日記: 4月5日(2024年)

 グルメ回。

 本日の主役は写真のブツ。李錦記の叉焼醤だ。

 2か月ほど前に買って、あれやこれやと利用して、なくなりかけるところまで使い込んだので、ここらでレビューの真似事をしよう。

 そもそもこの商品を買ったのは、中華料理屋で出るような、真っ赤なチャーシューやローストチキンのようなものを自宅で作りたかったからだった。

 あの甘辛い味は大好きなんだけど、どうやって作っているのかは、割と謎な部類の料理だった(いや、調べればわかるけど)。

 あれは中華料理屋独特のもので、あくまでも「お店で食べるものカテゴリ」のもので、家庭で再現するようなものではなく、いつでも手軽には味わえない、といったものだと決めつけていた。

 そう思っていたところで見つけたのがこの商品だ。え? あの味がご家庭で? 本当に?

 ってことで買ってみたわけ。

 結論から言うと「いい商品だけどやはり簡単にお店の味になるものではない」というようなところだったんだけども、以下、試したこととともに、感想を述べていこう。

 【豚バラブロック】

 まずは王道の豚バラチャーシューにトライ。叉焼醤にはちみつとオレンジジュースを混ぜた液体に豚バラブロックを漬け込み、オーブンで焼いた。

 出来上がったものは、おいしいけどお店のものとは違う、という雰囲気。

 まず色が全然違う。当たり前だけど、中華料理屋のチャーシューには食紅がたくさんついてるんだよな。それがないから当然赤色が圧倒的に弱く、支配的な色彩は明らかに茶色だ。ただ味のほうは、深みのある甘さがついていて、お店の味とはまた違うものの、家庭で出すのも難しいような、複雑なおいしさにはなってくれていた。おいしいはおいしい。かなり。

 焼きながら何度か漬けダレを塗りなおすなど、さらに手間暇をかけてたれの味を強調すると、よりおいしくなった。

 【鶏モモ肉】

 同様の漬けダレで、鶏モモの一枚肉を漬け込んで、今度は魚焼きグリルで焼いてみた。バカウマ。

 こちらも焼きながら何度か漬けダレを塗りなおすなど、さらに手間暇をかけるとよりよくなった。

 【牛切り落とし肉】

 同様の漬けダレを焼肉のたれの要領で、牛切り落とし肉にもみ込み、中華鍋で炒めた。バカウマ。

 【豚小間切れ肉】

 同様の漬けダレを焼肉のたれの要領で、豚小間切れ肉にもみ込み、中華鍋で炒めた。バカウマ。

 【結論】

 中華料理屋で出るような真っ赤なチャーシューを再現するのは難しいものだった。

 が、その一方で、単純に「肉全般に複雑な甘辛中華味をつける調味料」と割り切って見た場合、かなりレベルの高い、どんな肉にでも合う、有用な調味料でもあった。トータルで見て80点は固い。

 唯一の難点は値段かな。Amazonで1000円強。ちょっと注文をためらえる値段をしている。

 とはいえ、一瓶約400g入りで、肉200gを炒めるのにせいぜい20-30g、大きな肉を漬け込む場合でもその倍くらいしかつかわないから、使い切るまでにはかなりの回数分ある。ちゃんと使い切れれば、損はしないと思われる。

 私は結構気に入ったよ。使い終わってすぐに、とは言わないけど、そのうちリピあります。これ。

日記: 4月2日(2024年)

 新しくPC用ゲームパッドを購入した。

 購入したのはサンワサプライの400-JYP62UBKX

 写真の通り、前面6ボタンの「HORIのファイティングコマンダー」ライクの廉価ゲームパッドだ。

 購入に至った経緯は、ザ・クルー:モーターフェスで使用したかったからに他ならない。

 車ゲーなら、数年前にせっかく買ったハンコンがあるだろう? 使わんのか? という気がしなくもないわけだけども、ザ・クルーは自動車だけではなく、飛行機になったり船になったりすることもあって、ハンコンだと逆に遊びにくいんだよな。それで「このゲームはゲームパッドが最適解では」と常々思っていたのだ。

 また、家庭用ゲーム機からアーケード、そしてPCへと私のゲームのメインステージが変化してきたことで、ゲームパッド操作そのものに縁遠いゲームライフが長年続いていたわけだけど、近年ではNintendo Switchで頻繁にゲームを遊ぶようになったおかげで、セガサターン以来のゲームパッドにも、遅まきながら再び親しみ始めている(極々短期間のPSPや3DSなどもあったけど)。そういう個人的事情も、新しいゲームパッドを購入してみよう、という考えに至った大きな要因になった。

 で、どうせ買うのであれば、たぶん使うことはないと思うけど、スト6にも対応できるやつがいいな、ってことで前面6ボタンの、このゲームパッドにした次第だ。

 使用感はなかなかいいですな。

 安価ながらボタンの節度感はまずまず。これといったキャリブレーションの悪さもなく、少なくとも最低限度の品質はクリアしている。

 今のところ難点は2つ。

 1つは、グリップが角ばっていて、力んでプレイする時間が長くなってくると、手のひらが少しだけ痛んでくること。私のゲームライフは短時間傾向が進んでいるので、現状ではそんなに表面化している問題ではないけど、またゲーム中心の日々が戻ってきたら、支障をきたすことになるかもしれない。

 もう1つは、たまにRB(というのかな?)の押下時にわずかな引っ掛かりが発生するということ。これは個体差かもしれない。内部にバリでもあるのかな。

 ともあれ、トータル的にはコスパのいい買い物をしたな、という気分でいる。

 あとは耐久性かな。特にアナログスティック部分の耐久性がいかほどか。それが問題だ。

TCM: リバリーで愛車を再現しよう

 購入した車両の外観をカスタムした。

 テーマは、リアル愛車の外見に近づける、だ。

 といってもそんなに大したことはできないので、「車体色」「ボンネットストライプ」「サイドライン」の3つを近づける作業をしただけだ。

 ザ・クルー:モーターフェスには、リバリーというデカールを自作するような機能があるので、それで再現していった。

 まずは屋根の色。白い巨大なデカールを張っておしまい。

 続いてボンネットストライプ。これも白いデカールを適当な形状にして斜めに張っておしまい。位置や太さは、現車の写真と見比べて、目分量で設定した。

 ボンネットストライプはリバリーの設定上は「上面」と「前面」に分かれているので、1本あたり2つのデカールで構成されている。

 最後にサイドライン。これがちょっと問題だった。

 ラインを引くこと自体はただ細長い四角形を張るだけだから簡単なのだけど、ラインの経路をどうするかで少してこずったのだ。

 というのも、現車だとラインは、「ヘッドライトの3/4ほどの高さのふち」「ミラーの下」「ドアハンドルの上」「給油口の中心」あたりを通る。でもこのゲームの構造だと、これらすべてを満たすラインが存在しないのだ。微妙なモデルの再現度の甘さのせいだろう。

 ということで、いろいろと妥協して写真のような「ヘッドライトの3/4ほどの高さのふち」「ミラーの下」「ドアハンドルの」「給油口の」というラインを引いておくことにした。

 あとはカスタマイズパーツで、オーバーフェンダーとドアミラーをつけて、だいぶ私のリアル愛車に近づけることに成功した。ベースがどうやらマーク2のクラシックミニだったのが、かなり助かった。私の愛車はマーク2タイプのオーバーライダーを装着しているので、もともと顔が似ていたのだ。

 ってなわけで、誰一人として興味がない、私だけのこだわりを満足させることができた。これで「当面レース場への行き来にしか使われない愛車」がいい感じになったぞ。うむうむ。

TCM: プレイリストをこなしてミニを買う

 プレイリストをどんどんこなす。

 ・・・というのがこのゲームの序盤の基本的な遊び方のようなので、それを忠実に実践している。

 私がまず最初にプレイしたのは、Hawaii Scenic Tourというプレイリストだった。

 「のんびりドライブをしながら、ハワイの観光名所を紹介してあげよう」というような趣旨の、ハワイ州観光局の手先のようなプレイリストだ。

 そういうゆるい趣旨のプレイリストなので、クリアのためのタイムリミットや順位のノルマはほとんどなく、どのイベントも、ただ完走しさえすればクリアできるものばかりだった。

 というか、このHawaii Scenic Tourに限らず、このゲームの多くのプレイリストは、どうやらそういうものらしい。ドラテクが原因でプレイリストがこなせず、詰む、投げる、というレースゲームでありがちな展開を、極力生まないように配慮されている。

 極限までエンジョイ勢向け。ストイックなプレイは好きな人だけエンドゲームでやればいい。という割り切った態度は、いっそすがすがしい。

 Hawaii Scenic Tourの話に戻ると、観光ドライブはまあまあ楽しくはあった。ただ、レース中にいろいろと、観光名所についての情報を教えてくれるのはうれしいんだけど、英語音声+日本語字幕という形式だと、レース中に字幕を読むのは相当難しく、なかなか情報を吸収できない、というのが残念だった。

 ちなみにこの現象は、ほかのプレイリストでも起こり続ける、このゲームの大きな問題点だったりする。プレイリストでテーマとなっている車についての面白そうなウンチクや、レースの攻略上のヒントのような、是非とも聞きたい情報が、しかしなかなか読み取れない。惜しい。

 Hawaii Scenic Tourの次にプレイしたのは、Made in Japanというプレイリストだ。

 まだまだ海外のモーターシーンでは、JDMの90年代風カーカルチャーが根強い人気なのだろうか。親日色の強いハワイがテーマということもあって、日本車や日本のカーカルチャーにフォーカスしたプレイリストが、目立つポジションに堂々と置かれている。

 こちらは「3位以内に入れ」というような競争をさせるレースがまだしも多くて、そこそこに遊びごたえがあった。レース自体は簡単ではあったし、いつも通りのネオンギラギラな勘違い日本風ではあったけど、日本車がフォーカスされているのは、日本人として気分が悪いものではなかったし、日本のカーカルチャーについての興味深いウンチクも多々あって(あまり読めなかったけど)、面白かった。

 で、こうしてプレイリストをこなしたところ、お金がかなりたまったので、そのお金で念願のクラシックミニを購入した。

 クラシックミニを購入すると、HOLLYWOOD ACTIONというプレイリストを遊べるようにもなったので、それもサクッとコンプリートしておいた。

 英国車のクラシックミニを買ったのに、なんでHOLLYWOOD ACTIONやねん、アメリカやんけ、と思ったけど、映画「ミニミニ大作戦」をインスパイアしているから、ということのようだった。「ミニミニ大作戦」はアメリカのパラマウント映画の配給・・・なら、まぁ、しゃーなしか。勘弁したるわ。

 このプレイリストでは「カーアクション映画を撮ろう」というテーマで、クラシックミニをはじめ、数々の「絵になる車」を乗り継ぎながら、基本的には「完走すればいい」系のドライブレースをこなすことになった。テーマが違うだけで、Hawaii Scenic Tourと同系統のプレイリストだったな。

 ってことで、なかなかにハワイでのドライブライフを楽しんでいるよ。

 前回のエントリーでも述べたけど、いまだに「用意された車でのレース」ばかりなので、愛車への愛着とかが薄いのが不満点。レース会場までは愛車でいくが、会場では用意された他人の車、というカーライフ。

 これがずっと続くのだろうか。む。

TCM: 少し走ってみての感想

 購入後3時間くらいプレイした。

 まず演出というか背景設定について。

 これは、ほとんど前作のザ・クルー2と同じかな。カー・ショー的なお祭りイベントを明るく楽しもう、そのお祭りのためにオアフ島全土を盛り上げているぞ、っていう設定。シリアスなワイスピ的ストーリー演出のあった、第1作のようなノリではない。能天気なパリピ感全開だ。

 次に本作のキーともいえるマップについて。

 これは思ったより手狭で、残念かもしれない。オアフ島だけが舞台だから、ある程度の狭さは仕方がないけど、それでも「ちょっと小さすぎるオアフ島だな」という印象を持った。

 狭さだけではなく、アメリカ全土が舞台だった前作までなら許せたような、市街地の大幅なディフォルメが、今作でも起こっているのもややがっかり。道路や縮尺の「完全再現」まではもちろん求めないけど、せめてワイキキ周辺くらいは、もう少しリアルに作りこんでほしかったかなぁ。

 カラカウア通りには、ランドマーク的な有名ホテルはおろか、それを模したものすらほとんどなかったし、デューク像もたぶんなかったし、カピオラニ公園や動物園もほぼなかった。ダイアモンドヘッドも謎のクレーターになっている。ディフォルメするにも限度がない? って感じだ。ハワイがなじみ深い日本人には、特にそう思われるんじゃなかろうか。

 写真は、そんな残念なワイキキ周辺でも、かろうじて原型に近かった、アロハタワーでの1枚だ。まぁ、雰囲気のあるところは一応あるんだけどね。もっともっと多くの場所をこだわってほしかった。このシリーズは舞台装置こそが最大の売りなんだから、そこだけは手を抜いちゃあダメだろう。

 ユーザーインターフェースは、前作に比べてかなり改善した気がする。前作は本当にインターフェースが直感的じゃなくて、「どうやってゲームを終了させるのかもわからない」というレベルの問題があったけど、今作はそういうことはなかった。すぐになじめた。

 レースも、私は「中くらいの難易度」「オートマ」で遊んでいるんだけど、それだと「1、2回走ればとりあえずクリアできる」程度の簡単さ。ちょうどいい。今作からは、Forza Horizon 4でもあったような、カーブでの減速マーカーも出てくれるようになっていて、より一層プレイしやすい。ガチ勢がどう思うかはわからないけども、私にはよい変更点だった。

 ライフスタイルというかプレイサイクルは、前作と同様に設定されているようだった。

 ジャンルごとのレースがマップ上に点在しているので、好きな順番にその場所までドライブをして、レースに参加する、というのが、日常のプレイの軸になる。それに加えて、これまた前作と同じように、マップ上に点在しているFEAT(ミニチャレンジ)や写真撮影クエストが点在しているので、自由にこなしていく。そうやって地図上をどんどん「達成済みのチェック」で埋めていく。という感じ。

 そして、それぞれをこなせば、車両やパーツ、アバターの服装を購入するためのお金や、レベルアップのための経験値、改造パーツが手に入るというのも前作通りだ。

 オープンワールドRPGで、各地のクエストやミニクエストをこなし、レベルや装備を上げるのと、構造的には同じ。そういうRPG的な要素が、このシリーズで好きなところだから、変わらずにいてくれてよかった。

 さて、そんな第一印象のザ・クルー:モーターフェス。

 とりあえず今は、チュートリアル的なレースをこなしているところだ。

 チュートリアル的なレースだからなのか、まだ「決まった車両をレンタルして走る」というレースでしか遊べていない。いろいろなジャンルの車両を経験できて、これはこれでいいんだけど、早く自分の愛車でレースに参加したいものだ。

 自分の愛車で走ることのできる、現状唯一の環境であるドライブモードでは、写真にも写っているマツダMX-5を、今は暫定的にお気に入り設定している。これは前作からインポートした、前作の思い出の初期車両だ。

 MX-5でしばらくチュートリアルをこなし、資金をためて、クラシックミニを購入する、というのが最初の目標だ。

 ゆるりと走っていこう。