作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 6月6日(2015年)

 先日、実家のマシンを買い換えたという話は、ここでしたような気がするんだけども、その結果として、今度は相対的に劣っている自宅側のマシンの性能に、不満を感じるようになってしまった。特に、SSD+HDD体制となった実家マシンに比べ、HDD単体構成である自宅マシンの読み書きの遅さ(Windowsの起動などの遅さ)には、閉口するようになってしまった。

 ってことで意を決して、自宅のマシンにも部分的な強化を施すことにした。

 今回変更したのはまずSSDの登載。それに伴うOSのクリーンインストール。そして、もののついでのビデオカード換装だ。

 結果、以下のような構成になった。

  • OS: Windows 7 Business 64bit
  • マザーボード: ASUS P6T
  • CPU: Intel Core i7-920
  • メモリ: DD3 4GB * 4 + 2GB * 2
  • ストレージ:SSD256GB + HDD2TB
  • ビデオカード: GeForce GTX 960

 太字が変更点だ。

 うーん、こうしてみると、今回変更してないとこも相当古いな。

 記録によれば、P6T&Core i7-920の構成にしたのはWindows Vista時代の2009年8月19日らしい。かれこれ6年も前だ。それからというもの、すーっと同じマザーボードとCPUでしのいでいるということになる。マシンの寿命が長いことはいいことだけど、世の中の技術の進歩がさほどではないことが原因だと考えると、少し残念でもあるな。

 メモリはつどつど増設していったせいで、いびつな構成になっている。先日役目を終えた旧実家マシンの残骸に、4GBのDDR3が数枚あったと思うから、そのうちそれを持ってきて、DDR3 4GB*6の構成にしてしまおうかな。24GBもあって使いきれるのか、と問われると、まぁ使わないだろうけど。

 そして今回の変更の感想は、というと・・・。

 まずはSSDだ。起動は確かに速くなった。でも実家マシンほどには、速くはなっていない。BIOSの設定で、起動時のチェックや情報表示を省いていないせいで、そこに時間がかかっているようだ。「Windowsを起動しています・・・」の表示が出るまでに、時間がかかってしまっている。そこから先は劇的に速くなったものの、片手落ち、といった感じだ。ま、基本的にはスリープ運用になるだろうから、このままでよしとしよう。

 また試しにGTA5をSSDにインストールしてみたけど、これは思ったほど高速化に繋がらなかった。ローディングは多少速くなったけど、劇的とまでは言えず、やっぱりローディングを待つ時間は「長い」と体感するままだった。SSDの効果がないというより、GTA5のローディングが重すぎるせいだろう。

 一方ビデオカードの強化のほうは、ちゃんとGTA5の動作の高速化に寄与するようになった。GTX 660からGTX 960という、効果の薄そうな廉価版同士の換装ではあるものの、今まで描画の重さを感じていた場面(雨とか夜明けの日差しとか)であっても、FPSの低下が少しは抑えられるようになったと思う。劇的に変化した、というほどではなかったけど、期待通りにはなった。

 なによりも、熱の発生が控えめに感じられたのがうれしかった。完全に暖房器具と化していた660に比べると、そこまでマシンが熱くならない。使っていて安心感がある。また体感は出来ないものの、消費電力も低下しているようなので、見えないところでプラス効果が出ていることだろう。

 他に付随的な効果としてプラスになったのは、OSのクリーンインストールを行ったので、マシンがきれいになった、ということだ。ストレージがまっさらなマシンは気分がいい。エンジンオイルを入れ替えたような気分だ。

 逆にマイナスになったのは、謎のサウンドラグが発生してしまう、ということだ。例えば、「LoLでナレーションが入ると、一瞬画面が固まってしまう」というようなことが起こるようになってしまった。「ふぁーすとぶらっど」とか「だぼーきーる」と同時にカクつく。割と致命的。なんだろうね、これは。オンボードのサウンドカードのドライバがおかしいのかな。

 ともあれ、スペックが多少上がり、マシンがすっきりして、まずはよかった。マシン内の物理的な清掃も同時に行えたから、熱問題が深刻になる夏に向けて、エアフローも改善したことだろう。よきかなよきかな。

GTA5: オフライン終了

 GTA5のオフラインモードのメインシナリオを終了させた。

 シナリオに関してはネタバレも多いと思うから、あまり触れないでおくけども、さすがにオンラインのミッションに比べると、ギミック、ストーリーともに凝ったものが多くて、面白かった。

 難易度は低めで、クリアするだけならオンラインのミッションよりも簡単なものが多かった。難易度が低く感じられる要因としては、なんといってもキャラクターが強い、ということが挙げられる。オンラインキャラクターと比べると、主人公の3人は異様に耐久力が高くて、なかなか死なない。特殊スキルの強さも相まって、突っ込んでオラオラするだけで倒していけるシーンも多かった。

 オンラインとオフラインの両方を遊んでみた感想としては、やっぱりオンラインのほうが自分は好きだな、ということと、両方のいい部分を、両方で採用して欲しいな、ということだ。

 オフラインで欲しいオンラインの機能は、なんといってもトラッカー、車両保険、整備士、ガレージのような車両所有のシステムだ。

 オフラインだとトラッカーや車両保険がないので、シナリオが用意する「愛車」1台以外は、本当の意味で自分の車にはできない。だから、手に入れた車にお金をかけて、自分好みの車にカスタムする、という楽しみが希薄だ。どうせすぐ亡くしてしまう車だと思うと、改造する気が起きない。カスタムの楽しみは、このゲームの中で重要な位置を占めている要素のはずなのに、なぜそこを補強する機能がオフラインにだけ実装されていないのか、不思議なくらいだ。

 逆にオンラインで欲しいオフラインの機能はそんなにはないんだけど、株とか、ヨガとか、端折る必要のない要素は入れてあっても良かった気はする。ヨガなんかは別になくてもいいけどね。

 ともあれ、オフラインもほぼほぼ終わってしまった。厳密に言えば、まだ終わっていないサブクエストがいくつかあるけど、まぁ終わりだ。そろそろ本格的にGTA5も終焉を迎えつつあるかな・・・。

 あ、そうそう。ちなみに上掲の写真は、メインシナリオのコンプリート時に、ゲームのプレイ内容に沿って出される、インチキセラピストの診断書(このセラピストはゲーム中に抹殺したはずなのだが・・・)。

日記: 5月30日(2015年)

 Car Mechanic Simulator 2015なるゲームを衝動買いした。

 プレイヤーは自分の自動車整備工場をもつ整備士。そこでひたすら依頼を受け、自動車の整備を行い続けるという、無間地獄のようなコンセプトがきらりと輝く変なゲームだ。

 Steamでこの変なゲームを見かけて、いかにも海外ゲームらしい突き抜けたマニアックさが気になって、ついついポチってしまった。お値段は2000円ちょっと(19ドル)。安い!・・・のか?

 ゲームを始めると、おもむろに整備が始まり、以降延々と整備。新しい展開あらず。開始1秒でエンドコンテンツ。すげえ。

 こんなゲームを、衝動的にとはいえ買ってしまった背景には、やっぱりGTA5の影響で自動車そのものへの興味がでたということがある。自動車の構造なんてよく知らないし、同じ内燃機関を持つバイクに乗っていても、整備は100%ショップ任せで、オイルやフィルターの交換ひとつやったことがないから、せめてゲームでやってみよう、というノリで買ってしまった次第だ。

 さて、そんなCar Mechanic Simulator 2015。肝心のゲーム内容は、というと、基本的には以下の繰り返しだった。

  • 電話で依頼を受ける
  • 整備すべき車が届く
  • 解体する
  • 交換用パーツをネット通販で購入する
  • 故障したパーツを取り除く
  • 購入したパーツを組み込む
  • 組上げる
  • 依頼完了

 本当に、これだけ。これを延々と繰り返す。今のところは序盤なので、フィルターの交換や、足回りの整備などの、簡単な依頼ばかりで、なおさら繰り返し感が募る。名実ともに「作業ゲー」だ。

 故障箇所は、今のところは依頼時に情報がセットで来ることが多い。たまに呼称箇所が不明だと、顧客の訴える症状(「ステアリングが鈍い」とか)を元に、解体しながら自分で探していくことになるので、その辺に一応ゲーム性があると言えばあるのだろう。

 他に感じられる「ゲーム性」というような箇所としては、成長要素があるということかな。依頼をこなすと、経験値とお金が手に入り、経験値でスキル(「ネジを回す速さが上がる」とか)を覚えたり、お金でレストア車両を買うことで、修理依頼ではないお金の儲けかたも、いずれはできるようだ。

 ともあれ、基本的には雰囲気ゲームだ。車が好きで好きでしょうがなくて、エンジンルームをいじっているだけで幸せ。そんな変態向きのゲームなのだろう。なかなか良くできたゲームだと思うけど、万人にはお勧めできない、マニアックなゲームなのでした。

GTA5: バイク集めた

 顔、怖っ!

 ・・・というところは見ないでおいてもらって。

 ここしばらくというもの、「盗難によってバイクを集める」というプレイをひとつの自分クエスト(モチベーション)にして遊んでいた。

 で、この度ようやく集め終わったのでご報告。

 10台ガレージのなかにずらっと並んだバイク(とバギー)。盗難で奪えるものの大半は手に入れたんじゃないかな。わかっている中でこの中にないのは、スクーターくらいだ。また、この中で2台ほどは、盗難では奪えないので、正規購入している。

 改造は、一部を除いて見た目以外はしていない。さすがに本気で使う機会もないものに資金を費やせるほどお金に余裕がなかったからだ。

 ってことで、以下はラインナップ。画面左上から時計回りに。

  • ラフィアン: 平凡野良ネイキッド軍団の中では気に入っている
  • アクマ: 勝負用に購入したコスパ最強バイク。速い、曲がる、止まる
  • ブレイザー: レジャー用バギー。2輪の当たりの弱さと、4輪の空中での操作のしにくさを併せ持つので、オフロードレースでも乗る機会あらず
  • PCJ600: 平凡野良ネイキッド軍団
  • ベイダー: 平凡野良ネイキッド軍団
  • ネメシス: 平凡野良ネイキッド軍団
  • サンチェス: 唯一無二の走破性を誇るオフロードバイク。山登りが楽しい
  • デーモン: ハーレー的存在その1。最後まで野良で走っているのを発見できなくて苦労した
  • バガー: ハーレー的存在その1。カスタム項目はバイクの中では多め
  • スラスト: モダンクルーザー。第1号の愛車で、好きだし、そこそこ速いけど、曲がれない

 しかし、10台まで車を停められるガレージに、バイクも10台というのはなんだか悲しいな。スカスカで見栄えが悪いし。バイクも自転車みたいに別カウントでスペースを設けてくれ!

GTA5: 大勝利!

 1位ゲット!

 ・・・はい。レースで1回勝っただけなんですけどね。でもですね、なかなかない戦果で非常に嬉しいので、ちょっとは自慢させてくださいよ。

 今までも何度かレースで1位になったことはある。でも、そのどれもが3、4人しか参加していない、小規模なレースでの勝利で、こんなに参加者数の多いレースでの優勝は初めてだったのだ。実に嬉しかった。

 また、多くの人が没個性的な人気車種で戦っている中で、レア車種(?)に乗っての勝利、というのも気持ちよさを倍増してくれた。マッサクロばかりの中、マッサクロを蹴散らしての勝利。これが気持ちよくないはずがない。・・・しかし、なるほど。スポーツカークラスではマッサクロが人気なのかな。絶対に乗るまい。乗るまい。

 さて、そんなこんなでレースを嗜んでいる今日この頃。「GTAオンラインのレース」というものの感想を述べておこう。

 ズバリ、「運要素が強い」。これに尽きる。
 
 この特徴を飲み込めるかどうかで、「GTAオンラインのレース」を楽しめるかどうかが、9割方決まるといっても過言ではないのではないだろうか。

 はっきりいってこのゲームは、ストイックな本格レースゲームではないのだ。もちろん、腕前の介入する余地がないわけではない。上手い人ほど勝つ可能性は高い。でも下手な人でも、運が良ければ勝つこともある(今回の写真のように、だ)。そんなゲームになるように調整されている。

 そこが「GTAオンラインのレース」の美点だ。

 開始位置の不平等から、スタート直後のクラッシュ地獄。不意の段差による跳ねやスピン。電柱や街灯、そしてなによりも計算しにくい、一般車両との衝突。カスタム車両の不平等。・・・etc。こういったランダム要素が、レース結果の帰結を5割以上決定付ける。また、こういったランダム要素だけではなく、「追い上げ」や「スリップストリーム」といったオプションにも、「腕前だけで勝負が決まらない」という方針が色濃く反映されている。

 そういう様々な「純粋なプレイヤースキル勝負を否定する要素」を、それでいいと思えれば、大いに楽しめるゲームだ。というよりもむしろ、こういった運要素、不平等要素をこそ、積極的に楽しむゲームだと思う。

 逆にこれらを排除するような余計な努力をすると、特色が薄れて一気に面白くなくなる。接触なしレース、カスタム車両オフ、追い上げオフ、スリップストリームオフ。たまにならいいかもしれないけど、それをメインにするなら、もっと本格的なレースゲームをすればいい。頑張って設定しても、本格的なレースゲームの劣化版にしかならないのだから。

 GTAオンラインのレースは、腕前半分、運半分。そこを楽しむゲーム。それが私の感想だ。