作成者別アーカイブ: Nez/蝿

APT: 38日目

 体重: +1.7kg(前日比-0.2kg)
 運動: 38日目

 32~37までサボり。38日目。ノーマル。サボり明けに減っているという珍しいパターンに入った。暴飲暴食の日が、二日酔いの食欲不振の日で相殺されたとおぼしい。

 ちなみに30日チャレンジはあと1回で終了となる。約40日で全20回なので、2日に1回ペースということになりそうだ。

日記: 11月1日(2009年)

 到着したキャンプ場は、海まで徒歩3分。炊事場、コインシャワー、トイレ、極めて清潔。ウォシュレットまであり。場内電灯あり・・・という、節約を旨とすることの多いバイクツーリングで利用するにはやや高級すぎる、いわゆる高規格キャンプ場というところだった。1区画5000円というような、本来はファミリーキャンパー向けのキャンプ場だ。

 なんだけども、このキャンプ場ではその場内の一角を・・・というか、余ったスペースを、バイク用の区画としてテント1張2000円で使えるように用意されていた。2000円でもかなり高いけど、海至近というロケーションと、コース的に都合のよい立地、そしてなにより、バイクでは無縁だと思っていた高規格キャンプ場を覗き見るチャンス、ってことでここに陣を張ることにした。


どたばたと設営完了

 さて前回言ったように、夕方という明るさを通り越し、夜というべき時刻に到着したので、時間の猶予はない。完全な暗闇になる前に、テントを設営せねば。視界が悪い中、しかしテキパキと設営を進めていく。こういう場面では、「月明かりでも設営できる」がウリの我がテント、ムーンライト2型の実力が存分に発揮できた。設営自体にも、すっかり慣れた感じで、我ながら頼もしい。

 テントが無事設営できたら、もうやることはない。飯だ!

 そもそも「野外で1人焼肉宴会」を夢見てキャンプツーリングをはじめ、しかし過去2回とも雨にたたられたわけだけども、今回はついにこれを達成できた。感無量だ。


肉カモーン

 使用3回目で、だいぶ煤けてきたピラミッドグリル・コンパクトを組み立て、炭を熾す。同時に、ストーブとコッヘルと不思議なめし袋を使って、炊飯も開始だ。今晩のメニューは、肉、飯、酒。それだけ。潔い。

 10月末ともなると、日中はともかく、夜はやはり冷える。薄手のダウンジャケットを羽織って、万全の構えをとりつつ、1人宴会のスタートと相成った。

 たまに脇を通りかかるファミリーキャンパーの好奇の視線(被害妄想)を、鋼鉄の精神力でシカトしつつ、食い、飲み、食う。暗闇の中で、赤熱する炭火と焼かれる肉とを見つめながら、静かに飲食をしているそのイメージは、昔のネスカフェのCMのようで、妙なヒロイズムに浸ることができた。リアルモンハンだぜー!みたいな。ヒロイズムというよりもナルシズムかな。


道の駅で買ってきたペールエール

 黒ビール2缶、地ビールのペールエール1瓶、安物のブラックニッカの小瓶1つを空け、豚と鶏で合計400gほどの肉も食いつくし、大満足。この日は気持ちよくテントに収まって、ぐっすりと寝た。

 しかし。地獄はここからだった。

 翌朝の目覚めは、頭痛とともにきた。ガンガンガンガン。今まで飲酒でこんなに痛くなったことはない、というくらいの激しい頭痛に襲われた。また吐くほどではないものの微量に胃のムカツキも感じる。いわゆる二日酔いというやつになってしまったらしい。

 ろくに水分も取らずに、酒だけ飲み続けたのが敗因だったのだろうか。うーむ、普段飲みつけないで、イベント時にだけ飲む人間は、こういうときの加減が下手で困るよね。まぁ、私のことなんだけども。


朝の外房の砂浜

 ってことで、困った。出発することはおろか、テントの撤収作業すら億劫なほど痛い。今日は、勝浦の朝市を見に行くとか、九十九里浜沿いの道を気持ちよく走るとか、そんな素敵な予定に夢膨らませていたんだけど、もうそれどころではない。無理をして朝の海岸線を見に行ってみたけど、この日の観光的行動は、これが最初で最後になった(これ以降、写真はない。撮る余裕がない)。

 チェックアウトギリギリの11時までテントで寝込み、50%ほど回復したところでよろよろと出発した私は、「最短距離で東京に帰る」ということだけを目的に、コースを取った。

 本来の目的のひとつだった、そして実は一番期待していた九十九里浜沿いの道も、最短距離で東京へ向かうためには、その1/3程度を走っただけで抜けなければならない通過経路でしかなかった。苦渋の思いで海岸沿いから進路を東京に向け、東金道路を目指す。

 しかし私の体調は、そこで限界をむかえてしまった。なんとかたどり着いた福俵PAでバイクを止めた私は、倒れこむようにベンチにダウン。そこで仮眠を取ることにした。

 は!

 目が覚めると、暴風が吹き荒れていた。この日は、季節はずれの夏日だったらしく、絶好の行楽日和ではあったんだけども、その気温の大きな日較差が強風を生んでいた。私は眠りから目覚め、風の強さに一瞬呆然とした後で、大事なことに気が付いた。仮眠をとる際に、無造作にその辺においてしまった眼鏡と手袋がないのだ。

 これだけの暴風だ。きっと吹き飛ばされてしまったのだろう。

 破れかけの手袋はともかく、眼鏡はまずい。最悪の場合コンタクトレンズが荷物にあるから、頭痛に耐えてでも装用すればいいけど、それでも大事な眼鏡を失うのは痛い。車道で粉々になっている眼鏡の絵を想像して、青くなって周囲を見てみると、それは信じられない光景だった。

 私のバイクのシートバッグをくくっているゴムコードに、なぜか眼鏡と手袋とが風で飛ばないように挟み込まれていたのだ。

 おそらくは周囲を通りかかった誰かがそうしてくれたのだろう。なんという親切か。私は全く気が付かなかったのだけど、ということは逆の可能性を想像すれば、荷物を奪われていても気が付かなかったということでもある。最悪の事態と、実際に起こった事態との格差があまりにも大きく、感動してしまった。

 日本ってやつぁ、なんてすばらしい国なんだ! 福俵PAの親切な方、本当に有難うございました!

 体調もだいぶ復調し、親切に触れた嬉しさもあいまって、残りの帰路はさほど苦痛ではなかった。朝から何も口にしていないことを思い出し、市川PAで朝食兼昼食のミニカレーを食べて腹を満たし、そこからは一直線に我が家に帰っていったのでした。

日記: 10月31日(2009年)

 この週末は、千葉房総半島一周キャンプツーリングに行ってきた。


行程図

 これから冬が近づいてくるにつれ、キャンプツーリングは気温的に厳しくなってくると思われるので、これがきっと今年最後のキャンプになる。だからこれを今年のツーリングの集大成とすべく、気合を入れて出発した。

 首都高湾岸線から東関東自動車道、京葉道路、館山自動車道と、次々に高速道路を乗り継いでいく。ETC割引制度導入以降、サンデードライバーが激増していて、散々な目にあうことが多い高速道路のツーリングだけども、この日は首都高の一部区間以外は快適そのもの。市原SAで少し休憩をしただけで、あとはほぼノンストップで現地まで移動することができた。行楽シーズンも終盤だからかな?

 さて今回の第一の目的地は、「ばんや」だ。「ばんや」は保田漁協直営の海鮮レストランで、様々なメディアでも紹介されている超有名店。ここで海の幸を食するのが、今回の目的のひとつなのである。


込み合う店内

 私が「ばんや」に到着した時刻は11:30頃。混雑することで有名なので、行列に並ぶことを覚悟していたんだけど、運よく待ち時間ほぼゼロで着席することができた。1人だったから、隙間の空席にするっと入り込めたことも、プラスに働いたのかもしれない。でもその後10分も経ったころには、店の前には順番待ちの人々が、20~30人ほどひしめき合っていたので、ここは基本的には「並ぶ店」だと思ったほうがよさそうだ。そういうのが嫌いな向きにはオススメできない。

 壁の掲示板を見ると、刺身、煮魚、焼き魚、揚げ物、と様々な海鮮系のメニューの書かれた札が掲げられていた。ここの名物は、巨大なイカのかき揚げ丼とか、新鮮な刺身などらしい。しかしこの日の私は、どうしても焼き魚が食いたい気分だったので、マコカレイの塩焼き定食をオーダーすることにした。魚種の選択は、ただ単に「食べたことがなかった」というもの珍しさによるものだ。


食いかけスマヌ

 待つこと20分弱。混雑っぷりと、焼き魚という調理法があいまってか、だいぶ長めに待たされた後で、やっとマコカレイの塩焼きが到着した。マコカレイとはなんぞや? と思っていたんだけど、見た目は単なるカレイですな。そして食ってみての味も、実にカレイっぽいというか、淡白な白身魚だった。おいしいんだけども、淡白すぎて物足りないともいえる。これは揚げたり煮たりしたほうがうまい系統の魚だな。

 ぺろりと塩焼きを食い終えた私は、順番待ちで混み合う「ばんや」を速やかにあとにした。

 この混み合いには、ETC割引とアクアラインの値下げも、大きく影響しているのかもしれない。アクセスしやすくなった内房に行ってみよう、というアクアライン特需の流れの中では、目的地と定めるに実に適当な位置にある店なのだろう。店にしてみれば願ったりかなったりな僥倖だろうけども、私のようなETCのない身分としては、余計なことをしてくれたものだと思ってしまう。うへうへ。

 今日はこの後、内房の海沿いを南下し、そのまま最南端を通って、ぐるっと外房を北上して、キャンプ場に行く予定だ。下道をそこそこの距離進まなければならないので、頑張ろう。


道の駅でソフトクリームが好き

 走っていて目に付くのは、道の駅の豊富さだ。房総半島はやたらと道の駅の多い土地のようで、石を投げれば道の駅に当たる。そのくらい道の駅がある。ってことで、いくつかの道の駅に意味もなく立ち寄ったりしつつ進んでいった。中には残念な感じの活気のない道の駅もあったり、そうかと思うとそこから10分程度の距離ににぎやかで立派な道の駅があったりする。道の駅に土地の活性化を期待した地方自治体の苦労と、その成功失敗にまつわる悲喜こもごもが偲ばれた。

 南総の道では断崖の下や防風林の隙間から、チラチラと太平洋を横目にしながら進んでいくことになる。切り立った岩山がそのまま海中に没するような、急峻な地形のありようと、そこに波がぶつかり飛沫を上げる様子が、いかにも日本的で気分が出てくる。今までの私のツーリングキャリアは、そのほとんどが山ツーリングばかりだったので、海が見えるというだけでも、相当興奮してくるのだ。


野島埼灯台

 やがて房総半島最南端にそびえる、野島埼灯台にたどり着いた。

 この灯台はお金を払って中に入り、登ることができる。せっかく来たからには、有料と言えども登らないわけには行くまい。わずか200円を払って入場し、「階段とハシゴ」という原始的な手段で灯台の展望台まで登った。

 北の房総半島と、東西南の太平洋とを一望。うむ、いい景色だ。

 しかし実は、私はこういうところで長くは景色を楽しめないたちなんだよね。この日もざっと一望しただけでもう「よし、見終わった」という気分になってしまった。これは「見ること」そのものよりも、「見たことがある」という経験をこそ欲しているからなのかもしれない。我ながら興趣がない感じがするけど、そういう性向なのだから仕方がない。

 景色をざっと網膜と脳みそとに刻み込むと、それですっかり満足した私はさっさと灯台を出て、さっさと出発した。

 よし、今日の寄り道はここまでだ。後はひたすら外房の海岸線を北上し、キャンプ場を目指すぞ。

 鴨川(・・・といえばシーワールド)やら、小湊(・・・といえば三日月)やら、勝浦(・・・といえば朝市)やら、御宿(・・・といえば月の沙漠)やらといった、有名な外房の観光地を通り過ぎ、すっかり日が落ちて暗くなりつつある17:00過ぎに、やっとキャンプ場に到着した。

 しまった! 思ったより到着が遅くなってしまったぞ! 真っ暗になってしまっては、テントの設営がしんどい、急げ!

 (つづく)

日記: 10月30日(2009年)その2

 鉄拳6。

 率直に言ってハズした感が・・・。

 シリーズ6作目にして、ほぼ初体験の鉄拳シリーズなんだけど、複雑なんだか大味なんだか良くわからないな。たぶん、「複雑で把握できないから、テキトーにボタン連打プレイになるので、私にとっては大味」というのが正解のような気がする。画面は綺麗だったけどね。ま、なんにしても初回の感想としては、わけのわからんゲーム、だった。基本がわかってないので、わけがわかるまでには、非常に高い壁がありそうだよ。

 で、頑張ればわけがわかるようになるかもしれないんだけども、そこまで頑張るためのエサがあんまりないんだよなぁ。謎の着せ替え機能とかは、正直興味ナッシングだし。というか、やっぱりFIFA10と同時購入をしたのが失敗だったかもしれない。頑張る必要がより少ないほうに、まずは手が伸びてしまう。

 しばらくは封印&接待用になりそうだ。フヒヒ。

 あと、そうそう。最寄のゲーセンにもボーダーブレイクが設置されたので、いってやってきた。感想は前述した通りではあるんだけども、せっかくカードを作った以上は、せめて対人戦までやってみたい、と思ったのだ。んが、昨日投入した300円でも、まだ対人戦可能ランクまでは昇進できず。残念。でも、やっと剣が使えるようになったので、ズバズバ特攻プレイを楽しめたよ。

 これでトータル投入金額は1100円。対人戦への道は険しいな。

日記: 10月30日(2009年)

 昨日購入したソフトを、昨晩早速プレイした。

 まずFIFA10。FIFA09に比べて昨日の段階でわかった違いは、チームデータの年度更新以外には以下のような部分だ。

 ・バーチャルプロという「自分選手作成機能」がある
 ・バーチャルプロを使った「オンラインの20人戦」がある
 ・バーチャルプロを使った「クラブチーム戦」がある
 ・実在選手を使った「クラブチーム戦」がおそらくない

 見ての通り、「バーチャルプロ」なる自分のオリジナル選手作成&育成機能が、今作のキーとなっているように感じられた。オリジナル選手自体はFIFA09でも作れたけど、FIFA09においては「他のモードに付随する形」で選手作成があったものが、FIFA10では「各モードを超越した位置にある要素」として選手作成がある、というのが大きな違いのようだ。

 おそらくこれは前作の20人対戦の好評を受け、そのニーズを強化したものだと思う。本来FIFAシリーズなどは、「実在のチームを操る」というのがウリだったはずで、そうするとこんな機能は必要ないかに思われる。しかし、これが20人戦のようなオンライン対戦ツールとしての側面を持つと話は別になってきて、どうしてもそこにプレイヤーのアバター性が要求されるはずだ。だからそれに対応するために、バーチャルプロシステムを導入したんじゃないかな、と愚考する次第だ。

 これは、FIFA10は「実在チームシミュレータ」兼「仮想リーグ/チーム/選手の体験ツール」という2重の側面を持つようになったということだ。これはいいことではないかと思う。オンラインゲーマーとしては歓迎すべき事態だ。

 さて、そんな前振りをしておいてなんだけども、昨日はバーチャルプロ機能はほとんど体験せずに、ひたすら野良で、「実在選手を操る20人戦」を楽しんだ。時期を逃して購入したFIFA09とは違って、FIFA10は発売間もないためにプレイヤーが実に豊富にいてくれて嬉しい。2chの対戦スレッドの部屋にいる人たちと、ノンストップで4戦ほども、レベルの高い、途中抜けのない、GK以外はプレイヤー、という20人戦を遊ぶことができた。これは09で望んでも1回もできなかったことなので、非常に楽しかったよ。

 ただ、発売1週間が過ぎている、ってこともあるし、前作までをやりこんだ人、ってのもいるしで、個々の実力差が顕著なように感じられた。腕前的にほぼ最下層の私は、悲しいかな限りなく空気と化してしまっていて、さぞやウザかったことだろうなぁ。2ch起源の部屋ということで、あんまりヘボいと何を言われたもんか怖いことだし、やるからには頑張らねば、というのがちょっと気重かもしれないな。

 話がFIFAだけで長くなってしまったので、鉄拳6(あまり言うことがない)等については、別エントリーにしよう。