カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 6月1日(2008年)

 カーナビというものの便利さに酔った私は、勢いでバイク用のカーナビを導入してしまった。

 購入したカーナビは、RM-A4000という韓国製のバイク専用のもの。従来60,000円台、価格.comの最安値が48,000円ほどの品なんだけども、この商品はなぜか頻繁にヨドバシカメラで特価セールが行われていて、その機会を狙うと39,000で買えてしまう。今回私も、その「ヨド祭り」に乗って、こいつを手に入れた。

 こいつの特徴は、

 ・高い防水性
 ・Bluetoothヘッドセットで、案内音声を聞くことができる
 ・バイク用のステーが付属されていて設置が楽
 ・バッテリーの持ちがよく半日程度なら配線をしなくても使える
 ・安い

 といったところがある。特にBluetoothの音声発信は、今までバイク用のカーナビに見向きもしなった理由の大半に、「どうせ走行中に見る余裕はない」というものがあり、また、「バイクに乗っていては音声は聞こえない」「有線のイヤホンは邪魔くさい」というものがあった私にとっては、非常に大きな魅力に思え、購入に至ったのだ。

 で、早速設置して軽くその辺を小一時間、設定通りに走ったり、わざと間違えてリルートさせてみたりして試してみた。

 うん、いいね。カーナビというものはそういうものだろうけど、時々、地の利のある者からすると、トンチンカンな案内をすることがあるにはある。でも、それは知っている場所だからそう思うのであって、知らない場所では大きな威力を発揮してくれることだろう。また予想通り、走行中にカーナビを見る余裕は、全然なかったけど、逆に期待通りに、Bluetoothからの音声メインだけで、十分快適にナビゲーションされることが出来た。

 よーし、相変わらず盆栽バイクだけど、また一つ愛車が可愛くなったぞ。あとは走ってやるだけだけど・・・休日は実にだるいな!

日記: 3月15日(2008年)

 あったかい、暖かいぞ! ついに春が来たか!

 ってなわけで、春をおもわせる陽気に誘われるようにして、ひっさびさにバイクで遠出をしてきました!

 ・・・と言いたかったんだけども、その気になったのが午後1時。スタートが昼過ぎでは、大して遠くへ行くこともできないので、「道の駅どうし」を折り返し地点とした、道志みち往復ツアーでお茶を濁すことにした。本当は富士山まで行きたかったんだけど、いたしかたあるまい。

 で、まぁ、もういい加減レポートするのも面倒くさくなるくらい、このサイトでは新鮮味のないコースなので、特にあらためて言うことは、は、は、は・・・・・

 はくしょん!

 ・・・。

 ・・・こ、これは。

 全然想定してなかったんだけど、山道に入ると、目が痒いわ、鼻水出るわの大騒ぎになってしまった。いわゆる1つの花粉症の諸症状というやつに襲われてしまったようなのだ。

 ここ数年というもの、私にも少しずつ少しずつ花粉症の症状が見えてきていて、でもそんなにはっきりと自覚できるほどではなかったんだけど、今シーズンこそはついに本格的な自覚症状を伴いだしたらしい。というか、この時期の山道をバイク走行などという無謀な真似が、踏みとどまっていた軽症と重症の境を踏み越える、最後の一押しをしたと思しい。うわー、これはきついな。

 進む道の前後左右には、いかにも「絶好調で花粉出してます」といわんばかりの山々が連なっていた。周囲の高所に取り囲むようにして、敵(花粉)は陣取っているわけで、まさしく絶体絶命の布陣だ。そんな、これでもか、これでもかと花粉が降り注ぐであろう死地を、走ってきたのである。

 これでツーリングを満喫せよと言うほうが無理な話だ。花粉のせいで、走行中も景色を楽しむ、とか、走りを楽しむ、とかいうよりも、「はやく到着して目をこすりたい」というような雑念で、頭の中がいっぱいになってしまったのだ。ああもったいない。

 そんなわけで、久々のツーリング、久々の大自然の景色を、気分よく満喫したいのは山々だったんだけど、どうしても少し苦行のようなツーリングになってしまったのでした。

 でも、道志川で釣りに興じる人々を、ぼへーっと眺めている午後のひとときは、やっぱり心が休まってよかったかな。冬の間はどうしてもこもりがちだったけど、やはりこういう時間は大切だよなー、と再確認できただけでも、収穫があったと思おう。うむうむ。

日記: 12月2日(2007年)

 紅葉の山々を眺めに、道志みちを往復してきた。

 前回道志に行ったのは、今年の初夏6月中旬だった。あの頃はまだゼルビスに乗っていたので、今の愛車FZ6S2で行くのは初めてということになる。

 で、まぁ期待通り、道中の山道から見える、赤く黄色く色づいた秋の山々の風景はすばらしかったんだけど、残念なことに道中半ばにして頭痛を発症してしまった。本当は道志みちを山中湖まで抜けて、富士山を横目に中央道を駆け戻ってくる予定だったんだけど、おかげでそこまでいく気力がなくなってしまった。

 なので、道の駅「どうし」で豚汁をすすり、少し休憩をしてから、速やかに帰路に着いたのでした。あぁ、天気もそこそこ良かったし、まだ冬本番の寒さはなくて、でも冬特有の空気の透明感はあって、実にツーリング日和だったのに、残念だ。

 そろそろ身を切るような寒さの季節。しばらく我が愛車君も、近隣ラーメン屋めぐり専用機に身をやつすかもしれないなぁ。

日記: 10月8日(2007年)

 3連休信州ツーリング3日目。

 前日からの天気予報どおり、この日は朝っぱらから雨。観光どころではないので、速やかに雨の高速をひた走って帰ってきたよ。

 高速道路を雨の中走るのは、去年の初夏以来かな。でもあの時はレインスーツを着ていなくて、普通のスニーカーで、ヘルメットの手入れも行き届いてなかったけど、今回はそのあたりが完璧(?)なので、少し楽しみでもある。

 ということで、5年前に購入以来、1度しか使用していないレインスーツと、防水性能の非常に怪しいハイクシューズと、シールドを良く清掃し撥水スプレーを拭いておいたヘルメットに身を包み、雨の中帰路についた。

 で、うおーーーーーーーーーーーっと走る。

 途中は特に寄り道もせず、最短距離で帰宅。談合坂についたあたりで雨がぱっと止んだというのが、去年の初夏のツーリングとあまりに同じ展開でニヤリとしてしまったんだけど、あのへんの山が天気の境目になるのかな?

 装備の具合はといえば、レインスーツはほぼ完璧で、服がぬれるということはなかった。経年劣化を危惧したけど、問題なしだった。

 一方でハイクシューズのほうは全くもって防水能力がなかったな。全身の洋服の中で、靴下だけが唯一びしょぬれだった。まぁ、靴の表面からの浸水か、レインスーツとの境目からの浸水かはわからないけどね。

 シールドにかけたシールド用撥水スプレーは、あんまり効果がなかった。雨粒が水滴状にはじかれて、走行風で次から次へと吹き飛ばされる、という「自動車用撥水ワックスの通信販売の映像のような効果」を期待したんだけど、実際は雨粒が水滴にはなるけど風で吹き飛ばされはしない、という結果に終わった。ま、こんなものか。

 あまり経験のない雨中高速走行に、出発前は緊張していたんだけど、実際やってみるとそんなに大変なことでもなかったかな。気候的に酷暑だったり極寒だったりすると、服装制限がかかってくるレインスーツの運用がしんどそうだけど、この日くらいの気候なら、安全運転を心がければ、視界が悪いこと以外には(これがすごく危ないんだけど)、走行面での不安はあまりなかったよ。

 ってことで、2泊3日の・・・まぁ、ひたすら移動しただけの3日目はなしとして、実質は丸2日間ではあるんだけど、信州ツーリングが終了した。淡々と経緯を述べただけの本項では、今ひとつその走行中の開放感や自然との一体感がもたらす感動が伝わらないかと思うけど、実にいいツーリングになったよ。

 でも、デジタルジャンキーの私には2日間のデジタル隔離は少ししんどかったな!

 この旅行中、オートバイライダー阿部典史氏の逝去のニュースを知った。不幸な事故としか言いようがないけど、ご冥福をお祈りします。

 R.I.P.

日記: 10月7日(2007年)

 3連休信州ツーリング2日目。

 昨日はビーナスラインを走ったので、今日はメルヘン街道を走ろう。

 ってなわけでビーナスラインの南方を走る国道299号線に向かった。

 R299はこの近辺では、その景観の美しさからメルヘン街道と通称されている。いい大人が口に出して発音するには微妙なネーミングだけど、確かにその名に恥じない美しさのある道だ。・・・たぶん。私は期待して向かうことにした。

 ちなみにこのR299は、メルヘン街道と呼ばれている長野県の区域を通過し、さらに延々と進んでいくと、やがて以前の秩父ツーリングで紹介した、「道の駅果樹公園あしがくぼ」のほうまで到達する。うーん、あんな遠くまでつながっている同じ道路とは、到底思えないな。人間の開発力はすごいものだ。

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