35度。冷えすぎだろ。計測ミスか? 朝にシャワーを浴びて再計測するも35.5度。ついに半冷半熱の個性を身に着けたか。

 のどの違和感はあるものの、痛みレベルはかなり無視できるレベルになった。だるさもほぼ消え、90%くらいの回復感。

 【6日目】

 ほぼ同上。もう少し回復。36度弱。のどは痛くはないが、のどちんこが伸びて下の根元にあたっていて気持ち悪い。これは私の風邪によくある症状。

 【7日目】

 ほぼ同上。さらにもう少し回復。36度弱。口内がやはりまだ違和感があって、変な感じ。味覚はここまで通してちゃんとある。食欲もある。でも多少変な感じもある。肉より飯を食いたい、そんな味覚。

 【8日目】

 あまり前日から変わらない。熱なし、のどもほぼ回復、でも頭ダル重、味覚異常。体調良いかと聞かれたら、良いとは言えない程度には自覚症状がはっきりとある感じ。頭ダル重や味覚異常はどちらかというと5日目の熱・喉がよくなったころから発症している気がする。2段階攻撃。

 【9-11日目】

 さらに少し回復。のどちんこ肥大と味覚微異常だけ持続している。

LoL: 2024シーズン

 今年、最初にプレイしたPCゲームは、新シーズン突入でいろいろ変更されたLoLでした。

 LoLをプレイするのは、数年ぶりかな。

 JGに変なペットがつく時代を知らないので、本当に久しぶり。

 そんな浦島状態でノーマルブラインドを2戦ほど遊んでみた。

 マップやらアイテムが変わったのも衝撃だったんだけど、それ以上に、ノーマルブラインドのキューの入れ方が変わっていたのが一番衝撃だった。

 キューを入れる段階で、レーンとチャンピオンを決めておく。で、インキューボタンを押下して、マッチングすると、ピック画面を経ずに、いきなりローディング画面に移行し、試合が始まる。敵どころか味方のピックも試合開始までわからない、まさにブラインドピック。

 話が早くていいな、これ。トロールピック好きの私は気が楽だわ(オイ)。

 というか、形式としてはこれノーマルドラフトに近いか。レーン宣言早い者勝ち合戦がないのがいい。

 マップの変更はまだよくわからないなー。全体に遮蔽物からレーンまでが遠くて、ガンクが刺さりにくい気がしたし、ハードCCの有無で相当ガンクの成功率に差が出るような気もした。イーみたいなdpsで押し切るガンクが弱そう。壁ドンガンクもしにくそう。私のJGチャンプがだいたい弱そう。知らんけど。

 アイテムの変更は、もう変更前を覚えていないので実質ノーダメ。テキトーに買えばいい。

 あとはまぁ、当然のように全然スムーズに操作できないし、マップも見れないし、プレイはへぼへぼでしたね。2戦したあと、しめやかにクライアントを閉じました。1勝1敗。

 でも、今LoLはプチブームっぽいし、また動画とか配信を観たらやりたくなって遊ぶかもしれないし、遊ばないかもしれない。