日記: 2月29日(2024年)

 約20年ぶりに浅草にぶらっと立ち寄った。

 私が最後に浅草を訪れたのは、記録を見ると2005年のゴールデンウイークだったようだ。うーん、そんなに前になるか。

 そのころの記憶と比べてまず思ったのは、外国人がだいぶ増えたな、ということだった。

 視界に入る半分とは言わないまでも、3、4割くらいの人は外国人ではないか、というくらいに外国人観光客が増えていた。そうだということは聞いていたけど、日本も偉くなったもんだ。

 またそんな世界的な日本観光人気に歩調を合わせるように、観光業の発達も見て取れた。

 特に目についたのは、仲見世付近に立ち並んでいた食べ歩き系の店の数々だ。店内で食べる飲食店ではない、食べ歩きの店なんてものは、浅草寺のテキヤを除けば、以前はほとんど存在していなかった気がする。

 また店内で食べる飲食店も今風の外観の、おしゃれなものが増えていた。カフェからラーメン屋まで、よりどりみどりといった様相。そのぶん、なんとなく昔ながらのホッピー通りは、ちょっとさみしげに見えなくもなかったけど、それは通ったのがまだ昼間だったからかな。

 人力車引きのお兄さんたちが、雷門周辺に大量に並んでいたのも驚きだった。以前は、こんなにたくさんはいなかったはずだ。しかも、どうやらこの人力車の主要顧客は外国人らしく、人力車のお兄さんが「Hey Guys!」と英語で客寄せをしていたのには、隔世の感があった。

 あとは、スカイツリーが見えるというのも、当たり前のことなんだけど、20年前とは大きな違いではあったかな。風景に1つ大きな違いを生んでいて、昔日との変化に思いをはせるのも、また楽しかった。

 王様の餃子、うめえ。

日記: 2月28日(2024年)

 今回のネタは、写真のブツ。

 乾燥させた生ハム(7プレミアム)

 SNSでうまいという評判が流れてきたので、気になっていたこの商品。簡単に近所のセブンで発見することができたので、買って食べてみた。

 そんな私の評価はというと・・・いまいち。

 味を表現すれば、日本のどこのスーパーのハム売り場でもパック売りされている、妙に透明感のある、ウェッティな、誤った解釈の、ぐにぐに生ハムそのもの。

 そういうカテゴリの商品だと割り切れば、別にまずいわけではない。ただ「生ハム」という名称の商品に期待する味では、全くない。これは生ハムではなく「和製生ハムもどき」でしかない。そして、それにしては単価が高めだから、これなら普通にソーセージやロースハムを買ったほうが、名称からくるイメージに近い味を得られてよいように思えた。

 どうしても家で生ハムを食べたいなら、少し高めの値段であっても、パック入り輸入品のプロシュートやハモンセラーノを買ったほうが、100倍いいと思われる。最近はこういった輸入生ハムパックも、10年ほど前に比べるとだいぶ安価になってきていて、高めの値段といったところで、だいぶ手が出しやすいことだし。

 最後に脱線して、私の加工肉系おつまみのお気に入りを紹介しておこう。

 まずは成城石井などで手に入るフエ系のサラミ。1本大体1000円くらい。通販で送料無料で手に入るところがないので、販売店舗が近くにないと入手しにくいのが難点。でもうまい。ナイフでスライスしながら、ちびちび食べるのがよい。

 次に、これはどこでも売っているのかはわからないけど、私の近所では肉のハナマサでよく売られている、輸入品のサラミと生ハムの盛り合わせパック。大判のスライスサラミ、スライスチョリソー、生ハム、が大量にアソートされているもので、非常に使い勝手がいい。皿に並べるだけで豪華なオードブルやおつまみになる。なにより安くて旨い。7プレミアムの乾燥生ハムなどとは比べ物にならない。たまのスポーツ観戦1人飲みや、来客時に重宝する。

 ビーフジャーキーといえば、もちろん定番のテング。テングの独特のドライ感のあるビーフジャーキーは唯一無二の至宝。・・・ではあるのだけど、テングのジャーキーは、ここ1、2年でインフルエンサーに紹介されまくったせいか、市場からはすっかり姿を消してしまって久しい。テングのオリジナルではない派生製品はまだ市場に残っているけど、これらは買う価値がないので忘れていい。

 テングのドライなジャーキーはあきらめて、凡百のビーフジャーキーで妥協するのなら、ドンキのが好きかな。脂身たっぷりの背徳感がいい。同じ路線だと、ハナマサのイベリコ豚のポークジャーキーも、やはり脂身が旨い。繰り返すけど、これらは赤身の繊維感を味わうテングの代わりではなく、脂身のジューシー感を味わうものなので、まったく別種ではある。

 どこででも手に入るナトリのジャッキーカルパス(や、その類似品、OME品)も嫌いではない。

日記: 2月27日(2024年)

 最近のゲーム事情をだらだら語ろう回。

――最近プレイしたゲーム編――

 【スプラトゥーン3】

 今シーズンも無意味にカタログ100達成だけはしておいた。これで気分よく3月からの新シーズンを迎えられる。写真はその瞬間のもの。

 もうプレイは惰性オブ惰性なんだけど、ごくまれに同僚と遊ぶことがある、というのが微妙なモチベになっている。上手くはないんだけど、いざ鎌倉となれば、そこそこ動ける状態を維持しておこう、的な。

 【LoL】

 「久々にノーマルを少し遊んだ」という話は以前したけど、その流れで久しぶりにランクマッチもやってみた。しかしシルバーで終わっていたはずの私のランクは、数年ぶりに振り分け戦をしてみたところ、アイアン2からの再スタートを課せられていた。えー・・・。

 あー! あー! 思い出した!

 私のLoLはいつもアイアンで始めさせられて、そんなに多い回数をプレイできないから、シーズンをまるまるかけて、なんとかシルバーに戻しても、そこで次のシーズンになって、また振り分けでアイアンに落とされる、という堂々巡り、終わることなき無間地獄なんだった。

 どうせ前に進まないとわかったので萎え落ち。

 【Division 2】

 Y5S2のシーズンマンハントを終えずに、次シーズンのY5S3が始まってしまった。

 新シーズンということで、少しだけログインをして様子を見たけど、いつも通りのマンハントと週替わりイベントという、延命体制のようだった。目新しいものは特になし。最近、ストーリーの流れを解説してくれるYouTubeチャンネルを発見してしまったから、もはや話はそれで追えばいいのでは、というところまで堕落しつつある。Division 3はよ。

 【レゴフォートナイト】

 年明けくらいからやってない。結構面白かったけど、おそらく最強のモブであろうフロストブルートも倒せるようになり、動力おもちゃ系の実験も飽きるところまでしつくし、レシピもそろってなんでも建築できるようになったところで、ゲームクリア感。無料にしてはすごくいいゲームだった。

 【きみのまちサンドロック】

 レゴのせいで中断していたストーリーを再開中。これを消化しないと、次の一人遊びゲームには行けない。物語はなんとなくだいぶ佳境を迎えていると思って、少しだけネタバレサイトを見たところ、まだ6割くらいの進捗だったことが判明。新ゲームに手を出すためにも、ここはひとつクリアまで頑張ろう。

――プレイしていないゲーム編――

 【Last Epoch】

 最近正式リリースされたハクスラ。Diablo 4がこれじゃない感があったせいか、ハクスラ勢のPath of Exile 2までの隙間を埋めるものとして、なんとなく注目されているようないないような。調べてないので良くは知らない。

 【NightingaleとEnshroudedとパルワールド】

 最近リリースのサバイバルクラフト。おそらくPvEのソロ~数人プレイメイン。知らんけど。洋ゲーのやつらはValheimの系統なのかな。無理やりくくればレゴフォートナイトもこれか。多分プレイすれば好きになるのだろうけど、いかんせん重いゲームに取り組むモチベが。パルワールドはあまり興味がない。

 【ホグワーツ・レガシー】

 映画を11作一気見して、スタジオツアーまで行った結果、脳みそがかなり魔法ワールドに侵されている今日この頃。なので、その世界に舞い降りることができそうなこのゲームは、かなり気になっている。結構価格が高いのと、クロスプラットフォームじゃないのがネック。SwitchとSteamとでセーブデータを共有出来たらなぁ。

 【BG3、Starfield、The Crew 3】

 昨年、興味はあれどもスルーしたこれらも、依然として気にはなっている。そのうちゲームモチベが戻ったら触るかもしれないし触らないかもしれない。BG3は、D&D映画の公開時にリリースされているべきだったな。

日記: 2月19日(2024年)

 フィットボクシング2のデイリー連続記録が800日を突破した。

 昨年11月の700日達成からおよそ100日での800日達成だ(当たり前だ)。

 現時点でEXアチーブメントの獲得率は87%。以前にも計算したように、1日20分のペースで進めていくと、さらに2、3年かかりそうなアチーブメントなので、100日程度ではほとんど進捗していない。100%になる日は来るのだろうか。

 記録を残しておくと、ここまでのパンチ数は合計534771発(736発/日)、消費カロリーは合計128766.60 kcal(177.23 kcal/日知)、エクササイズ時間は258時間18分17秒(21分19秒/日)だそうだ。

日記: 2月10日(2024年)

 「ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に行ってきた。

 としまえんの跡地に去年できた施設ですな。

 そして、そう、前回述べたように、魔法ワールドシリーズの映画を最近になって一気観したのは、実はこのための予習だったのだ。

 トータル的な感想を言うと、非常に良かった。元々ゲーム脳に侵されている私なので、こういうものを楽しむ素質があったのだろう。異世界体験ができる場として、夢のような時間を過ごせた。

 以下、個別にいろいろ。

 【異世界体験空間の良さ】

 この施設の存在意義のかなり大きな部分を占めているのが、異世界体験空間である、ということだと思う。

 スタジオツアーという名目は、「映画のセットを再現したので観てね」というメタ的な話が、本来的な意味だと思う。

 でも実際にはそういう「映画という枠を外から見る」という立場の人よりも、「映画の世界の内側に入ってその住人気分になる」という立場で楽しんでいる人が、圧倒的に多かったようだ。

 私もその雰囲気にのまれて、自然とそういう楽しみ方になったし、だから技術解説コーナーよりも、空間再現コーナーがより面白かった。

 その傾向を表す最たるものは、ホグワーツのローブを着たり杖を持ったりしている人が、つまりコスプレをして魔法ワールドの住民になりきっている人が、とても多い、ということだった。

 そして、そういう「映画内の格好をした人が大勢歩いていること」そのものが、また1つの舞台装置になっていて、より一層深い没入感を与えてくれる、という相乗効果を生んでいた。

 コスプレ的なことをしている世界を、私は今まで一度も生で見たことがなかったから、うーん、経験したことのない、新鮮な世界だったな。ほうほう・・・。

 【メシが良い】

 カフェで食べたスイーツや、食事、そして有名なバタービールに至るまで、すべてが好印象だった。

 まずよかったのは、メニューに世界観を生かした工夫がある点だった。キャラクターを模したケーキだったり、ホグワーツの寮ごとの特徴を反映した料理プレートだったり、そうでなくてもイギリス料理がメインになっていたり。そしてもちろん作中に出てくる有名なバタービールだったり。そういうところに手抜きがなく、メニュー選びを楽しませてくれるのが良かった。

 次にもちろん味。ちゃんとおいしかった。フードはロイヤルホストの監修だとかなんとか。そういわれると納得感がある。ロイホの「ちょっと高めのファミレスの味」というような安定感があった。いつでもうまいやつ。

 また値段を法外には高くしていないのもよかった。それなりにはしたけど、でも、まぁ、許せる範囲内に収まっていたと思う。

 そして言うまでもなく、カフェやレストランの内装は、どこも作りこまれていて最高の雰囲気だったし、ホールの人のサービスも行き届いていた。

 そういう食事外の付加価値を含めて考えれば、むしろかなりコスパはよかったとすら言える。大満足の食体験が得られたよ。

 【フォトスポット】

 映えスポットが無限にあった。

 私は自撮りをそんなにしないので、恩恵はあまり受けなかった。でも特にコスプレ勢の皆さんなんかは、いろいろなセットの前で、自分の映え写真を撮るのに余念がなさそうだった。

 フォトスポットすべてでいい写真を狙っていたら、1日いても足りないくらいなんじゃないかな。

 【お土産】

 ショップもよかった。店の内装が、作中のダイアゴン横丁にある魔法使いの店のような雰囲気にされていて、買わずとも商品を観ているだけで楽しかった。

 特によかったのは、魔法使いの杖売り場と、再現されたお菓子売り場かな。

 杖は50種類くらいあって、映画の登場人物の杖やら、作中の文物をモチーフにした杖やらが、大量に売られていた。

 終わってから思うと、確かにこの中からお気に入りを選んで、手でぶんぶん振りながらスタジオツアーを歩くのも、また面白そうだった。

 今回私は杖を買わずに、いちマグルとして歩いて回ったけど、杖を持っていても、この異世界空間でなら全然浮かないので、気分を上げたい人は、買って歩いても全然いいと思う。恥ずかしくない。帰ってから家に飾ってもいい思い出の品になるだろうし、5000円弱の価値はある。

 正直、買えばよかったな、と今は思ってるくらいだ。

 ただ1点思ったのは、杖売り場の開店時間に難ありかな。杖売り場の開店時間が11:00からだったんだよね。私は今回10:30スタートのツアーの予約だったので、そもそもツアー開始前には杖を買うことはできなかった(正確には杖売り場の外でも売られている主要キャラの杖なら買えた。けど選択肢が狭まるのは嫌じゃん?)。買う気があったわけではないけど、買ってから回りたい人には、少々不親切に思えた。今回のツアーで感じた数少ないアラは、このことだった。

 またお菓子も良かった。作中で出てくるカエルチョコとか百味ビーンズとかが売られていて、そら売るよな、そらファンは買うよな、って思った。コンテンツとして強いなと。味については、私は食べてないのでわからないけど、包装のクオリティは映画の中そのもので、売り場の雰囲気含めて非常によかった。

 【休める場所がない】

 最後に、もうひとつの不満点。

 それは休める場所がない、ということだ。

 今回のツアーは、6時間ほどの滞在になったんだけども、その間、中間地点で食事をとるときを除くと、基本的にずーっと立ちっぱなしだった。

 これは、休まなかった、のではなく、休めなかった、というのが原因だ。

 カフェのような商業施設以外の場所に、休憩用のベンチといったものは、ほとんどなかった。コーナーとコーナーの間になどに、もう少しベンチを設置して欲しいな、と思わざるを得なかった。そのくらいのスペースはあったように思うから。

 私はまだぎりぎり若い(諸説あり)ので、立ちっぱなしでもいられたけど、もう少し上の世代になると、楽しむ前に倒れかねない。その辺はコアなターゲット世代ではないから、切り捨てているのかな。

 【ということで】

 ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブ・ハリー・ポッター。かなり楽しかったので、機会があればおすすめしたい。すぐには流石にないけど、忘れたころには再訪してもいいと思えるくらいにはよかったよ。