カテゴリー別アーカイブ: ツーリング

日記: 4月14日(2023年)

 有休をとって平日ツーリングに行ってきた。

 いやー、やはりツーリングは平日に限る。道路が快適でストレスがない。ロードトリップの醍醐味を満喫できたよ。

 さて今回の目的地は富士山方面。道志みちを通り、山中湖にたどり着き、富士山を見て、富士エリアを少し回る、という南関東民にとっては定番中の定番コースをたどってきた。

 今回は往路道志みち編と、復路富士吉田編の2編に分けて短く報告したい。

 往路道志みち編。

 道志みちを通るのは、一昨年の紅葉ツーリング以来かな。まぁまぁ久しぶりと言っていいかもしれない。

 天候はたまに晴れ間の見える曇り、といった感じで、最高の天気ではなかったものの、どんよりしすぎているという感じでもなく、まずまずの状態だった。写真はかなり暗く見えるけど、実際の体感はもう少し明るい雰囲気だったよ。

 1年半ぶりくらいの道志みちは、また少々オシャレ度が上がったというか、少し観光的な今風のお店が増えたような気がした。実際のところは、私の中の道志みちのイメージが10年前くらいで止まっているだけで、1年半では大して変わってないのかもしれないけど。

 道志みち沿いや、道の駅どうしの近辺は、もう都心ではすっかり散ってしまった桜がまだ咲いていて、ピンクや赤の色彩が鮮やかな中を走ることができたのも、今回のツーリングのいいところだった。道志みち沿いには、上げた写真よりも桜が映える、フォトジェニックな場所も多々あったんだけど、バイクを停めて撮影する、ということまでは面倒でしなかったため、画像とともにお伝えすることができないのが残念だ。

 道志みちを1時間ばかり走り、到着した道の駅どうしには、平日午前だというのに、そこそこの数のバイクが止まっていて、ライダーたちが休憩を取っていた。平日ツーのたびに毎回言っている気もするけど、平日でこれだと、休日はさぞや混んでいることだろう。落ち着いたと言われつつあるとはいえ、まだまだコロナ後バイクブームは健在のようだ。

 さて、今回のツーリングの嬉しい発見のひとつは、ここで食べたグルメにあった。

 「鮎めし」。

 写真下段のものがそれだ。これが非常においしかった。

 実は、私は炊き込みご飯の系統は、元来あまり好きではない。炊き込みご飯でよくある、甘味が強かったりとか、べちゃべちゃし過ぎていたりとかいう部分が苦手なのだ。

 だけど、この鮎めしには、そういう私の嫌いなポイントがなかった。「焼いてほぐした鮎の身が入ったちょっと醤油味のご飯」というような、塩味と旨味で構成されたシンプルな味わいで、大変美味しかった。ご飯からふんわりと上がってくる鮎の香りもさわやか。しかも450円。安い。うまい。エライ。

 道の駅どうしには、もう10何年も前から何度も訪れているのに、こんなうまいものの存在を知らなかったとはマジか・・・。と思って調べてみると、どうもこの鮎めしは、もともと「鮎まつり」の限定メニューだったものが、2020年に食堂のグランドメニューになった、という出自のものらしい。なるほど、じゃぁ、まぁ、知らなくてもむべなるかな。

 ってことで、早朝に家を出て、遅めの朝食兼早めの昼飯を、最高の形で摂取した私。

 ここからは、さらに富士山エリアを目指すのだった。

 続く。

日記: 3月21日(2023年)

 海と城ツーリングに行ってきたよ。

 写真をたよりに順番に語っていこう。

 まず左上。これはR135の道路沿い、真鶴道路のちょっと手前の駐車場。

 朝、家を出て、相模湾までひた走り、そのまま海沿いを、西湘バイパスを経由し、さらにR135を真鶴方面に走ってたどり着いたのが、この場所だ。

 ちなみに、R135は風光明媚な海沿いの道路なんだけど、さすがに週末の朝ともなると大渋滞。アップダウンが激しい道路であることもあって、通り抜けるのでかなり疲弊してしまった。やはりツーリングは有休を取って実施するに限ると痛感したよ。

 話を戻そう。

 この写真の駐車場から、道路を挟んで向かい側にある、浜焼きや海鮮丼のお店で、朝飯を食べるのが、今回のツーリングの最初の目的だった。

 というわけで、到着時点で10:30くらいだったのかな、ちょっと遅めになったけど、ここで海鮮丼をいただいて、まずは人心地した。

 当初の思惑では、ここまでの行程で青空と海とを堪能したかったんだけど、この時点では写真を見ての通り、天気はいまひとつ。この日は晴れ予報の日で、実際この日も、ここを発った後はどんどん晴れていったんだけど、海を眺められるこのタイミングに限って、残念ながらずっと曇り空だった。

 また、ここで頂いた海鮮丼が、うーん、どうかな、という感じだったのも残念の上乗せだった。

 通ぶって(?)「地の魚の朝どれ海鮮丼」みたいのものを頼んだせいで、高い割には、よくわからん謎の刺身を食べることになり、私ごときには、その良さがよくわからなかったのだ。いや、ちゃんと美味しかったけど、値段ほどじゃないな、普通の海鮮丼とか鉄火丼とかイクラ丼のほうが安くてわかりやすくおいしかったかもな、等と感じてしまった次第。まぁ、ここで地のものを食べた、という経験が大事なのだと思うことにしよう。

 次に向かったのは、小田原城だ。

 小田原城では、藤棚のそばにあるバスのための駐車場に、バイクも停めさせてもらえた(写真右上)。料金200円。バイク駐車場は、おばちゃんの仕切りに従って停めるスタイルなんだけど、これがとても親切でよかった。バイクフレンドリー。好印象だ。

 そして小田原城を見物(写真左下)。

 その昔、子供の頃に天守には上ったことがあるし、コンクリート製のただのビルっぽくて、あまり興味も湧かないので、今回は天守まで上りはせず、遠くから遠望するにとどめた。

 遠望する分には、城っぽい建造物のもつ格好良さはあるので、まずまず楽しめた。

 また広場には、いろいろな出店が出ていて、お祭りのようなにぎやかさで楽し気だった。その空気に乗って、私も出店で軽食をむしゃむしゃ。お団子美味しいです。

 ツーリングの最後の目的地として向かったのは、2020年に出来たばかりの道の駅「足柄・金太郎のふるさと」だ(写真右下)。

 出来立ての道の駅だけあって、施設は綺麗でよかった。マーケティングも頑張ったのか、グルメ面の充実も図られていて、ドライブやツーリングの立ち寄り地で求められる、エンタメ性に関しては十分に足りている感があった。合格。

 ただ、いくつか不満もあって、まず立地。私の取ったコースが悪かったのかもしれないけど、地元の渋滞路のような場所を経由させられたので、到着するのにえらく手間取った。

 また、道の駅の出入口まわりの導線もよくなかった。出入口に面した道路に、右左折用の専用レーンがないため、出入口付近で、かなり交通が滞ってしまっていた。今後も多くの来客を見込むつもりなら、道の駅の容量を少し削ってでも、右左折レーンを用意したほうがいいんじゃないかな、あれは。

 したいことを全てしたあとは、東名、圏央道経由で帰宅だ。

 いつも通りの早めの帰宅だったこともあってか、帰り道では渋滞に遭遇することもなく、すいすいと家までたどり着けた。いつでもこうあってほしいものだ。

日記: 2月24日(2023年)

 有休を取って、朝カフェツーリングに行ってきた。

 この日は有休を取ったものの、午後には別の場所で用事があった。だから、午前中にしかバイク遊びはできなかった。

 かといって、この季節の朝方に遠出をすると、山間部で路面が凍結していたりするので、油断がならない。距離を走ると弾丸気味にもなってしまうし、のんびり楽しめない。

 ってことで、手近な距離を走って、のんびり朝食を食べて、そしてただ帰るという、まったり朝カフェツーリングにした次第だ。

 今回訪ねたのは、津久井湖そばにあるコーヒーとクロワッサンのお店

 相模湖や津久井湖周辺を良く走る私としては、以前から何度も横目で見かけては、気になっていたこのお店。そこに、やっと訪問してきた。朝9時から営業しているという、ギリギリモーニング対応と言える営業時間も、今回の訪問の助けになった。

 比較的穏やかな天候の日だったとはいえ、寒さの底のこの時期の朝ツーリングは、やはり寒かった。

 そんな苦行に耐えながら、やっとこさ到着した私を、このカフェが温めてくれた・・・のだけど、1点だけ残念な点があった。

 それは、目玉のクロワッサンが、早朝ゆえか、まだ焼けてなかったということだ。「コーヒーとクロワッサンの店」なのに、クロワッサンがないとは・・・。致命的じゃないか。

 完全にクロワッサンの口になっていただけに、かなり残念だったけど、まぁ、やむを得ないか。

 仕方なしに、その時点ですでに焼けていた、ソーセージ入りの調理クロワッサン的なものと、ホワイトチョコレートで作ったカフェモカであるホワイトモカを注文して、席に着くことにした。

 冷えきった体を、しばし店内の室温と、供された飲食物とで温めた。平時は混雑するであろうこの店内も、さすがに早朝9時過ぎの時間では、まだ空いていて、居心地がよかった。

 大きく開いた窓の外に、駐車してある自分のバイクと、道路を走る車と、その奥に見える山々とを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごした。至福だ。自分に酔えるシチュエーションだ。

 そんなこんなで体も十分に温まり、胃袋も豊かになったところで、お店を後にした。

 ここから相模湖まで足を延ばしての帰り道は、行きよりも心身ともにぽかぽかだった。

 こんな休日のスタートもいいものだな。

日記: 1月29日(2023年)

 今年の初ツーリング。

 行先はいつもの相模湖周辺。今年も結局ここから始まるのだった。

 日記に記録し忘れていたけど、実は去年のツーリング納めも、12/30に相模湖周辺を走っている。特に行きたい場所もなく、ただなんとなく2時間程度バイクに乗りたいなぁ、というときには、大体この辺りを走る私なのだった。

 12月の走り納めのツーリングの時は、あまりに久しぶりのバイクだったこともあり、エンジンがなかなか始動せず、あわやバッテリー上がりか、と焦ったりもしたものだった。今回は、それからまた乗らない期間が1か月近く経過していたこともあり、再び始動トラブルに見舞われるのではないかと危惧したものの、エンジンは見事一発で始動した。ほっと一安心だ。

 冬場はバッテリーが逝きやすいから、乗車頻度は月イチくらいがギリギリなラインなんだよな。怖い怖い。

 肝心の走行については、まぁ、とにかく指が寒かった。走り納めツーリングの時も寒かったけど、今日はそれをさらに上回る寒さ。あと少しで指の「寒い」が「痛い」に変わる。というか痛かった。そういう世界だった。

 天気が良く、風も穏やかではあったものの、電熱系のサポートのない、コミネ手袋だけが頼りの指防寒では、2時間連続走行が限界ギリギリだった。前冬シーズンと違って、今シーズンは無精で防風ナックルガードもつけてないしね。resist cold値が低いのだ。

 ともあれ今年初走行は、最近の忙しい日々の気晴らしになったから、短時間ながらも実施してよかった。寒さを除けば、走っている間の気分は爽快で、明日以降へのリフレッシュになったよ。

 次回の走行は、またバッテリーが上がる前に行えるといいけど、さて、どうなるやら。

日記: 6月27日(2022年)

 軽登山ショートツーリングに行ってきた。

 目的地は陣馬山。東京都八王子市と、神奈川県相模原市の境にある山々の1つだ。

 標高は854.8メートル。普通に登山口から登ると2時間強かかる(Google Map調べ)行程の山なんだけども、中腹の和田峠までを自動車やバイクなどで登り、そこから徒歩でいくというコースを取れば、徒歩行程は30分程度になる。

 というわけで、そういうコースで行ってきた。

 まずはバイクの行程。和田峠を八王子市側から攻めた。・・・んだけど、このコースはかなり過酷だった。

 まず道幅が狭い。四輪車ではすれ違えないような区間がかなり長く、四輪車での通過はちょっと現実的ではないような道だった。しかしそんな道も、バイクならばその車幅の小ささを活かして、なんとか通過が現実的になる。

 でも、じゃぁバイクなら楽々かというと、全然そんなことはなかった。

 かなり急な坂道が長く続き、かつ、くねくねとしているので、「ここで対向車が来て停車することになったらバランス崩すな」「坂道発進がかなり難しそうだな」と思うような地点が多く、非常に強度な緊張を強いられた。そこにはアトラクション的な面白さがあるものの、何度も通りたいと思えるほど気楽な道でもなかった。

 なお、この道は15年か20年ほど前に、ゼルビスに乗っていた頃にも通ったことがあって、その時も同じような印象を抱いていた。要するに、そういう道だとは知っていたし、それで今まで再訪を避けてもいた。

 でも、そろそろ、「いつこのバイクと別れてもおかしくない」という時期が来ているので、まだこのバイクに乗っている間に、今一度この「試される峠道」に、このバイクとも走ってみたくなり、再訪してきたというわけだ。

 そんな数十年ぶりの道を経てたどり着いたのは、和田峠の茶屋。

 そこの駐車場に500円の駐車料金を払ってバイクを停め、そこから徒歩で、陣馬山山頂まで登り始めた。

 ここで、ちょっと、というか、かなり山を舐めていたのが私。普段山登りなんてしないもんだから、「30分程度の行程は大したことがないだろ」と高をくくっていたんだけど、甘かった。

 登り始めて10分もしないうちに、流れ出る汗、乾くのど。しかし、そんな事態になるとは全く想定しておらず、タオルも水も持たずに、ジーパン&ポロシャツだけの、近所のコンビニにでも行くかのような手ぶらスタイルで登っていた私。ビジュアル系山ガール以下の意識。汗拭きてー、水飲みてー、と思いつつ、それらを行うすべもないまま、ただただ必死に登る羽目になってしまった。いやー、軽装に過ぎた。

 それでも、何とか山頂にたどり着いた。平日午前ということもあって、山頂の人影はまばら。そこまで鬱蒼と茂っていた木々も、山頂周辺には生えておらず、360度見晴らしのいい環境は、非常に気持ちのいい場所だった。

 山頂の茶屋で、遠くに見える富士山を眺めながら、200円のラムネを飲みつつ、しばし休憩をした。麓よりも数度低い気温と、遮るもののない山頂に吹く風とで、疲れた体が癒される。生き返る。

 そこで、うーん、だいたい20分ほどかな、じっくりと休憩した後で、同じコースで下山。下りはだいぶ楽だった。

 山頂で見かけたり、登り降りの過程ですれ違った人々は、皆しっかりとした登山ルックの人ばかり。自分の軽装に場違い感を感じつつも、すれ違いざまに「こんにちわー」などと挨拶をしあって、それもまた気持ちのいい仕草だった。

 なお、マスクをしているような人は1人もいなかった。まぁ、そうだわな。登山中にマスクなんぞしてたら、マゾい心肺トレーニングになってしまう。

 帰りのバイク行は、相模原市側へ下っていくことにした。

 こちらの道路は、八王子市側に比べると、まだしも酷さが軽減されていて、坂の急さも緩やかなら、四輪車がすれ違えないほどの狭い区間も短かった。和田峠にアクセスしたいだけで、過酷な道をチャレンジしたい、というようなアトラクション性を求めないならば、相模原市側から行くのがおすすめだ。

 斜面を大方下りきったあとに続く、藤野の山村部というような道は、のどかながらも交通網の行き届いた、田舎道ツーリングの良い情緒が楽しめる、良い区間だった。

 やがてJR藤野駅付近の国道20号まで山を下りきると、そこから相模湖経由で東京方面に戻って、ツーリングを終えた。

 坂道チャレンジあり、山登りあり、山頂風景堪能あり、藤野のカントリーサイドツーリングあり、って感じで、短いながらも多様な要素のある、オモシロツーリングだったよ。