作成者別アーカイブ: Nez/蝿

WAR: PvEウィークエンド

 この土曜夜は、ギルドイベントっぽいことを実施した。

 イベント概要は、GreenskinのT3ゾーンにあるパーティー向けダンジョン、Mount Gunbadに行くことだ。それがなんなのか、なにかおいしいのか、難易度はどうなのか、その他諸々の情報がほぼ皆無のまま、突撃してきた。

 大々的に集めたような、その場しのぎで集めたような、とにかく比較的いいかげんな当日告知ながらも、ギルドメイトがGunbad入り口にわらわらと2パーティー弱集まった。WB(Warband。いわゆるレイドグループ)を組んで、突き進むことにする。Rank 40の変態さんもボディーガードとして同行だ。

 ダンジョン内部は、Rank 23~のChampion級NPCが大量に配置されていた。入り口から3方向に分かれる道は、左のほうが難易度が高く、右のほうがやや難易度が低いようだ。はじめ、左の道を進んだんだけども、途中で大量の別チームと道程がかぶってしまい、人が多すぎてわけがわからなくなってしまったので、一旦引き返して右の道を主に遊んできた。

 ダンジョンの構成は、細かいスパンでPQにぶつかる「連続PQトンネル」のようになっていて、ダンジョン内をうろうろと進んで行っただけで、3,4回のPQをこなす羽目になった。この構成は、ダンジョン進攻に細かくサブテーマが与えられることになるので、モチベーション維持がしやすく、「これはうまいな」と思った。道中の雑魚戦の面倒くささが、心理的に軽減されるのだ。WARのアイデアであるPQをうまく使っているといえる。

 ちなみに報酬は敵のレベルにほぼ相当するようで、右ルートの箱から出た中身は、Rank 23ほどの品だったらしい。私は1回も当選しなかったから質の良し悪しはわからないけど、まぁそこそこ程度ではないかな、と勝手にみている。

 そんなこんなで、2時間ほどかな? うろうろと集団でダンジョン進攻とPQ攻略を続け、この日の冒険は終了した。WARでRvRをほとんどしない週末というのも新鮮だったけど、WARのPvEコンテンツも案外面白いではないか、というのが第一印象だ。戦闘がライトなので、EQ系の面白さとDiablo系の面白さの中間のような、あまり他に類を見ない冒険だったけど、たまにはこういうのも悪くないね。

 ダンジョンの全貌はまだ見切れてないし、好奇心を刺激されてしまったから、また機会があれば是非行きたいものだ。

日記: 10月4日(2008年)

 やっと、久々にツーリングにいってきた。

 以前お知らせしたコンタクトレンズ化の目的のひとつには、フルフェイスヘルメットの着脱環境の改善があって、それを試したい試したいと思っていたんだけど、やっとそれがかなった形だ。

 予定したコースは、何度も通ったことのある、秋川渓谷付近。払沢の滝で涼んで、豆腐を買い、ラーメンと川魚を食って帰る、という計画にして出発した。

 運用数回目のバイクナビは今日も好調にナビゲーションをしてくれた。今回なんかは何度も通っている道だから、ナビがなくても余裕で走れるんだけど、なんか方向指示の声があると安心感があるので常用しているのだ。

 走り出して2時間足らず。おおむね予想通りに払沢の滝に到着した。今日は実にいい晴天で、走っていて気持ちがいい。まだ紅葉するには早いらしく、夏の気配を残した山々が、深い青に染まっていた。実に美しい日本の景色だと思う。

 払沢の滝は人気が少なく、以前夏真っ盛りに来た頃に比べると、ずいぶんと落ち着いて滝を観賞することができた。駐車場から滝までの500メートルほどのハイキングで、わずかに火照った体を、滝が巻き起こした風が、涼やかに冷やしてくれる。うーん心地いい。「マイナスイオン」なんていう似非科学用語を用いなくても、この場にいるだけで、この場の価値は十分わかるはずだ。

 10分あまり滝を楽しんだ私は、駐車場まで引き返し、そこにある割と有名な豆腐屋「ちとせ屋」でお土産の豆腐を買う。私はそんなに豆腐が好きではないんだけど、油揚げは大好きなので、絹豆腐とおぼろ豆腐と油揚げを買った。

 次いで、バイクで3分ほどの場所にある、「たちばな屋」という食事処で昼食にした。ここも案外有名らしい。すごくうまい、ということではないけど、昔懐かしい安心感のあるラーメンを食わせてくれる。手打ち手切りとのことで、確かにモチモチした麺は太さが均一ではないんだけど、それがいい味を出していた。

 ラーメンだけでは寂しかったので、川魚の塩焼きを注文することにした。メニューには「マス」と「ヤマメ」があったので、女将さんにどちらが今の季節はオススメかを問うと、「マスとヤマメはどちらも養殖ものですが、今は別に天然のアユが入ってますよ」とのこと。1皿1050円と値が張ったけど、せっかくなのでアユを頂くことにした。

 20分かけて焼かれたアユは、お皿の上に3匹。小ぶりなのは天然ゆえかな? アユは香魚とも書く魚。今日食べたアユも、香り豊かなアユだった。3匹ともぺろりと平らげ、満足して店を出た。

 あとは、秋川渓谷沿いを西進し、上野原方面に南下して、20号を東京方面に進んで帰宅だ。

 ・・・と思っていたのに。

 南の上野原方面と、北の奥多摩湖方面との分岐路で、「上野原方面、土砂崩れのため全面通行止め」の表示が。なんだとー! これでは帰れないではないか。

 ええい、こうなったら仕方がないな。覚悟を決めた私は、奥多摩湖も回ってからぐるっと北周りで帰宅することにした。初めての道で、バイクナビが大活躍だ。やはりつけてきてよかった。

 奥多摩湖といえば、首都圏バイカーの聖地。ではあるんだけど、実は私は行ったことがなかったんだよね。私は天邪鬼な人間なので、自分の好きなものを好きな人がたくさんいるところに行きたがらないのだ。バイクで言えばこの奥多摩湖だし、PCとかゲームで言えば秋葉原なんかがそれに相当する。

 ってことで、初めての奥多摩周遊道路を通って帰ってきたんだけど・・・いや、いいじゃないか、ここは。さすがに伊達に聖地じゃないわけで、気持ちの良い道路を走って帰ってくることができた。食わず嫌いはだめってことですな、うむうむ。

 とはいえやっぱりバイカーが多くて、全身ツナギの気合の入った人が背後から迫ってくると、「怖いわ!はよ先いってくれ!」というような苦手意識に襲われはするんだけど、それ以外の点では、実に気持ちのいいツーリングを楽しむことができた。あんまり別世界すぎて、ここが東京都だとは信じられないよ。下界が24℃あったのに、奥多摩は14℃だよ。本当に別世界。

 で、帰宅。久々のツーリングで、肩やら腰やらケツやらが痛かったけど、やっぱりぶらり旅は楽しいな。初めてのスポットも楽しめたし、いろいろと大満足だ。

 今度はまた富士山でも見に行くかなー。

 ・・・あ、そうそう。肝心のコンタクトだけど、すごく、すごく、よかった。ヘルメット着脱時のわずらわしさからの開放だけではなくて、ヘルメット着用中の顔面部分の圧迫感も減ったし、「眼鏡のない部分」という視野の欠損がないのも、運転がだいぶ気楽になった。シールドをしていれば懸念していた「目の乾き」もまるで起こらなかったし、予想以上の効果に大満足だ。

WAR: さようならT2。こんにちはT3。

 Rankが22になった。

 (しかしなんでWARでは「Level」ではなくて「Rank」なのだろう。共通の概念の呼称を分化させるのは、個性じゃなくて迷惑だと思うね)

 ということで、Tier 2を卒業して、Tier 3デビューだ。Tier最高レベルだった状態から、一気にTier最下層に転落するのは悲しいけど、個人的には個の勝負強さを失うことよりも、単純に次のTierへの好奇心や、新しいスキルを覚えたい欲求が勝るので、さっくりとRankを上げてしまった。

 Tier 3はHigh Elf vs Dark Elfのフロンティアでしか、ろくにシナリオが立たないと聞くので、Tier 3での主な活動はHigh Elf vs Dark Elfのフロンティアになるとみている。個人的には、やっぱり自分の種族の地元フロンティアで成長していきたいんだけど、Empire vs Chaosのフロンティアでは、数時間居座ってもまるでシナリオが始まらなかったんだよね。だから、仕方なく野菜の国に移住だ。

 まぁ、Tier 1はChaos、Tier 2はGreenskin、Tier 3はDark Elfってのも、バランスがいいといえばいいかな。

 ってことで今後は、もりもりとTier 3 Dark Elfシナリオ、通称溶岩に参戦するので、すでにTier 3入りしている皆さんにおかれましては、是非ともよろしくだ。あんまり評判がよろしくないマップだったり、特定キャリアの性能に不満が多かったりするようだけど、まずは経験をつまねばな!

 さて、弱い弱いといわれがちなMagusだけど、「数値上のdamage」だけはそれなりに出るようになってきた。少なくとも、「Rank 21におけるTier 2シナリオ」という超有利な条件ならば、安定してdamage総量のトップ3に入れるだけのダメージ出力はある(それがすごいかはさておき)。ダメージの与え方に瞬発力がないから、直接的に敵兵を打ちのめすというよりも、味方が敵兵を倒すためのお膳立て、あるいは精神的プレッシャー、という面が強いけど、それでもダメージを与えていることには一定の成果があるはずだ。

 こうしてみると、他のパスを選ぶとどうなるのかは定かではないけど、中距離パスを選んだMagusとしての役割は、だいぶはっきりしてきた。すなわち、できるだけ広い範囲の敵兵に、なんとなく災厄を、常にばら撒き続ける、というものだ。

 「敵兵がDoTを食らっていない時間」「敵兵がペットに攻撃されていない時間」を減らし、時には「足止め」「スタン」「AP削減」「詠唱妨害」などを行う。基本的には、集中的・直接的に敵を倒す術を持たないので、間違っても足を止めての遠距離砲の撃ちあいなどを演じてはいけない。勝てない、ということもあるけど、それ以上に「効果が薄い」からだ。倒せもしない撃ちあいは即中断して、AEDoTの1つもばら撒いたほうが、味方はよほど動きやすくなるはずだ。もちろん確実に殺せるボックス対象を、より早く潰す支援をする、なんてことなら問題がないけど、そういうとき以外にDDを連打する意味はあまりない。

 ただ・・・ちょっとTier 3をやってみた感じだと、Tier 2の比ではないほど、敵の遠距離砲撃が痛いんだよね。3秒射程内に留まったら死ぬ、くらいのイメージで間違いない。だから中距離パスMagusとして、上記のような戦術を行うことは、死地に踏み込む頻度が増えることを意味するので、かなりのリスクを伴うようになってきた。

 でも、だからといって遠距離で撃ちあう型にするのは、なにか面白くないんだよな。それをやるくらいなら始めからSORにしているわけで、Magusにした以上はなんとか独自性を打ち出したいではないか。なので、「敵に狙われにくい動き」とか「撃って射程外に逃げる動き」とかをちょっと工夫して、まだまだ中距離パスであがいてみるつもりだ。

 多分その過程でボコボコ死にまくるだろうけど、勘弁してくれ!

WAR: 無勢に多勢

 この夜は前回とは全く逆のパターンのRvR。

 前回とおなじく、T2 Empire vs ChaosのRvRエリアでの戦闘だったんだけど、圧倒的な敵戦力を前に、敗戦に次ぐ敗戦を喫してしまった。

 タイトルには無勢ってあるけども、実は自軍はそこまで無勢でもなくて、総員20~30人には達していたように思う。でも、相手の戦力はさらにそれを上回る40~50人規模(推定)で、しかも十分に組織された戦闘集団を構成していたため、実にいいようにあしらわれてしまった。

 たとえば、敵の砦に分隊を配置して我々を誘い込み、袋のネズミとなった我々に砦外から大軍が急襲。

 たとえば、敵の1部隊と街道で一進一退のにらみ合いを展開している後背から挟み撃ち。

 たとえば、壊滅後の再集結中に更なる追撃。

 教科書どおりの、奇襲、迂回、包囲殲滅を、模擬訓練のやられ役のごとく繰り返し行われて、この日はいいところなくRvRを終えることと相成った。赤子の手をひねるようにやられた、と言っても言い過ぎではなかったように思う。

 しかも、相手はほぼ単一のギルドによって構成された軍団だったというのが恐ろしい。同じサーバーの敵勢力に存在する以上、きっと彼らはのちのちまで我々に立ちふさがる、大きな、大きな壁になり続けるのだろう。

 くそー、この雪辱はいつの日か・・・。

 でもね。そんな散々な結果だったけども、いいところもあった。それは、なかなかつながりを持ちにくい他のギルド、それも日本のギルドと思しき人たちと、同じWB(War Band。他のゲームでいうレイドグループ)をとっさに組んで戦えたことだ。組んだからといって組織的に動いたわけではないけど、お互いの存在をおぼろげに認知しあったというのは、友軍ができたようでなにやら楽しいものだった。

 願わくばいつか彼らと、この夜の雪辱を果たすべく戦場に立つ日がくることを願って。

WAR: 多勢に無勢

 「T2 Chaosマップで砦奪取に行きそうなWBに入ってみた!いまから砦奪取に行ってくる!」

 ギルドメイトからその急報が入ったのは、ちょうどギルドで「パーティを組んで、シナリオを何回か回そう!?」と私から持ちかけて、パーティを結成した直後だった。しかしこの急報を聞いた私は、もはや新鮮味のないシナリオよりも、砦奪取に立ち会いたくなってしまった。そこで唐突に趣旨を変更して「うちらもKeep取りに参入しない?」とメンバーに持ちかけてみた。すると、「OK」との快い返事。よーしいくぞ!

 ってなわけで、初の砦奪取戦に行ってきた。

 ・・・んだけども、結論をいうと、我々のような後乗り軍団によって軍勢が肥大化したのか、数十人規模にまで膨れあがったDestruction軍が雲霞のごとく押し寄せた砦争奪戦には、当然最後までOrder軍が姿を見せることは無かった。だから、ただ単に砦内のNPCを倒して砦の奪取を完了させるだけの、PvE Onlyにしかならなかったので、シナリオに行くよりもエキサイティングだったかというと、残念ながらそうでもなかったかな、というのが正直なところだ。でもまぁ、砦奪取のメカニズムがわかっただけでもよしとするかな。

 とりあえず、初砦奪取(PvE)は成功だ!

 ところで、この戦線に駆けつけるにあたって、私はギルドバナー(軍旗)を掲げてメンバーを率いたんだけど、これはなかなかいいね。掲げてみるまで知らなかったけど、バナーを持っていると、周囲のパーティメンバーの移動速度が25%増しになる。移動速度に差をつけにくいこのゲームでは、25%の速度上昇は重要な要素になるかもしれないし、ならないかもしれない。

 とにかく、初の砦戦は、面白さ半分、経験半分ってとこでしたとさ。