作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 1月1日(2008年)

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 昨年は、日記74回、VG68回、MHF27回、EQ2JE 26回、他8回の合計203回の更新を行うという、当サイトとしてはなかなか快挙と言っていい年となった。1年という長いスパンで、ほぼ2日に1回以上の更新というペースを保ったということは、創設以来初めてかもしれない。

 本年も疲れない程度に更新を続けていく所存なので、応援(?)よろしくお願いします。

 また、最近ブログ、mixi等の更新をめっきりサボっておる読者諸兄におかれましては、本年は私を見習ってブログ、mixi等をしっかり更新する一年としてください。あと、彼女とののろけ話的なものは更新しなくてかまいません。

 改めまして、本年もよろしくお願いします。

日記: 12月28日(2007年)

 ここ三日ほど流行性感冒というヤツでダウンしていました。年末休みにギリギリかぶらないタイミングで私に特別前倒し休暇を与えてくれるとは、噂ほど悪いやつではないかもしれません。でも苦しかったのでやはり許さん。

 さて、そんなわけで三日ほどゲームをする気にもならず、部屋の中で寝たり、座ってTVの音だけ聞いていたり、PCを試みに立ち上げては画面を見ているだけで疲労して床についたりという、非常に外的刺激に乏しい生活を送っていた。しかしそんなことをしていると、普段はなかなかしづらい「落ち着いた熟考」なんてことができる・・・なんてわけもなく、実際のところなにかを考えるということが一番の困難作業だったため、日記のネタは特に考え付きませんでした。おわり。

 ・・・で終わってしまってはお話にならないので、とりあえずこれが今年最後のエントリーになるかもしれないし、近況とか、雑感とかを述べて体裁を取り繕おうかと思う。

 ・入院

 一週間ほど前、親父がモウマクハクリというやつで入院した。この病気、無知な私は、ボクサーとかが殴られてなる、外傷性の疾患だとばかり思っていたんだけど、ほとんどは眼球の経年劣化によって起きる病気なんだそうな。そしてイコール盲目のようなイメージだったけど、今は外科手術で9割方直るんだそうな。幸い親父も手術により順調に回復中。入院手続きとかでいろいろ奔走したけど、なにかと勉強になった次第。

 ・流行性感冒

 ・・・にかかったと冒頭では言ったけど、本当にそうだったのかは実は不明。私、風邪ごときでは病院にはいくべからず、という教えの元に育ちまして、たとえインフルさんといえども、「異常行動」「40度を超える高熱が数日」というような重篤な事態以外では、病院の必要性を全く感じないわけでして、医療従事者たる肉親も「アンタはそれで別にいい」とめんどくさそうに言っているわけでして、そのため今回の病についてもインフルエンザだったという診断結果を得ているわけではないのでありまして、すなわち、ひょっとしたらただの重い風邪だったのかもしれない。症状は、半日間で急に39度の高熱。二日間持続。半日間で解熱。それに伴う、筋肉痛、頭痛、鼻水鼻づまり。消化器系の疾患なし。うーん、インフルさんだったのかなぁ?

 ・パンドラサーガ

 ゲームに傾ける情熱の3%くらいを費やして応援している、和製(?)PvP志向MMORPGパンドラサーガの大規模テストが知らん間に行われていたらしい。結局面白そうなのかどうかは良くわからず、テストサーバーは脆弱そうだ、くらいの情報しか私は得ていないんだけど、思いのほかグラフィックはがんばっていて傾ける情熱が5%くらいになった。でも、面白さそのものの情報こそが重要だよなぁ。私の持論では、ある程度面白さと開発期間は比例するんだよなぁ。ふむ。

 ・Hellgate:London

 次世代Diabloとでも言うべきHellgate。これまた知らん間に発売されてやがりよった。結構期待していたんだけど、1)EQ2JE復帰ブームとかぶった、2)宣伝活動が地味、3)ゲーム世界そのものが地味、という3重苦のため、完全に私の脳内からは存在が消えていた。まぁ、すごい面白ければ無視していても評判が耳に届くんだろうから、そこまでじゃなかったってことかなぁ。「ストイックに自キャラ育成」か「友達とワイワイ」なゲームは、前者目的の人はいいとして、後者目的の人は相当に「面白くなるためのハードル」が高いんだよなぁ。

 ・WHO

 いつまで延期なのやら不明。EQ2JE飽きるのはまだ少しかかりそうなので、来春くらいでいいかな、とは思っている。

EQ2JE: プリズマティック

 EQ2基本セット時代の最難関長編クエストシリーズ、通称「プリズマティック・ウェポン・クエスト」。その最初の最初を体験してきた。

 このクエストはさすがにかつての最難関クエストだけあって、そもそもクエストを受けにいくというだけのためにも、複数グループでの撃破が基本となる、エピッククラスのモンスターを倒さなければならない。そんなわけで、ちょうど挑戦し始めることが出来るレベル帯の人が増えてきた我がギルドに、珍しく私みずからが呼びかけて、2グループ弱の団体でぞろぞろとクエストを受けるところまで遊んできたのだ。

 私がこんな企画をしたのはほかでもない、このクエストの背景に魅力を感じてならないからだ。このクエストでは、「ノーラスにおける500年前からこの時代に至るまでに、かの火竜Lord Nagafenと、氷竜Lady Voxとに何がおきたのか?」という謎にせまることが出来るらしいのだ。EQ1クラシック経験者としては、放っておくことは出来ないクエストといえる。

 とはいえ、さすがにその難易度は高く、ひょっとすると我がギルドではいつまでたっても達成にいたらないかも知れず、しかしかといって野良でやれるものなのかもわからないからして、途中で挫折する公算も高い。それに最悪ストーリー自体は、Webで調べれば簡単にわかる。

 でも、できるだけ、いけるところまでは、進めてみたいのがロマンってもんでしょう! がんばるでー!

日記: 12月20日(2007年)

 年の瀬も押し詰まった今日この頃皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 ってなわけで、年末年始年度末年度初め恒例、要するに毎年やる時期がいまひとつ一定でない「蝿公国的オンラインゲーム大賞」を、今年も発表!

 今年やったオンラインゲームを可能な限り思い出すと・・・

 Vanguard(VG)
 ロード・オブ・ザ・リングオンライン(LotRO)
 モンスターハンターフロンティアオンライン(MHF)
 三国志オンライン(3ON)
 エバークエスト2(EQ2JE)

 ノミネート作品はこんなところかな? 他には思い出せないので、仮にプレイしていたとしても、思い出す価値もないほど印象に残らなかった・・・ということにしておこう。

 以上のノミネート作品を見てみると、今年の傾向は、1)MO/MMORPGばかり、2)日本語版が多い、という傾向が見て取れる。日本のMMORPG界の発展を願う私としては、大変嬉しい傾向だ。特に量産型クリックMMORPGではないものの選択肢が増えてきたことは、大変評価したい。

 さて、この作品群に序列をつけるとすると・・・下位は簡単だけど、上位が難しいところだな。抜きん出たのもなければ、がくんと下がるものもない。うーん、ちょっと上位に差をつけられないので、今回は

  入選:VG、MHF、EQ2JE
  落選:LotRO、3ON

 という、非常にアバウトな位置づけでお茶を濁すとしよう。

 まず落選の2タイトルから。

 LotROは、決してできが悪くはないし、良くまとまっていた。ただそのまとまりがあまりにも小さく、全体としてこじんまりとした印象を拭い去れないものになってしまっていたのが致命的だったように思う。ゲームのプレイ体験が薄いものになってしまって、興奮もそこそこ、没頭度もそこそこ、面白さもそこそこ、というような、中庸なゲーム、中途半端なゲームというのが、私の感想だ。私の評価において、同じように中途半端だったVanguardとの決定的な差は、その中途半端の裏返しに、完全だった場合のスケールの大きさが見えるかどうかにあった。

 3ON(なんて略し方はするのかも知らない)は、まぁ論外。上記のLotROは、私の記憶にさして残らないゲームとなるタイトルに過ぎないようだけど、そのLotROですら同列に並べたことには申し訳ない気持ちでいっぱいになるくらい、3ONはノミネート作品の中では群を抜いた駄作だ。私はつまらないゲームはプレイしなければいいだけで、別段文字をもって貶める必要はないと思っている。だから多くは罵らないけど、センスがなくてつまらないのと、志がなくてつまらないのでは大きく異なる。一応仮にも日本の大手ゲーム企業が、こんな情けないものを造り、かつ、売っていることには、非難の声を上げざるを得ない。

 続いて、入選の3タイトル。

 入選タイトルについては、それなりに長く遊び、その感想らしきものをすでにどこかに書いているので、繰り返しになるような内容を、ことさら改めては述べない。ただ入選で悩んだ内容については述べなければ意味不明なので、それに絡む部分を述べたい。

 まずVG。3タイトルの中では、最も完成されておらず、最も出来が悪く、最も革新的なゲームだ。公正な判断をするのなら、実際になされた内容のみをもって評価すべきで、その場合VGは他の入選作よりもやや落ちる。だけどVGの掲げた理想の輝きに、ワタクシ、かなり目がくらみました。そしてもうその眩い光輝は失われているんだけど、その光が見えていたときの興奮は今でも鮮明に覚えていて、それで評価が揺れてしまった。この興奮を「ゲームの1要素として評価」すべきかどうか、「興奮させてくれたことに対する評価」をすべきかどうかは、非常に難しいところだけど、私の主観的序列を求めるこのランキングでは、是とした。また、VGは入選3作品の中で唯一のオリジナル作品であるという点も、他2作品と比べたアドバンテージとした。

 続いてMHF。オンラインでこれだけ高質なアクションができるRPGはなかった。他媒体で同シリーズを未プレイだった私にとって、この新鮮さはほとんど革命と言ってよく、この一点だけで通常なら年間トップでも間違いはない作品だ。ただMHFの場合、露骨なコンテンツの使いまわし作品であること、オンラインゲームとしての体裁があまりに整っていなかったこと、コンテンツ供給が稚拙だったこと、などが大いに引っかかった。VGとは正反対に、制作運営サイドの理想の低さが落とした影の濃さが、大いに評点を下げている。私としては、理想の低さをもって生み出されたこのゲームを、破格に評価するわけにはいかなかった。

 そしてEQ2JE。しばらくプレイしない間に、文句なしに良いゲームになった。ゲームとしての質は、リリース直後とは天地の差がある。リリース直後にプレイし、半ばで挫折した人には、是非もう一度やって欲しい。SOEの回し者ではないけど、EQ2の評価があの時点のもので終わっては、ここまで改善した製作チームがあまりに不憫だ。またゲームそのものの質の高さに加えて、ローカライズの質の高さがすさまじい。ここまでのローカライズをして、どれほどの利益になっているのか心配になってしまうほど、自然な訳になるよう細心の注意が払われている。会話でない部分、例えば情報欄の説明部分とか戦闘ログなんかは、かなりおかしな機械翻訳のままだけど、これらは費用対効果の薄い部分だと判断して、ばっさりと切ったんだろう。妥当な判断だと思う。今後の欧米産MMORPGのローカライズの手本となるべき作品だ。・・・でも、所詮は復帰ゲーム。今年出たゲームを押しのけて1位にしてしまうには、少し抵抗があった。

 というわけで、蝿公国的オンラインゲーム大賞2007は、落選2作、入選3作という、あまり面白みのない結果になった。来年はWHOがくるのか、はたまたダークホースが来るのか。なんでもいいから入選ゼロはやめてくれよ! 頼む!

EQ2JE: SHD再開と宝物庫

 EQ2におけるマイキャラは現在、NEC、SHD、ASN(休眠中)、TRBの4人体制で進んでいるということは、今までのエントリーの中でも述べた。最近はそのうちの、NECのキャラばかりを育てていて、ついにLv60に達したということも、述べたような気がしなくもない。

 ってなわけで、キリのいい数字になったNECはひとまず置いておいて、今後しばらくはイベント等以外では、SHDを重視して遊んでいこうということにした。目標はSHDもLv60である。

 っつーことでこの日は、久々のSHDで、久々の野良グループに突撃し、メルドラス鉱山&隠された宝物庫のグループ・インスタンス・ゾーン連チャンプレイをしてきた。

 メルドラス鉱山については、先日NECで行ったばかりだし、その話もここでした(ただタンクでいくのは初めてで不安だったので、「初めてですがいいですか?」ということにして参加した。チキン!)。なので、隠された宝物庫が今回の初体験であり、冒険ポイントということになる。そこの辺りに期待して、遊んできた。

 以下、宝物庫の感想を、同一レベル帯のインスタンスであるメルドラスと宝物庫の対比という視点で述べる。

 写真を見ての通り宝物庫の入口は、断崖絶壁にへばりつくように設けられていて、なかなか位置的にはマニアックなところだ。ただ交通の便という面で見れば、シンキングサンドのカーペットから、徒歩ですぐのところにあるので、メルドラスよりだいぶ通いやすいといえる。

 中に入ると、そこは海賊がうじゃうじゃいるドーム上の洞窟。構造的にはだだっ広い1つの部屋だけでしかなくて、探索的な楽しみはまるでない。その広いドームの中に、数個のキャンプがあり、そこにネームドがいたりいなかったりするのを、ひたすら倒していくというのが、基本指針だ。

 やることのほとんどは「押し込み強盗」であり、ストーリー的な目的はなく、ただ海賊をしばいて宝をガメるというゾーンといえる。そのため展開にはあまり起伏がなく、これといったギミックも少ない(ないわけではないけど伏せる)。このあたり、展開の単調さという面で、メルドラスに大きく劣る感じだ。まぁ、メルドラスにしても2回目以降は作業なのだろうから、あくまでも第一印象の差でしかないだろうけども。

 また、これは運がなかっただけかもしれないけど、メルドラスに比べて、宝物庫は鉄以上の箱の出現率がだいぶ低かった。ラスボスがメルドラスより手ごわい分、ラスボスの報酬だけはタメを張っていたけど、それ以外の報酬では圧倒的にメルドラスだ。何度も通いたいと思わせるのはメルドラスだったと思う。

 でも、当然初めてのゾーンは新鮮だったし、SHDのキープ力の弱さ・・・というか私のへぼさなのか?・・・も感じつつ必死のプレイも楽しめたし、ノリのいいグループだったし、実に楽しいひとときだったよ。

 タンクでのプレイは、狩りが成功したときの貢献感の高さが最高だな!