MW5M: 序盤が楽しい

 和訳パッチを試してからというもの、その流れでこのところ頻繁にMW5で遊んでいる。

 久しぶりに遊ぶと、やっぱりメックは面白い、という再発見があった。それにたぶん、プレイしていなかったこの1年余りで、何らかのパッチが当たってもいて、QOLが向上してもいるのだろう。とにかく想定より全然長く遊べていて、これは嬉しい誤算と言わざるを得ない。

 そして、どんなゲームでもだいたいそうだけど、序盤から中盤にかけての成長期こそが、一番楽しいんだよね。今はちょうどその時期なので、楽しさの絶頂期なのだ。面白い。面白いぞ。

 以前のプレイでは、素直にシナリオに沿って、どんどんと評判を上げ、戦地を移動することを意識して遊んでいたんだけど、今回は同じことをしてもなんだし、この序中盤をしゃぶりたい気持ちも強かったので、シナリオを進める意欲少なく、のんびりとプレイすることを意識している。

 さながら上昇志向のない中心領域のダメ傭兵隊長気分。副官に「働いてくださいよ」とか諭されながら、宇宙を当てもなく旅し、ダラダラと食いつないでいる、そんなイメージだ。これもまた気楽でよい。

 その分、今まで行っていなかった領域を、無意味に開拓できて、新たな発見があったりもする。開拓したからといって、特にメリットはなにもなかったりするんだけど、宇宙マップの端っこが埋まっていくのは、実力や名声はないけど宇宙の地理には詳しい世間擦れした傭兵隊長、みたいな気分に浸れて悪くない。

 飽きるまではもう少しかかりそうだから、それまではこの調子でゆるりと遊んでいこう。

日記: 9月22日(2021年)


 聖天宮ツーリングの動画編。

 今回はGoProのマウント方法を変えたというのが、動画的にはテーマになっている。

 今まではバイクタンク上へ吸盤マウントで固定していたんだけども、今回はヘルメットの顎部分に固定する、いわゆる「顎マウント」で撮影してみた、というのが新しい試みなのだ。

 また観光部分の歩行中の撮影も、自撮り棒を握って撮る方式ではなく、ネックレス状のマウントを首からかけて撮影する「首マウント」で撮影したので、そちらももう一つの新しい試みとなった。

 その成否は動画参照なんだけど・・・まぁ、そういうわけで、完全な成功ではなかったな。

 ともあれ、こういうおもちゃを使っていろいろやるのは、ただのツーリングに目的が出来て面白い。私のようなずぼら人間になってくると、動画を撮ったはいいものの、編集する段になると非常に面倒くさくなってしまい、撮るだけ撮って編集はしない、というケースもあるあるなんだけど、今回はそこを頑張って、簡単に編集もした。

 連休バンザイ、テレワークバンザイだ。

 あ、そうだ、あと記録しておくべきデータとして、バッテリーの消費具合についてがある。メモ代わりに書いておこう。

 顎マウントはカメラ内蔵バッテリーで運用したんだけども、50分ほどカメラをオンにし続けて、バッテリーは残量25%くらいになっていた。設定はフルHDの60fps。この持ちようだと、もう少し長いツーリングになったら、走行中の全編を撮影し通し、というのは難しそうだ。ポータブルバッテリーを胸ポケットに潜ませて撮影、とかすればいけるのかな。

 まぁ、私のような気まぐれライダー、気まぐれ撮影者としては、そもそもそうそう長時間は撮らんだろ、っていう気もするけどね。

日記: 9月21日(2021年)

 エキパイを磨いた。

 すっかりステンレス焼けと汚れと錆とで赤茶けていたエキゾーストパイプを、少しだけ磨いてやることにしたのだ。

 使ったケミカルは信頼と実績のヨシムラ・ステンマジック。エキパイを磨くならこれ、という伝承がいにしえより伝わっているので、それにならって作業をすることにした。

 ステンマジックを布につけ、ただひたすら磨く。

 作業すること1時間弱で、写真のような輝きを取り戻した。ドヤァ。

 ・・・と言いたいところなんだけど、実はそんなにキレイになっていません。キレイになった部分だけを写し、そうでない部分を巧みに隠す撮影技術のたまもの。

 エキパイを外しもせずに、小一時間程度を、ただ外側から手の届く範囲を磨いただけなので、キレイになったのは手の届きやすい部分だけ。エキパイ全体の6割ほどは、まだまだ赤茶けたままだったりする。

 でも、結局目に見えるのは、手の届きやすい部分だけなので、今回はこのくらいで勘弁してやることにした。どうせちょっと走ったら、またすぐに赤茶けてしまうしね。だったら再び赤茶けたときに、精神的ダメージを負わない程度の作業に留めるのが、賢い大人のやり方・・・という言い訳だ。

 いや、でも本当に、気合を入れすぎても空しい作業なのだよ、これは・・・。

日記: 9月20日(2021年)

 バイクで道教寺院に行ってきた。

 目的地は、聖天宮(せいてんきゅう)というところ。

 埼玉県坂戸市の、まぁ言ってしまえば田舎の農村といった風景のなかに、突如として屹立している、巨大で派手な道教寺院だ。その建造物の異様な存在感は、そこそこに有名な非日常空間らしく、前々から訪れてみたいと思っていたのだ。

 三連休の最終日。COVID-19ワクチン接種の副反応も収まった。朝食を軽くとって出発だ。

 田舎の風景、といっても所詮は埼玉県。そんなに遠いわけでもなく、高速道路を小一時間ほど走り、下道をさらに10分程度走ったところで、簡単に当地にたどり着いた。

 いやー、これはね、結構すごかったよ。

 写真のように、まず門構えが立派。土地が広いせいで、すごく風景に映えている。この日は雲一つない青空が広がっていたこともあって、素晴らしい外観を楽しむことができた。

 で、この後拝観料500円を払って、中を見物してきたんだけど、これまた立派なものだった。パンフレットによれば、この寺院は平成7年に完成したとのことなので、築30年弱の建造物だったわけだけど、それを感じさせないメンテの行き届いた内観と、これでもかとお金をかけられたとおぼしき勇壮な彫刻や精緻な意匠の数々。500円の価値は十分にある見物だった。

 モノとしては台湾旅行で観る寺院と同系統な感じ。ただ、それらと大きく違うのは、良くも悪くも人が全然いないことと、キレイなところ。それによって、人々の信仰の場、としてのナマの感触は薄い気がしたけど、逆に異世界感というか、日常の領域ではない感は、むしろ強まっていたような気がする。不思議な体験だった。

 加えて面白かったのは、お土産コーナー。

 これがすべて自販機だった。台湾系の寺院らしく、寺院のキーホルダーやバッジに加えて、台湾のお茶やらスイーツやらピータンやらが売られていたんだけど、そのすべてが自販機による販売になっていた。コロナのご時世にもあっているし、人件費もかからないし、いいんじゃないかな。

 寺院の隅には、ルンバのようなロボット掃除機も設置されていたし、新旧を頓着せずに入り混じらせる、実用の柔軟性があった。

 そんな感じで拝観を終えた私は、そのまま、また片道1時間ほどの帰路についた。往路も復路も、気持ちいい秋晴れで、バイクの走行という面で言っても、最高に気持ちのいいツーリングだったよ。

 なお今回は、新しく導入したGoProのヘルメットマウントを試用してもみていたので、その映像もいずれ公開するかもしれないし、編集が面倒になって公開しないかもしれない。

 さらに蛇足的なことを言えば、「せいてんきゅう」って言われるとスターライトアローが撃てるのかな、とか思うわけだけど、マジで蛇足だったな。うむうむ。

日記: 9月18日(2021年)

 そういえば何か言及し忘れていたと思ったら、Age of Empires IV(AoE4)のストレステストをプレイしたんだった。

 AoE4は言わずと知れた有名RTSシリーズ、Age of Empiresの最新作。私はAoEシリーズは第2作目のAoE2、通称AoKしか遊んだことはないものの、そのAoKに限って言えば、オンラインゲーム黎明期の輝かしい記憶と共に、自分の中に印象深く残っているので、シリーズへの思い入れは、それなりに深い。

 そんなAoEシリーズ。かなり久方ぶりに最新作であるところの、この「4」がリリースされることになっており、そのテストプレイがこの週末行われるというので、早速飛びつくようにして遊んでみた次第だ。

 その感想は・・・いやー、これはついていけそうにない。

 プレイしたのは「ソロプレイでの対AI戦」という、最ものんびり遊べるモードだったとは思うんだけど、それでも難しすぎた。RTSはもともと苦手なジャンルではあったものの、こんなに面倒くさかったっけな、と思うほどに操作が忙しく、情報処理が大変で、小一時間のプレイの間では、まったく対応できなかった。

 もちろん不慣れだということは大きいだろうけども、じゃぁ、これを慣れるまで頑張る気力が、今の私にあるかと問われれば、きっとないだろうなぁ、と思ってしまった。打ちのめされた、と言うのに近い。

 そして、きっと多くのRTSビギナーもそう思うんじゃないだろうか。遊べるオンラインゲームの選択肢が少なかった一昔前ならともかく、もっと気軽なゲームを選べる今日に、この困難なゲームを選択する人がどれだけいるかということを考えると、このゲームの未来は決して明るくないような気がする。最も好意的に捉えても、マニア向けの名作、というところに落ち着くとしか思えない。

 RTSの煩雑な操作を簡略化して、動かすユニットを1つに絞ったMOBAが流行ったのもむべなるかな、という所だ。

 またいまいち印象の悪かった点として、AoKの時代に比べて、グラフィックのリアリティが格段に向上したぶん、各ユニットやオブジェクトの描き方が、アイコン的というようよりも写実的になっていて、そのせいで逆に視認性が大きく下がっていた、ということも感じた。

 ぱっと見で、市場なのか街の中心なのか、戦士小屋なのか弓小屋なのか、騎兵なのか騎士なのか、そういう判別がつきにくい。自分の施設を探すにしても、攻撃対象を選択するにしても、とっさに判断できない。これまた慣れの問題なんだろうけど、そういう部分に少なくないストレスを感じた。

 そんなわけでAoE4のテストプレイ。なつかしさ補正を全力で動員しても、これで遊んでいくのはちょっと大変そうだ、と後ずさりする結果に終わった。

 愛着あるシリーズだけに、また一時代を築いてほしいんだけどなぁ。自分でプレイしなくとも、競技シーンで観るものと割り切るなら・・・うーん、どうだろうか。